十八話「モノクロ」

帽子君 黒い帽子を被った格闘家。月やゾンビ化巨人を倒した。
モノクロ 洗脳事件の黒幕。その剣技は本物。
超人 波動使いで、ロボットや太陽・鉄之助等を倒した。
黒騎士 剣士。鬼や閻魔大王・ゾンビの王などを倒した。
銃使い ガンマンで最年少。人喰いや不細工玉等を倒した。
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問題文
(えれべーたーがうごきだしたおとこよにんはせまくるしい)
エレベーターが動き出した。男四人は狭苦しい。
(えれべーたーないの10というすうじにひかりがついた10かいにつきましたよ)
エレベーター内の10という数字に光がついた。「10階に着きましたよ」
(えれべーたーがひらくとそこにあったのはおおきなくろいたまだった)
エレベーターが開くと其処にあったのは大きな黒い球だった。
(おくからだれかがでてきたまちわびたぞむせんのうしゃ)
奥から誰かが出てきた。「待ちわびたぞ、無洗脳者」
(でてきたのはかおがくろとしろのけんしぼすのものくろだった)
出てきたのは顔が黒と白の剣士、ボスのモノクロだった。
(すがたがみえたしゅんかんぜんいんがせんとうたいせいをとったおもいはひとつやつをころす)
姿が見えた瞬間全員が戦闘態勢をとった。思いは一つ「奴を殺す」
(ここでひとつこのくろいたまはあのよとつながるかけはしだたいりょうのたましいをいれたからな)
「ここで一つこの黒い球はあの世と繋がる架け橋だ。大量の魂を入れたからな」
(すでにこのはしはかんせいしているきさまらのさんにんをこのなかにほうりこむ)
「既にこの橋は完成している。貴様らの三人をこの中に放り込む」
(そしてひとりはこのわたしがてをくだすものくろがいいおわった)
「そして一人は…この私が手を下す」モノクロが言い終わった。
(できるもんならなっくろきしがこうそくできりかかるじゅんびをした)
「出来るもんならなっ!」黒騎士が高速で斬りかかる準備をした。
(そうはさせないよものくろがかたなをそらへむけた)
「そうはさせないよ」モノクロが刀を空へ向けた。
(そのしゅんかんくろいたまからくろいひかりがあふれだしたさんにんがすいこまれる)
その瞬間黒い球から黒い光が溢れ出した。三人が吸い込まれる。
(のこっていたのはぼうしくんとものくろだけだった)
残っていたのは帽子君とモノクロだけだった。
(ひとつきかなければいけないことがあるぼうしくんがしんけんなかおでいった)
「一つ聞かなければいけないことがある」帽子君が真剣な顔で言った。
(おまえかつらぎだろへえよくしっているね)
「お前…『桂木』だろ」「へえ…よく知っているね」
(ぼうしくんがひとがかわったようにものくろになぐりかかった)
帽子君が人が変わったようにモノクロに殴り掛かった。
(ぼうしくんのこぶしとものくろのかおがぴかりとひかった)
帽子君の拳とモノクロの顔がピカリと光った。
(ぼうしくんはこぶしをふったものくろはとびあがってさけた)
帽子君は拳を振った。モノクロは跳び上がって避けた。
(いかりにみをまかせるとよわくなるぞものくろがぼそりといった)
「怒りに身を任せると弱くなるぞ」モノクロがぼそりといった。
(ばしゅっぼうしくんのさわんはいともかんたんにきられた)
バシュッ 帽子君の左腕はいとも簡単に斬られた。
(がくからあせがふきだすがぼうしくんははんげきのぱんちをくらわせた)
額から汗が噴き出すが帽子君は反撃のパンチを食らわせた。
(ものくろはすこししりぞいていったちからをこめずにこのいりょくかかおだとしんでたかも)
モノクロは少し退いていった「力を籠めずにこの威力か。顔だと死んでたかも」
