涙目のアリス

(ほしもとじこめるふかいびるのかげまるででぐちのないもりだね)

星も閉じ込める　深いビルの影　まるで出口のない森だね

(ともだちはいてもなぜかさびしくていつもえがおがうそをつくわ)

友達はいても　なぜか寂しくて　いつも笑顔が嘘をつくわ

(こころのどこかにあなたがいることもうむしできないけど)

心のどこかに　あなたがいること　もう無視できないけど

(がらすのあめがふるゆめをうばうくらいにおもいでまでかぎをかけて)

ガラスの雨が降る　夢を奪うくらいに　思い出まで鍵をかけて

(だれにもわからないいたみだきしめるまちひとりだけでこわれてゆくよなみだめのままで)

誰にもわからない痛み抱きしめる街　ひとりだけで壊れてゆくよ　涙目のままで

(ざわめきでうまるかふぇににげこめばこえもなくしてしまいそうだ)

ざわめきで埋まる　カフェに逃げ込めば　声も失くしてしまいそうだ

(なんでもないきょりたにんのまなざしいつかじぶんもわすれさせる)

なんでもない距離　他人のまなざし　いつか自分も忘れさせる

(あいたいくせしてあわないあなたにまたむりばかりしてる)

会いたいくせして　会わないあなたに　また無理ばかりしてる

(がらすのあめがふるすべてまぼろしのようむなしさだけそばにおいて)

ガラスの雨が降る　すべて幻のよう　空しさだけそばに置いて

(みえないときめきをつよくだきしめるほどひとりだけでふるえているよ)

見えないときめきを　強く抱きしめるほど　ひとりだけで震えているよ

(なみだめのままで)

涙目のままで

(がらすのあめがふるゆめをうばうくらいにおもいでまでかぎをかけて)

ガラスの雨が降る　夢を奪うくらいに　思い出まで鍵をかけて

(だれにもわからないいたみだきしめるまちひとりだけでこわれてゆくよなみだめのままで)

誰にもわからない痛み抱きしめる街　ひとりだけで壊れてゆくよ　涙目のままで