木 -2-

cicciさんのアカウント
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順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | berry | 8222 | 神 | 8.3 | 98.0% | 200.3 | 1680 | 33 | 45 | 2025/05/17 |
2 | HAKU | 8071 | 神 | 8.2 | 97.7% | 206.4 | 1705 | 39 | 45 | 2025/05/27 |
3 | kkk | 7877 | 神 | 8.0 | 97.4% | 210.6 | 1704 | 45 | 45 | 2025/05/26 |
4 | おっ | 7865 | 神 | 8.1 | 97.1% | 208.0 | 1685 | 49 | 45 | 2025/05/22 |
5 | HAKU | 6902 | S++ | 7.1 | 96.4% | 237.9 | 1704 | 62 | 45 | 2025/05/18 |
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問題文
(きょうめんがこちらにむいたじょうたいでぴたりととめる。)
鏡面がこちらに向いた状態でぴたりと止める。
(「だれもいないもりのおくできがたおれた。そのきのまえにはかがみがおかれていた。)
「だれもいない森の奥で木が倒れた。その木の前には鏡が置かれていた。
(そのかがみに、たおれるしゅんかんはうつっているかどうか」)
その鏡に、倒れる瞬間は映っているかどうか」
(これははじめてきいた。)
これは初めて聞いた。
(とりあえずいめーじしてみる。)
とりあえずイメージしてみる。
(もりのおく。くちかけたき。きのまえのかがみ。)
森の奥。朽ちかけた木。木の前の鏡。
(かがみにはさゆうぎゃくのすがたになったきがうつっている。)
鏡には左右逆の姿になった木が映っている。
(きがたおれる。かがみのなかのきもたおれる。)
木が倒れる。鏡の中の木も倒れる。
(たおれたき。)
倒れた木。
(だれもいないもりのおくで。)
だれもいない森の奥で。
(わかった。)
分かった。
(「どうかんがえてもうつってます。おととおなじですよ。)
「どう考えても映ってます。音と同じですよ。
(ひとがみてなかろうが、うつっているとかんがえるのがしぜんです」)
人が見てなかろうが、映っていると考えるのが自然です」
(それをきいたししょうがにやりとわらう。)
それを聞いた師匠がニヤリと笑う。
(そしてどこからかきりんのにんぎょうをだしてきて、かがみのまえにおいた。)
そしてどこからかキリンの人形を出してきて、鏡の前に置いた。
(みたことがある。さいきんでまわってるしょくがんかなにかだ。)
見たことがある。最近出回ってる食玩かなにかだ。
(「どうだ。なにがうつってる」)
「どうだ。なにが映ってる」
(かがみのまえに、きりんがこちらにおしりをむけてたっている。)
鏡の前に、キリンがこちらにお尻を向けて立っている。
(そしてかがみのなかではきりんがこちらにかおをむけてたっている。)
そして鏡の中ではキリンがこちらに顔を向けて立っている。
(「きりんです」)
「キリンです」
(「そうだね」)
「そうだね」
(ししょうはきりんをつついてころばせた。)
師匠はキリンをつついて転ばせた。
(かがみのなかのきりんもたおれる。)
鏡の中のキリンも倒れる。
(なにがしたいんだろう。)
なにがしたいんだろう。
(ししょうがいたずらをかくしているようなひょうじょうでおれのかたをたたき、ちょっとずれろ、)
師匠がイタズラを隠しているような表情で俺の肩を叩き、ちょっとずれろ、
(というじぇすちゃーをするので、こしをうかしてすわっているばしょをかえた。)
というジェスチャーをするので、腰を浮かして座っている場所を変えた。
(かがみのしょうめんからごじゅうせんちくらいみぎにいどうしたことになる。)
鏡の正面から五十センチくらい右に移動したことになる。
(「どうだ、なにがうつってる」)
「どうだ、なにが映ってる」
(かがみにむかうと、ななめからみることになるので)
鏡に向かうと、斜めから見ることになるので
(とうぜんうつっているけしきがかわっている。)
当然映っている景色が変わっている。
(「ぞうです」)
「ゾウです」
(いつのまにおいたのか、ひだりてのほうにぞうのにんぎょうがたっていて)
いつのまに置いたのか、左手の方にゾウの人形が立っていて
(それがかがみのなかにうつっている。)
それが鏡の中に映っている。
(「じゃあもっとこっち」)
「じゃあもっとこっち」
(ししょうはさらにおれのすわるいちをみぎにすらいどさせた。)
師匠はさらに俺の座る位置を右にスライドさせた。
(「なにがうつってる」)
「なにが映ってる」
(こんどはかなりきょうめんのかくどがきつくなり、みにくくなっているが、)
今度はかなり鏡面の角度がきつくなり、見にくくなっているが、
(わにがうつっているのがわかる。)
ワニが映っているのが分かる。
(「わにです」)
「ワニです」
(そうこたえたしゅんかん、なんだかふしぎなくうかんにまよいこんだようなさっかくがあった。)
そう答えた瞬間、なんだか不思議な空間に迷い込んだような錯覚があった。
(あれ?)
あれ?
(どうしてわにがうつっていていいんだろう。)
どうしてワニが映っていていいんだろう。
(ひだりてがわをみると、たしかにかがみにうつっているあたりにわにのにんぎょうがおかれている。)
左手側を見ると、確かに鏡に映っているあたりにワニの人形が置かれている。
(なのに、きみょうないわかんがからだのうちがわからわきだしてきた。)
なのに、奇妙な違和感が身体の内側から湧き出してきた。
(ぽん、とかたにてがおかれてびくりとする。)
ポン、と肩に手が置かれてビクリとする。