剣道の話 -3-
師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
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| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | berry | 7642 | 神 | 7.8 | 97.5% | 291.4 | 2284 | 57 | 57 | 2026/03/05 |
| 2 | subaru | 7617 | 神 | 7.9 | 96.5% | 290.9 | 2299 | 83 | 57 | 2026/03/05 |
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問題文
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(なかにわらしいほうにめんしたまどから、ひかりのすじがのびてどうじょうのゆかをてらしている。)
中庭らしい方に面した窓から、光の筋が伸びて道場の床を照らしている。
(てんじょうがたかい。)
天井が高い。
(ししょうのうごきにあわせて、きゅっ、きゅっ、というこきみよいおとがひびく。)
師匠の動きに合わせて、キュッ、キュッ、という小気味良い音が響く。
(きのにおいがする。)
木の匂いがする。
(けんどうか。)
剣道か。
(やったことはないし、めのまえでみるのもはじめてだった。)
やったことはないし、目の前で見るのも初めてだった。
(なかまちさんがじっとししょうのあしはこびをめでおいかけている。)
中町さんがじっと師匠の足運びを目で追いかけている。
(なぜかそのくびのうごきがけげんそうにかしげられているようにみえた。)
なぜかその首の動きが怪訝そうに傾げられているように見えた。
(おれはふあんになった。)
俺は不安になった。
(ししょうがほんとうにけんどうなどできるのか、というふあんだ。)
師匠が本当に剣道など出来るのか、という不安だ。
(そのみちのひとのまえではじをかくのはみたくなかった。)
その道の人の前で恥をかくのは見たくなかった。
(しかしししょうはへいぜんとそのしせんをうけながしている。)
しかし師匠は平然とその視線を受け流している。
(やがてあしをとめ、おれのすぐとなりにおいてあったどうぐぶくろのほうへちかづいてきて)
やがて足を止め、俺のすぐ隣に置いてあった道具袋の方へ近づいてきて
(しないをふくろからとりだした。)
竹刀を袋から取り出した。
(そこへなかまちさんからこえがかかる。)
そこへ中町さんから声が掛かる。
(「うちこみくらいはしておいたほうがいいでしょう」)
「打ち込みくらいはしておいた方がいいでしょう」
(ししょうはまようようなひょうじょうをみせたが、ゆっくりとうなずいた。)
師匠は迷うような表情を見せたが、ゆっくりと頷いた。
(「あ、もとだちやりますよ」)
「あ、基立ちやりますよ」
(おくですぶりをしていたしょうねんがこちらにやってくる。)
奥で素振りをしていた少年がこちらにやってくる。
(ししょうはどうぐぶくろをあけ、ぼうぐをとりだした。)
師匠は道具袋を開け、防具を取り出した。
など
(そばによると、おこうのにおいがした。ぼうしゅうのためだろうか。)
そばに寄ると、お香の匂いがした。防臭のためだろうか。
(たれと、どうと、めんと、こて。)
垂れと、胴と、面と、小手。
(ししょうはそれらをじゅんばんにみにつけていく。)
師匠はそれらを順番に身に着けていく。
(なんだか、めのまえでししょうではないべつのなにかにかわっていくようだった。)
なんだか、目の前で師匠ではない別の何かに変わっていくようだった。
(かんぜんぶそうをとげたししょうはふっと、いきをつくとしないをてにとり、)
完全武装を遂げた師匠はふっと、息をつくと竹刀を手に取り、
(どうじょうのなかほどへすすんでいった。)
道場の中ほどへ進んでいった。
(おなじかっこうのおとこのこもそちらへむかう。)
同じ格好の男の子もそちらへ向かう。
(「うちこみでいいですか。それともかかりですか」)
「打ち込みでいいですか。それとも掛かりですか」
(「いや、ごかくでたのむ」)
「いや、互角で頼む」
(めんのおくからそんなことばがでてくる。)
麺の奥からそんな言葉が出てくる。
(いっしゅんはっとしたようなふんいきがもうかたほうのめんからもれたきがした。)
一瞬ハッとしたような雰囲気がもう片方の面から漏れた気がした。
(けれどすぐにしょうねんはしないをかまえ、)
けれどすぐに少年は竹刀を構え、
(「わかりました」とげんきなこえをはりあげた。)
「分かりました」と元気な声を張り上げた。
(たがいにれいをしたあと、ふたつのしないがおとをたててこうさした。)
互いに礼をしたあと、二つの竹刀が音を立てて交差した。
(おお、とこえがもれてしまう。どうやらしあいけいしきのけいこのようだ。)
オオ、と声が漏れてしまう。どうやら試合形式の稽古のようだ。
(に、さんどうちあったかとおもうと、がつんとにぶいおとをたてて)
二、三度打ち合ったかと思うと、ガツンと鈍い音を立てて
(ふたりのからだがぶつかる。)
二人の身体がぶつかる。
(「うぉーっ」というすさまじいこえがししょうからあがり、おれはおもわずびくりとする。)
「ウォーッ」という凄まじい声が師匠から上がり、俺は思わずビクリとする。
(それにこおうして「きょぇぇーっ」というかんだかいこえがもうかたほうからあがる。)
それに呼応して「キョェェーッ」という甲高い声がもう片方から上がる。
(そのはくりょくにおれはこしがひけてしまった。)
その迫力に俺は腰が引けてしまった。
(おいおい。ほんとにけんどうやってるよ。)
おいおい。ほんとに剣道やってるよ。
(そんなまぬけなかんそうがあたまにわいてくる。)
そんな間抜けな感想が頭に沸いてくる。
(もしかしてししょう、つよいんじゃないか。)
もしかして師匠、強いんじゃないか。
(そうおもいながらみつめていると、いつのまにはひかえしつからでてきたきょうすけさんが、)
そう思いながら見つめていると、いつの間には控え室から出てきた京介さんが、
(かべぎわをとおまわりしながらおれのそばへやってきた。)
壁際を遠回しながら俺のそばへやってきた。
(はかまをひるがえしてすとんとしせいよくこしをおろす。せすじがきれいにのびている。)
袴を翻してストンと姿勢良く腰を下ろす。背筋が綺麗に伸びている。
(しせんはどうじょうのまんなかでしないをあわせているふたりへむけられている。)
視線は道場の真ん中で竹刀を合わせている二人へ向けられている。
(おれはよこめできょうすけさんのかおをうかがう。)
俺は横目で京介さんの顔を伺う。
(「どうですか」)
「どうですか」
(「・・・・・なにが」)
「・・・・・なにが」
(まえをむいたままだ。)
前を向いたままだ。
(「かてますか」)
「勝てますか」
(「このふたりのしょうはいか」)
「この二人の勝敗か」
(「いえ・・・・・」)
「いえ・・・・・」
(きょうすけさんが、ししょうに、です。)
京介さんが、師匠に、です。
(そういおうとすると、さえぎられた。)
そう言おうとすると、遮られた。
(「みてればわかるよ」)
「見てればわかるよ」