オヤシラズノヨウニ/森崎博之

(おとなになんかなりたくはないと)

大人になんかなりたくはないと

(たばことさけけんかによあそび)

タバコと酒　ケンカに夜遊び

(こころひらけないししゅんきのころ)

心開けない思春期の頃

(いえないひみつもふえました)

言えない秘密も増えました

(おとうさんみたいなひとになれって)

「お父さんみたいな人になれ」って

(かあさんあなたはいいました)

母さん　アナタは言いました

(みちあやまってなぐられて)

道　あやまって殴られて

(きづけばおやじのせをぬいていた)

気づけば親父の背を抜いていた

(ｏｈまるでおやしらずのように)

Oh　まるで親知らずのように

(ｏｈこっそりかかえたなやみとこうかい)

Oh　こっそり抱えた悩みと後悔

(ｏｈいつまでそんなところにいるのかい)

Oh　いつまでそんなトコロにいるのかい

(ｏｈそろそろおれくいしばれ)

Oh　そろそろ俺くいしばれ

(ころんでもはいあがれ)

転んでも這い上がれ

(ぬかれてもまだはえてこい)

抜かれてもまだ　生えてこい

(まいとしとしをとりながら)

毎年トシを取りながら

(おれはいつまでぬけがら)

俺はいつまで抜けがら？

(だれもしらないじぶんの)

誰も知らない自分の

(おくにめばえたひめごと)

奥に芽生えた秘め事

(たとえはみだしものでも)

たとえはみ出しものでも

(うしろゆびをさされても)

後ろ指をさされても

(おやしらずのようにおれは)

親知らずのように　俺は

(いつまでもひとりきりうたってる)

いつまでも一人きり唄ってる

(ふるいだいありーの１ぺーじ)

古いダイアリーの１ページ

(はずかしいぽえむにほほえむ)

恥ずかしいポエムに微笑む

(なんどもかかれたあのこのいにしゃる)

何度も書かれたあのコのイニシャル

(にがいおもいでがみにしみる)

苦い思い出が身にしみる

(ｏｈまるでおやしらずのように)

Oh　まるで親知らずのように

(ｏｈいつのまにそだったあいじょう)

Oh　いつの間に育った愛情

(ｏｈあきらめわるいのはおやじゆずり)

Oh　あきらめ悪いのは親父ゆずり

(ｏｈむぼうなこいはわらわれますか)

Oh　無謀な恋は…笑われますか？

(おんなのしりをおいながら)

女の尻を負いながら

(おれのはーとはぬけがら)

俺のハートは抜けがら

(まじでこいしたときだけ)

マジで恋した時だけ

(どうしてゆうきがでないの)

どうして勇気が出ないの？

(ざせつとなみだをくりかえし)

ザセツと涙をくり返し

(やぶれかけのじゃけっとひるがえし)

破れかけのジャケットひるがえし

(おやしらずのようにおれは)

親知らずのように　俺は

(いつまでもひとりきりうたってる)

いつまでも一人きり唄ってる

(ぬけぬけおやしらず)

抜け！抜け！親知らず！

(ｏｈまるでおやしらずのように)

Oh　まるで親知らずのように

(ｏｈこっそりかかえたなやみとこうかい)

Oh　こっそり抱えた悩みと後悔

(ｏｈいつまでそんなところにいるのかい)

Oh　いつまでそんなトコロにいるのかい

(ｏｈぬかれてもはえてこい)

Oh　抜かれても　生えてこい