(だからといってたすけるわけでもないがぼうしくんはさけるためにとんだ)
「だからと言って助けるわけでもないが」帽子君は避けるために跳んだ。
(だがそれまでよまれていたかたながぼうしくんのもものあたりをぶったぎった)
だが、それまで読まれていた。刀が帽子君の腿の辺りをぶった切った。
(あしがきられたぼうしくんはじめんにはいつくばるしかなくなった)
脚が斬られた帽子君は地面に這いつくばるしか無くなった。
(するとぼうしくんのからだがうきはじめたこのままほっといてもしぬけどな)
すると帽子君の体が浮き始めた。「このままほっといても死ぬけどな」
(かせなんてきこえないぞかえせだからきこえないっちゅうの)
「か…せ」「何て?聞こえないぞ」「…返せ」「だから聞こえないっちゅうの」
(かおりをかえせへえおぼえてるんだ)
「香織を返せ!」「へえ。憶えてるんだ」
(おぼえていないはずがないだろぼうしくんがこぶしをにぎりしめていった)
「憶えていないはずがないだろ!」帽子君が拳を握り締めて言った。
(もういいよおまえばいばーいものくろがはきすてるようにいった)
「もういいよ。お前。バイバーイ」モノクロが吐き捨てるように言った。
(ものくろはういているぼうしくんのまえにかたなをしょうかんした)
モノクロは浮いている帽子君の前に刀を召喚した。
(かたなはぼうしくんのふくぶをつらぬいたぼうしくんはにくしみのこもったかおでものくろをみていた)
刀は帽子君の腹部を貫いた。帽子君は憎しみの籠った顔でモノクロを見ていた。
(ぼうしくんはかたなごとかべのほうへおされていきかべがこわれてしたへらっかしていった)
帽子君は刀ごと壁の方へ押されていき、壁が壊れて下へ落下していった。
(ぼうしくんはしたをみたあとすうめーとるだ)
帽子君は下を見た。あと数メートルだ。
(するとぼうしくんのなかでひとつのきおくがながれた)
すると帽子君の中で一つの記憶が流れた。
(たーくんもっとおくいこうようん)
『たーくん!もっと奥行こうよ』『うん!』
(ごさいのときもりであそんでまいごになったときのおもいでだった)
五歳の時、森で遊んで迷子になった時の思い出だった。
(そらがくらくなってきてかおりがなみだめになっている)
空が暗くなってきて香織が涙目になっている。
(ちょっとこわいよたーくんはなにばんそうこうをはったこどもがかばんをあさりだした)
『ちょっと怖いよ。たーくん』鼻に絆創膏をはった子供が鞄を漁りだした。
(ちいさなくっきーをみつけておとこのこがいっただいじょうぶだからいっしょにたべよ)
小さなクッキーを見つけて男の子が言った。『大丈夫だから、一緒に食べよ』
(ばめんがきりかわりまどからかおりのいえをみていた)
場面が切り替わり、窓から香織の家を見ていた。
(ちゅうさんのなつやすみおもいだしたくもない)
中三の夏休み…思い出したくもない。
(おまえしかいないよなかつらぎゆうとさかうらみでかおりをつきとばしたのは)
お前しかいないよな「桂木優斗」逆恨みで香織を突き飛ばしたのは。
(おまえのぴあすをかおりがにぎってたからな)
お前のピアスを香織が握ってたからな。
(さいごにみえたけしきはまっしろなはいけいだった)
最期に見えた景色は真っ白な背景だった。
(ふりむくとかおりがいためがうるんでいる)
振り向くと香織が居た。目が潤んでいる。
(わたしのためにがんばってくれてありがとたーくん)
「私のために頑張ってくれてありがと。たーくん」
(ものくろはこわれたかべからしたをみたぼうしくんのしたいがあった)
モノクロは壊れた壁から下を見た。帽子君の死体があった。
(なんでえがおなんだよきもちわるいなものくろがつぶやいた)
「なんで笑顔なんだよ。気持ち悪いな」モノクロが呟いた。