おとぎばなしのように
吉澤 ずっと志帆ちゃんのことばかり考えてて、お母さんにも「志帆ちゃんはね、こういう経験をしてきてね」って話したり。勝手に志帆ちゃんの心の中を旅しているような時間で、それは私にとってすごく幸せな時間だったんですよね。勝手ながら「ひさしぶりに誰かを思いやる気持ちだけで曲を書いてる」という感覚があって。私も南波志帆という人に夢を見ている1人だという自覚はあるんですけど。
南波 いやあ、ありがたいですね。
南波 書いてくれたのはかよぽんだけど、自分の言葉として歌えるし、歌うたびにこみ上げてくるものがあります。私は中学3年生でデビューして、そのときどきで壁にぶつかってはもがいて、大変なこともたくさんありましたけど、そのときどきの自分がなんとかバトンをつないできたから今の自分があるんだなって。かよぽんが書いてくれた歌を通して、過去の自分にも改めて感謝できたというか。このタイミングで、こんなに特別で素敵な歌を作っていただけたことが、これからの人生にとっても宝物になるんだろうなって……今話しながら泣きそうになっちゃいましたけど(笑)。
吉澤 ひさしぶりに、誰かを思いやる気持ちだけで曲が書けました。歌うことは背負うことと似ている気がします。この曲は、みんなよりもさきに大人にならざるを得なかった美少女が、すべてをひきつれて舞台で微笑む物語です。結局はわたしも、南波志帆に夢を重ねる一人に過ぎないけれど、ひとときの間、しほちゃんの心を旅したような素敵な時間を体験しました。わたしは、しほちゃんの言葉も好きなので、作詞の方も楽しみにしております。
関連タイピング
歌詞(問題文)
(おとぎばなしのようにおしまいはないのよ)
おとぎ話のように お終いはないのよ
(きらめくせかいでしなさだめのしょうたいむ)
きらめく世界で 品運命のショウタイム
(つめたいかぜがぴしゃりとはだをうつ)
つめたい風が ぴしゃりと肌を打つ
(じょうねつをもつほどにつめたさかんじるの)
情熱をもつほどに つめたさ感じるの
(だれかのうそがちくりとむねをさす)
誰かの嘘が ちくりと胸を刺す
(ほんとのことばねがうたびにいたいの)
ほんとの言葉 願うたびに痛いの
(たたかうことになれてしまっても)
戦うことに 慣れてしまっても
(このてでちゃんとむかえたいからみらいのわたしを)
この手でちゃんと迎えたいから 未来の私を
(おとぎばなしのようにおしまいはないのよ)
おとぎ話のように お終いはないのよ
(きらめくせかいでしなさだめのしょうたいむ)
きらめく世界で 品運命のショウタイム
(おとぎばなしのようにおしまいはないのよ)
おとぎ話のように お終いはないのよ
(だれよりもはやくおとなになっちゃったの)
誰よりも早く 大人になっちゃったの
(いつもちいさなひかりにみちびかれて)
いつもちいさな光に導かれて
(ずいぶんとおくとおくあるいてきたね)
ずいぶん遠く遠く歩いてきたね
(ゆめのあとにはいくつものざんぞう)
夢のあとには いくつもの残像
(くちびるかんでなみだこらえたしょうじょのわたしが)
くちびる噛んで涙こらえた 少女の私が
(なかないでいるからちゃんとみててね)
泣かないでいるから ちゃんと見ててね
(まだなにもしらないいつかのうたごえにかさねて)
まだ何も知らない いつかの歌声に重ねて
(おとぎばなしのようにああ)
おとぎ話のように ああ
(きらめくせかいにまだみとれていたい)
きらめく世界に まだ見惚れていたい
(おとぎばなしのようにおしまいはないのよ)
おとぎ話のように お終いはないのよ
(きらめくせかいでしなさだめのしょうたいむ)
きらめく世界で 品運命のショウタイム
(きらめくせかいでわたしわらってるわ)
きらめく世界で 私 わらってるわ