アイル

(しょうさんなんてなくたってかまわない)

勝算なんてなくたって構わない

(たどりつきたいばしょがあるから)

辿り着きたい場所があるから

(しょうさんだってなくたってかまわない)

賞賛だってなくたって構わない

(かおをあげてみちなきみちをゆくんだよ)

カオを上げて道なき道をゆくんだよ

(ゆくてはばむやまのなかを)

行く手阻む山の中を

(くりぬいてむこうがわへ)

くり抜いて向こう側へ

(すうびょうかんだけみえたうみの)

数秒間だけ見えた海の

(すいへいせんきらりとひかった)

水平線キラリと光った

(しりたいことがやまのようにあって)

知りたいことが山のようにあって

(しらないことがうみのようにあるの)

知らないことが海のようにあるの

(めのまえにあいたとんねるをぬけたら)

目の前に空いたトンネルを抜けたら

(ほらまたひとつ)

ほらまたヒトツ

(そんなくりかえしずっと)

そんな繰り返し　ずっと

(しょうさんなんてなくたってかまわない)

勝算なんてなくたって構わない

(たどりつきたいばしょがあるから)

辿り着きたい場所があるから

(まわりみちはちょっとにがてだよ)

回り道はちょっと苦手だよ

(てをのばしてみちなきみちをつくるんだ)

手を伸ばして道なき道を作るんだ

(ひやりくらいみちのうえに)

ひやり暗い道の上に

(あしおとがふたつひびいた)

足音がフタツ響いた

(いつかそれぞれのみちへと)

いつかそれぞれの道へと

(たびだつそのひがくるまで)

旅立つその日が来るまで

(きみがまよったらあたしがてをひこう)

きみが迷ったらあたしが手を引こう

(あたしがまよったらきみがてをひいて)

あたしが迷ったらきみが手を引いて

(いまあるいているとんねるをぬけたら)

今歩いているトンネルを抜けたら

(ほらまたひとつ)

ほらまたヒトツ

(みちがひらけるよとおくまで)

道が拓けるよ　遠くまで

(しょうさんなんてなくたってかまわない)

勝算なんてなくたって構わない

(たどりつきたいばしょへゆくため)

辿り着きたい場所へ行くため

(さかみちはちょっとじゃまだから)

坂道はちょっと邪魔だから

(いきをとめてうみのそこへももぐるんだ)

息を止めて海の底へも潜るんだ

(なんじゅうおくねんつづいたせかいだって)

何十億年続いた世界だって

(だれもみたことのないけしきを)

だれも見たことのない景色を

(なんかいだってまよったってかまわない)

何回だって迷ったって構わない

(あたしだけのみちのさきで)

あたしだけの道の先で

(しょうさんなんてなくたってかまわない)

勝算なんてなくたって構わない

(たどりつきたいばしょがあるから)

辿り着きたい場所があるから

(しょうさんだってなくたってかまわない)

賞賛だってなくたって構わない

(むねをはってみちなきみちをすすむんだ)

胸を張って道なき道を進むんだ

(すすむんださきへ)

進むんだ　先へ・・・