哀戦歌

(はなびらまうしずかなまちに)

花びら舞う静かな街に

(きょうもばんかがながれます)

今日も挽歌が流れます

(とおいとおいむかしのはなし)

遠い遠い昔の話

(いのちをかけたわかものは)

命をかけた若者は

(ふるえるそのてでぶきをもち)

震えるその手で武器を持ち

(しらないまちをすすみゆく)

知らない街を進み行く

(ああともよ)

ああ～友よ

(なさけはひとのため)

情けは人の為

(うたがわず)

疑わず

(ふりむかず)

振り向かず

(ふるさとをわすれず)

ふるさとを忘れず

(そんなはなしをねっとやあにめさらにはうわさできいたけど)

(そんな話をネットやアニメ、さらには噂で聞いたけど)

(せんそうなんてしらないぼくらは)

戦争なんて知らない僕らは

(せんそうのことなんてかたれない)

戦争のことなんて語れない

(せかいじゅうのひととねっとげーむでうちあい)

世界中の人とネットゲームで撃ち合い

(きょうもぼくはしんだ)

今日も僕は死んだ

(せんそうなんてしらないぼくらは)

戦争なんて知らない僕らは

(へいわのいみすらよくわからない)

平和の意味すらよくわからない

(そんなぼくのいまのねがいといえば)

そんな僕の瞬間(いま)の願いといえば

(あしたきみとはなせるといいな)

明日キミと話せるといいな

(とおいとおいむかしのはなし)

遠い遠い昔の話

(かくごをきめたわかものは)

覚悟を決めた若者は

(せいぎをまもるさだめなのか)

正義を守る宿命(さだめ)なのか

(えがおもわすれきえていく)

笑顔も忘れ消えていく

(ああははよ)

ああ～母よ

(あなたをまもります)

あなたを守ります

(なかないで)

泣かないで

(いつのひか)

いつの日か

(ふるさとかえります)

ふるさと帰ります

(そんなはなしをがっこうのせんせいがいってたきがするけど)

(そんな話を学校の先生が言ってた気がするけど)

(せんそうなんてしらないぼくらは)

戦争なんて知らない僕らは

(せんそうのことなんてかたれない)

戦争のことなんて語れない

(わすれちゃいけないかことおとなはいうけれど)

忘れちゃいけない過去と大人は言うけれど

(しらないほうがいいこともある)

知らないほうがいい事もある

(せんそうなんてしらないぼくらは)

戦争なんて知らない僕らは

(せいぎのいみすらよくわからない)

正義の意味すらよくわからない

(そんなぼくのいまのなやみといえば)

そんな僕の瞬間(いま)の悩みといえば

(きのうまえがみきりすぎたかな)

昨日、前髪切りすぎたかな

(せんそうなんてしらないぼくらは)

戦争なんて知らない僕らは

(へいわのいみすらよくわからない)

平和の意味すらよくわからない

(そんなぼくのいまのねがいといえば)

そんな僕の瞬間(いま)の願いといえば

(あしたきみとはなせるといいな)

明日キミと話せるといいな

(きづけばめのまえにろうじんがたっていた)

気付けば目の前に老人が立っていた

(いつものようにせきをゆずろう)

いつものように席を譲ろう