「逃げるは恥だが役に立つ」のセリフタイピング4

(そうやってあれこれかんがえるからだめなんですよ)

そうやって　あれこれ考えるからダメなんですよ

(おれはおれのすきなひとにあいたくてもあえないんでしっとです)

俺は　俺の好きな人に　会いたくても会えないんで　嫉妬です

(うらやましいんですせかいじゅうのじゆうにあえるひとたちが)

うらやましいんです　世界中の　自由に会える人達が

(きょうのわたしはさいていだったよゆうがないととたんにほんしょうがかおをだす)

今日の私は　最低だった　余裕がないと　途端に本性が顔を出す

(なまいきでえらそうでこざかしいみくりが)

生意気で　偉そうで　小賢しい　みくりが

(わたしはじぶんがきらいだじそんかんじょうがひくいのはわたしのほうだ)

私は　自分が嫌いだ　自尊感情が低いのは　私の方だ

(ひらまささんがあいしたのはかじをかんぺきにこなすいつもえがおでやさしいりそうのつまで)

平匡さんが愛したのは　家事を完璧にこなす　いつも笑顔で優しい理想の妻で

(おこめひとつでひどいたいどをとるおんなじゃない)

お米ひとつで　ひどい態度を取る女じゃない

(えらばれたくてみとめてほしくてなのになりたいじぶんからどんどんとおざかる)

選ばれたくて　認めてほしくて　なのに　なりたい自分からどんどん遠ざかる

(おねえさんとかざみさんってどういうかんけいなんですか？)

お姉さんと風見さんって　どういう関係なんですか？

(５０にもなってわかいおとこにいろめつかうなんてむなしくなりませんか？)

５０にもなって　若い男に色目使うなんて　虚しくなりませんか？

(ていせいかしょがおおすぎてどこからあかをいれたらいいものか)

訂正箇所が多すぎて　どこから赤を入れたらいいものか

(せいかくには４９さいでもまわりからみればおなじです)

正確には４９歳　でも周りから見れば同じです

(あんちえいじんぐにおかねをだすおんなはいるけどおいをすすんでかうおんなはいない)

アンチエイジングにお金を出す女はいるけど　老いを進んで買う女はいない

(あなたはずいぶんとじぶんのわかさにかちをみだしているのね)

あなたは随分と　自分の若さに価値を見出しているのね

(おねえさんのはんぶんのとしなので)

お姉さんの半分の年なので

(わたしがむなしさをかんじることがあるとすれば)

私が　虚しさを感じることがあるとすれば

(あなたとおなじようにかんじているじょせいがこのくににはたくさんいるということ)

あなたと同じように感じている女性が　この国には　たくさんいるということ

(いまあなたがかちがないときりすてたものは)

今　あなたが価値がないと切り捨てたものは

(このさきあなたがむかっていくみらいでもあるのよ)

この先あなたが向かっていく未来でもあるのよ

(じぶんがばかにしていたものにじぶんがなるそれってつらいんじゃないかな？)

自分がバカにしていたものに　自分がなる　それってつらいんじゃないかな？

(わたしたちのまわりにはねたくさんののろいがあるのあなたがかんじているのもそのひとつ)

私達の周りにはね　たくさんの呪いがあるの　あなたが感じているのもその一つ

(じぶんにのろいをかけないで)

自分に呪いをかけないで

(そんなおそろしいのろいからはさっさとにげてしまいなさい)

そんな恐ろしい呪いからは　さっさと逃げてしまいなさい

(やめるならいまですひらまささんだってめんどうですよねこんなせいかつ)

やめるなら　今です　平匡さんだって　面倒ですよね　こんな生活

(しゅふのろうどうのたいかがどうとかこざかしいこといわないで)

主婦の労働の対価がどうとか　小賢しいこと言わないで

(ひらまささんのぷろぽーずをすなおによろこんでくれるじょせいはたくさんいます)

平匡さんのプロポーズを　素直に喜んでくれる女性は　たくさんいます

(それがふつうですめんどうをせおうひつようはありません)

それが　普通です　面倒を背負う必要はありません

(みくりさんがとじたしゃったーはいつかぼくがとじたものとおなじかもしれない)

みくりさんが閉じたシャッターは　いつか僕が閉じたものと同じかもしれない

(だとしたらぼくはあけかたをしっているなんどもなんどもあきれるほど)

だとしたら　僕は　開け方を知っている　何度も何度もあきれるほど

(みすてずにのっくしてくれたのはほかのだれでもないみくりさんだ)

見捨てずに　ノックしてくれたのは　他の誰でもない　みくりさんだ

(おしごとちゅうすいませんはなしてもいいですか？)

お仕事中すいません　話してもいいですか？

(めんどうをさけてさけてきょくげんまでさけつづけたら)

面倒を避けて　避けて　極限まで避け続けたら

(あるくのもたべるのもめんどうになっていきをするのもめんどうになって)

歩くのも食べるのも面倒になって　息をするのも面倒になって

(かぎりなくしにちかづくんじゃないでしょうか？)

