五月雨
歌詞に入り混じる色が綺麗ですね。力強い曲調です。
雨の日に聴きましょう。
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歌詞(問題文)
(よごれたさたのゆくすえに)
汚れた沙汰の行く末に、
(せつなのまどろみを)
刹那のまどろみを。
(こころのしんしゅいろにそまって)
心の芯、朱色に染まって、
(そらであざけるぐんじょうせおっていた)
空で嘲る、群青背負っていた。
(しょかひるさがり)
初夏。昼下がり。
(むくわれないほんとうのねがいが)
報われない本当の願いが
(ゆめかうつつかねてかさめてか)
夢か現か、寝てか覚めてか、
(ほうこうひょうろうくりかえす)
彷徨、漂浪、繰り返す。
(あわべにいろさくやえざくら)
淡紅色咲く八重桜、
(うつうつとみあげればそら)
鬱々と、見上げれば空。
(むらくもおおいかくしなまりいろ)
群雲覆い隠し、鉛色。
(ああぬるいつぶてせなかたたく)
嗚呼、ぬるいつぶて背中叩く。
(さあさみだれわれのみをぬらし)
さあ、五月雨、我の身を濡らし、
(とがでひたしごうをながしてほしい)
咎で浸し、業を流して欲しい。
(よごれたさたのゆくすえに)
汚れた沙汰の行く末に
(せつなのまどろみを)
刹那のまどろみを。
(うつろうひがひいろにそまって)
うつろう陽が緋色に染まって、
(ひどくたいらなみなもにしずんでいった)
酷く平らな、水面に沈んでいった。
(もっかくれあいどき)
目下。暮れ合い刻。
(あいいれないうきよとおのれが)
相入れない浮世と己が
(うそかまことかじもんかさねて)
嘘か誠か、自問重ねて、
(れっとうじょうとうかぶりふる)
劣等、上等、頭振る。
(ゆうやみにしろくやまぼうし)
夕闇に白く山法師、
(しゅくしゅくとみあげればそら)
粛々と、見上げれば空。
(むらくもおおいかくすあいさびいろ)
群雲覆い隠す、藍錆色。
(ああぬるいつぶてせなかたたく)
嗚呼、ぬるいつぶて背中叩く。
(さあさみだれわれのみをぬらし)
さあ、五月雨、我の身を濡らし、
(しでんはなちやみをながしてほしい)
紫電放ち、闇を流して欲しい。
(よごれたさたのゆくすえに)
汚れた沙汰の行く末に、
(せつなのまどろみを)
刹那のまどろみを。
(なきつかれひきずるよいに)
泣き疲れ、引き摺る宵に、
(ゆるりうかぶあのおぼろづき)
ゆるり、浮かぶあの朧月。
(あけるきょうすてたきのうも)
明ける今日、捨てた昨日も、
(すべてわすれきえてゆきたい)
全て忘れ、消えてゆきたい。
(なあさみだれあかつきをぬらし)
なあ、五月雨、暁を濡らし、
(かげをとかしわれをてらしてほしい)
影を溶かし、我を照らして欲しい。
(よごれたこのてをみちづれに)
汚れた此の手を道連れに、
(せつなのまどろみを)
刹那のまどろみを。
(さあさみだれわれのみをぬらし)
さあ、五月雨、我の身を濡らし、
(とがでひたしごうをながしてほしい)
咎で浸し、業を流して欲しい。
(よごれたさたのゆくすえに)
汚れた沙汰の行く末に、
(せつなのまどろみを)
刹那のまどろみを。