怖い話《壁と話す男》
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問題文
(さんかげつほどまえのはなしなんですが、ざんぎょうがおわってかいしゃをでようと)
三か月ほど前の話なんですが、残業が終わって会社を出ようと
(えれべーたーにのろうとしたら、おとこがいたんですよ。うしろむきで。)
エレベーターに乗ろうとしたら、男がいたんですよ。後ろ向きで。
(えれべーたーにひとがいてもおどろかないけど、)
エレベーターに人がいても驚かないけど、
(うしろむきでのっているひとははじめてみたのでちょっとおどろきました。)
後ろ向きで乗っている人は初めて見たのでちょっと驚きました。
(いっしゅんとまどってのろうかまよったんですが、けいじぶつみてるとかだったらしつれいだし、)
一瞬戸惑って乗ろうか迷ったんですが、掲示物見てるとかだったら失礼だし、
(みたいなつまらないきをつかってのりました。)
みたいなつまらない気を遣って乗りました。
(なにやらぶつぶついっているのでせなかむけたくねえとおもって)
なにやらブツブツ言っているので背中向けたくねえと思って
(かべをせにしてよこにぽじしょんきーぷ。)
壁を背にして横にポジションキープ。
(よこめでちらっとみたら、ちょくりつしせいのまま)
横目でちらっと見たら、直立姿勢のまま
(かべまで10cmくらいまでかおちかづけててふんぬのぎょうそう。)
壁まで10cmくらいまで顔近づけてて憤怒の形相。
(おにのようなかおってのはまさにあのことですよ。)
鬼のような顔ってのはまさにあのことですよ。
(なむさんとなえながらはやくいちかいついてといのってました。)
南無三唱えながら早く一階着いてと祈ってました。
(8かいなのでしたまでけっこうじかんがかかります。)
8階なので下まで結構時間がかかります。
(「だーかーらー、きさまがいうか!ぼけ!」)
「だーかーらー、貴様が言うか!ボケ!」
(「お、お、おおれのせいか!?あ?」みたいな。)
「お、お、お俺のせいか!?あ?」みたいな。
(ぶつぶつっていうかもうどなってますよね。)
ブツブツっていうかもう怒鳴ってますよね。
(まだ6かいかよ・・・とかいちかいいちかいいやなあせかきながらかぞえてました。)
まだ6階かよ・・・とか一階一階嫌な汗かきながら数えてました。
(ようやういちかいについてそそくさとにげたんですが、)
ようやう一階に着いてそそくさと逃げたんですが、
(はなれてからえれべーたーみるとおとこはおりていないようすでした。)
離れてからエレベーター見ると男は降りていない様子でした。
(そのよくげつくらいに、またそいつにあったんです。)
その翌月くらいに、またそいつに会ったんです。
(こんどはちかろうかでかべとはなしてました。)
今度は地下廊下で壁と話してました。
(それからひんぱんにそいつをみるようになって、)
それから頻繁にそいつを見るようになって、
(とうとうじぶんのいえのきんじょにまであらわれるようになりました。)
とうとう自分の家の近所にまで現れるようになりました。
(やばい、ねらわれてる?とひざがくがく)
やばい、狙われてる?と膝ガクガク
(たまたまゆうじんとあるいていたときにそいつがいたので)
たまたま友人と歩いていた時にそいつがいたので
(「またいるよ、あいつ」といったところゆうじんが)
「またいるよ、あいつ」と言ったところ友人が
(「だれ?」と。)
「誰?」と。
(そこでかべとはなしてるやつだよ、といってもだれもいないじゃないか、と。)
そこで壁と話してるやつだよ、と言っても誰もいないじゃないか、と。
(そこではじめてこのよのものじゃねえときづきました。)
そこで初めてこの世のモノじゃねえと気付きました。
(そういえばかいしゃのえれべーたーでみたときも1じすぎてたしな、となんだかなっとく。)
そういえば会社のエレベーターで見た時も1時過ぎてたしな、となんだか納得。
(ゆうれいならさされることもないだろうとぎゃくにあんしんしました。)
幽霊なら刺されることもないだろうと逆に安心しました。
(そしたら、とうとういえのどあのまえにあらわれました。)
そしたら、とうとう家のドアの前に現れました。
(どあとはなしてるからどああけられないし、いったんにげようとこんびにへ。)
ドアと話してるからドア開けられないし、一旦逃げようとコンビニへ。
(もどったらいませんでした。)
戻ったらいませんでした。
(つぎのひはいえのなかにあらわれた、れいぞうことはなしてました。)
次の日は家の中に現れた、冷蔵庫と話してました。
(いえにはでないとおもってたので、さすがにこわくて)
家には出ないと思ってたので、流石に怖くて
(きっちんのしおふってみましたがこうかなし。)
キッチンの塩振ってみましたが効果なし。
(あきらめてねようとしてもどなりごえがうるさくてねむれない、すっかりねぶそくですよ。)
諦めて寝ようとしても怒鳴り声が煩くて眠れない、すっかり寝不足ですよ。
(むかついたので「うるせんだよてめえ!きえろ!」)
ムカついたので「うるせんだよてめえ!消えろ!」
(みたいにどなりつけてしまいました。)
みたいに怒鳴りつけてしまいました。
(でもつぎのひねてたらかおのまんまえにあらわれてぶつぶつ。)
でも次の日寝てたら顔の真ん前に現れてブツブツ。
(もうせいしんてきにかなりまいってたんだとおもいます。)
もう精神的にかなり参ってたんだと思います。
(「なんなんだよてめえ!おれがなにかしたか?ふざけんなよ!」)
「なんなんだよてめえ!俺が何かしたか?ふざけんなよ!」
(などとそいつがあらわれるたびにどなりました。)
などとそいつが現れる度に怒鳴りました。
(それでね、あるひそれをゆうじんにみられまして)
それでね、ある日それを友人に見られまして
(「おまえかべとはなしてたよ・・・」と。)
「お前壁と話してたよ・・・」と。
(ああ、なんかがてんがあった。)
ああ、なんか合点があった。
(そういうことか。)
そういうことか。