限りなく死に近づくんじゃないでしょうか？

(いきていくのってめんどうくさいんです)

生きていくのって　面倒くさいんです

(それはひとりでもふたりでもおなじでそれぞれべつのめんどくささがあって)

それは一人でも二人でも同じで　それぞれ別の面倒くささがあって

(どっちにしてもめんどうくさいんだったらいっしょにいるのもてじゃないでしょうか？)

どっちにしても面倒くさいんだったら　一緒にいるのも手じゃないでしょうか？

(はなしあったりむりなときはじかんをおいたり)

話し合ったり　無理なときは時間をおいたり

(だましだましでもなんとかやっていけないでしょうか？)

だましだましでも　何とかやっていけないでしょうか？

(やってやれないことはないんじゃないでししょうか)

やってやれないことはないんじゃないでししょうか

(みくりさんはじぶんのことふつうじゃないといったけど)

みくりさんは　自分のこと普通じゃないと言ったけど

(ぼくからしたらいまさらですとっくにしってましたたいしたことじゃありません)

僕からしたら　今さらです　とっくに知ってました　大したことじゃありません

(せけんのじょうしきからすればぼくたちはさいしょからふつうじゃなかったいまさらですよ)

世間の常識からすれば　僕達は　最初から普通じゃなかった　今さらですよ

(あおぞらいちたのしみにしてますおやすみなさい)

青空市　楽しみにしてます　おやすみなさい

(うまくいかないときまっていてくれるひとしんじてくれるひとみうしなっちゃいけない)

うまくいかない時　待っていてくれる人　信じてくれる人　見失っちゃいけない

(たてなおそうひとつひとつたてなおそうゆっくりでも)

立て直そう　一つ一つ　立て直そう　ゆっくりでも

(みじめなけっかにおわったらほねをひろってちょうだいじゃあおれのほねもひろうまかせて)

みじめな結果に終わったら骨を拾ってちょうだい　じゃあ俺の骨も　拾う任せて

(やっさんなにさせてんの！ひとりでぼーっとしてたから)

やっさん　何させてんの！　一人でボーッとしてたから

(ぼーっとしてるようでしてないの！あっのろけ)

ボーッとしてるようでしてないの！　あッノロケ

(「ゆりさんにけんかうった」ってぽじてぃぶもんすたーがじこしんこくしてきました)

「百合さんに喧嘩売った」って　ポジティブモンスターが自己申告してきました

(「あのおねえさんはかざみさんのことがすきだとおもいます)

「あのお姉さんは風見さんのことが好きだと思います

(ふたりともいいとししてばかみたい」だそうです)

二人ともいい年してバカみたい」　だそうです

(そんなはなしでもなきゃこっぴどくふられたあとにのこのこかおをだせません)

そんな話でもなきゃ　こっぴどくフラれたあとに　のこのこ顔を出せません

(そうよねなにもなきゃうごけないわよねふじゆうなおとなたちは)

そうよね　何もなきゃ動けないわよね　不自由な大人たちは

(このとしになるとくうきをよんでなんとなくかんけいをむすんだり)

この年になると　空気を読んで何となく関係を結んだり

(いつのまにかつきあったりしますけど)

いつの間にか付き合ったりしますけど

(ぼくはゆりさんがすきですきちんといいたくて)

僕は百合さんが好きです　きちんと言いたくて

(わたしもすきよおいっこじゃないかざみくんが)

私も好きよ　甥っ子じゃない　風見君が

(さきのことはわからないけどいまのきもちにすなおになってみてもいいかなって)

先のことはわからないけど　今の気持ちに素直になってみてもいいかな　って

(あえなくてさびしかった・・・)

会えなくて寂しかった…

(わたしのこざかしさはどこにいってもきらわれるんだなっておもってたけど)

私の小賢しさは　どこに言っても嫌われるんだなって思ってたけど

(こざかしいからできるしごともあるのかもしれません)

小賢しいからできる仕事もあるのかもしれません

(こざかしいってなんですか？ことばのいみはわかるんです)

小賢しいって何ですか？　言葉の意味は分かるんです

(こざかしいってあいてをしたにみていうことばでしょぼくはみくりさんを)

小賢しいって　相手を下に見て言う言葉でしょ　僕はみくりさんを

(したにみたことはないしこざかしいなんておもったこといちどもありません)

下に見たことはないし　小賢しいなんて思ったこと一度もありません

(あのみくりさん？み・・・みなさんがこ・・・こっちをみて・・・)

あの　みくりさん？　み…みなさんが　こ…こっちを見て…

(ありがとうなんのありがとうで？だいすきっ)

ありがとう　何のありがとうで？　大好きっ

(わたしたちをしばるすべてのものからめにみえないちいさないたみから)

私達を縛る全てのものから　目に見えない小さな痛みから

(いつのひかときはなたれてときにないてもわらっていけますように)

いつの日か　解き放たれて　時に泣いても　笑っていけますように