罰ゲーム

(さいじょうかいでみおろしている)

最上階で見下ろしている

(さいしゅうかいがてまねいている)

最終回が手招いている

(とうしんだいのあいをうたって)

等身大の愛を歌って

(さべつぼうりょくみないふりして)

差別 暴力 見ないフリして

(ながいものにまかれるどうし)

長い物に巻かれる同士

(つがいになってとびさっていく)

番になって飛び去っていく

(だれかにあいされたくて)

誰かに愛されたくて

(だれもにこびへつらって)

誰もに媚び諂って

(いつだってかおがゆがんでいる)

いつだって顔が歪んでいる

(きえちまえ)

消えちまえ

(だいきらいきみがきらい)

大嫌い 君が嫌い

(きみがだいきらいきみがきらい)

君が大嫌い 君が嫌い

(だれもかれもにわらいかけている)

誰も彼もに笑いかけている

(あのこはだれ)

あの子はだれ

(だいきらいきみがきらい)

大嫌い 君が嫌い

(どうせいつかはうらぎられるんだよ)

どうせいつかは裏切られるんだよ

(ああ)

ああ

(じんせいとかいうばつげーむ)

人生とかいう罰ゲーム

(さいじょうかいでみおろしている)

最上階で見下ろしている

(もういっぽとてまねいている)

もう一歩と手招いている

(えきこうないのしゃったーまえで)

駅構内のシャッター前で

(きれそうなこきゅうがあった)

切れそうな呼吸があった

(せんせいぼくもおなじでした)

先生、ボクも同じでした

(ぼくだってめをそらしていた)

ボクだって目をそらしていた

(うすすぎてあなぼこひらいたせいぎかんなんかじゃ)

薄すぎて穴ぼこ開いた 正義感なんかじゃ

(だれひとりだってさすくえやしないようだ)

誰一人だってさ 救えやしないようだ

(もうやめた)

もうやめた

(だいきらいぼくがきらい)

大嫌い ボクが嫌い

(ぼくがだいきらいぼくがきらい)

ボクが大嫌い ボクが嫌い

(ばかとほこりはひとつになるんだよ)

バカと埃はひとつになるんだよ

(おまえのことだ)

お前のことだ

(だいきらいきみがきらいな)

大嫌い 君が嫌いな

(ぼくなんかがいちばんいやになるんだ)

ボクなんかが一番嫌になるんだ

(ああ)

ああ

(じんせいとかいうばつげーむ)

人生とかいう罰ゲーム

(ねむいめをこすってでも)

ねむい目をこすってでも

(よまされてきたきょうかしょは)

読まされてきた教科書は

(じつはさかさまでしかもはりぼてで)

実は逆さまで しかもハリボテで

(こんなじんせいはもうやめてしまいたいな)

こんな人生はもうやめてしまいたいな

(だいきらいきみがきらい)

大嫌い 君が嫌い

(きみがだいきらいきみがきらい)

君が大嫌い 君が嫌い

(きらいきらいであふれかえっている)

キライキライで溢れ返っている

(じんせいさんか)

人生讃歌

(だいきらいきみがきらい)

大嫌い 君が嫌い

(ぼくがきらいみんなきらい)

ボクが嫌い みんな嫌い

(しにたくない)

死にたくない

(いきていたくもない)

生きていたくもない

(このすべてがばつげーむ)

この全てが罰ゲーム

(もうゆるしてよ)

もう許してよ