Gazer/時速36㎞

(くらいよるをとんでいるかんかくと)

暗い夜を飛んでいる感覚と

(どろへおちてまざるようなかんかくが)

泥へ落ちて混ざるような感覚が

(どうじにあってめちゃくちゃでどのひかりもほしにみえた)

同時にあってめちゃくちゃでどの光も星に見えた

(ほんとうらしいもんをつかもうとてをのばしてからぶってもまだ)

本当らしいもんを掴もうと手を伸ばして空ぶってもまだ

(かってにしんじたきもちがからだにねつだけをのこした)

勝手に信じた気持ちが身体に熱だけを残した

(けずるようにしていきをはいた)

削るようにして息を吐いた

(つもっていくそいつにたってめをこらしていた)

積もっていくそいつに立って目を凝らしていた

(かんたんなことをわざとむずかしくしてきたおれにだけみえる)

簡単なことをわざと難しくしてきた俺にだけ見える

(すたーあんたがだれかはしらないが)

STAR あんたが誰かは知らないが

(なあおれのめじるしでいてくれないか)

なぁ 俺の目印でいてくれないか

(しんじたもののかちなんてかってにつけるしかないならさあ)

信じたものの価値なんて勝手につけるしかないならさぁ

(おれだけのほしでいてくれないか)

俺だけの星でいてくれないか

(たいくつのかずだけふみけしたはいでやけたくつぞこが)

退屈の数だけ踏み消した 灰で焼けた靴底が

(どこへあるいてもうずくまってもあのいやなかんじをおぼえている)

どこへ歩いてもうずくまってもあの嫌な感じを覚えている

(じっとみあげてみつけたえたいもしれないひかりを)

じっと見上げて見つけた 得体も知れない光を

(おってみようときめたんだそれだけであしはうごいた)

追ってみようと決めたんだ それだけで足は動いた

(きっとなにをめじるしにしたってあああるくのはいつだってこわいね)

きっと 何を目印にしたって あぁ 歩くのはいつだって怖いね

(それでもなんかおれたちはつもったはいをけとばしてく)

それでもなんか俺たちは積もった灰を蹴飛ばしてく

(すたーそこでみていてくれないか)

STAR そこで見ていてくれないか

(いまのこりのいのちのぜんぶがもえた)

今残りの命の全部が燃えた

(きっとあのなにかはおれのひでひかっていた)

きっとあのなにかは俺の火で光っていた

(しんじたもののかちなんてそのままおれのかちだろならさあ)

信じたものの価値なんてそのまま俺の価値だろ ならさぁ

(おれだけにかがやいてくれないか)

俺だけに輝いてくれないか

(おれのめじるしでいてくれないか)

俺の目印でいてくれないか

(すたーおれだけのほしでいてくれないか)

STAR 俺だけの星でいてくれないか

(ｓｏｎｇｆｏｒｆｏｏｌｉｓｈｆｏｏｌｉｓｈｓｔａｒｇａｚｅｒ)

song for foolish foolish star gazer