保育園 -1-

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師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
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順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 HAKU 6897 S++ 7.2 95.7% 305.9 2209 99 50 2026/03/20

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問題文

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(ししょうからきいたはなしだ。) 師匠から聞いた話だ。 (どようびのひるひなか、ぼくははんかがいのいっかくにあるこうしゅうでんわぼっくすのとびらをあけ、) 土曜日の昼ひなか、僕は繁華街の一角にある公衆電話ボックスの扉を開け、 (なかにはいった。) 中に入った。 (なかおれしきのどあがしまるときの、ひふでかんじるきあつのへんか。) 中折れ式のドアが閉まる時の、皮膚で感じる気圧の変化。 (それとどうじにざっとうのざわざわとしたけんそうがふいにしゃだんされ、) それと同時に雑踏のざわざわとした喧騒がふいに遮断され、 (きょうせいてきにどこかこどくなきぶんにさせられる。) 強制的にどこか孤独な気分にさせられる。 (ひとりでいることの、そこはかとないふあん。) 一人でいることの、そこはかとない不安。 (まして、いまじぶんがひそかなしんれいすぽっととうわさされるでんわぼっくすに) まして、今自分が密かな心霊スポットと噂される電話ボックスに (いるのだといういしきが、そのなんともいえないふあんをぞうふくさせる。) いるのだという意識が、そのなんとも言えない不安を増幅させる。 (よるのくらやみのなかのほうがもちろんこわいだろうが、) 夜の暗闇の中の方がもちろん怖いだろうが、 (このひるまのみっぺいくうかんもじゅうぶんにきもちわるい。) この昼間の密閉空間も十分に気持ち悪い。 (ぼくはあたえられたしめいをはたすべく、みどりいろのこうしゅうでんわのわきにそなえつけてある) 僕は与えられた使命を果たすべく、緑色の公衆電話の脇に備え付けてある (めもちょうにめをやる。) メモ帳に目をやる。 (めもちょうはかたのぶぶんにあながあけられていて、そこにとおしたひもで) メモ帳は肩の部分に穴があけられていて、そこに通した紐で (こうしゅうでんわのかぶにあるかなぐにむすびつけられている。) 公衆電話の下部にある金具に結び付けられている。 (ひもをとき、めもちょうをてにとる。) 紐を解き、メモ帳を手に取る。 (なんまいかやぶったあともあるが、めくってみるとかくぺーじには) 何枚か破った跡もあるが、捲ってみると各頁には (びっしりとらくがきがされていた。) びっしりと落書きがされていた。 (ぼくはうなずいて、さいふをとりだすとてれほんかーどをでんわきにさしこむ。) 僕は頷いて、財布を取り出すとテレホンカードを電話機に挿し込む。 (「えーと」) 「えーと」
など
(きおくをたしかkめながら、ばいとさきのばんごうをおす。) 記憶を確かk目ながら、バイト先の番号を押す。 (「・・・・・はい、おがわちょうさじむしょです」) 「・・・・・はい、小川調査事務所です」 (このこえははっとりさんだ。) この声は服部さんだ。 (「あ、すみません、ぼくです。かなこさんはいますか」) 「あ、すみません、僕です。加奈子さんはいますか」 (「・・・・・なかおかさんのことですか」) 「・・・・・中岡さんのことですか」 (「あ、すみません。そうです」) 「あ、すみません。そうです」 (ぼくも、せんぱいにあたるかなこさんもばいとようのぎめいをつかっているのだが、) 僕も、先輩に当たる加奈子さんもバイト用の偽名を使っているのだが、 (いらいひとがいるばしょでもついうっかりほんみょうでよんでしまいそうになることが) 依頼人がいる場所でもついうっかり本名で呼んでしまいそうになることが (たたあった。) 多々あった。 (なるべくおがわちょうさじむしょでのばいとちゅうはぎめいでよびあうように) なるべく小川調査事務所でのバイト中は偽名で呼び合うように (きをつけているのだが、しょうじきてっていできていない。) 気をつけているのだが、正直徹底できていない。 (しかしばいとなかまのはっとりさんにはときどきそれをいやみであげつらわれている。) しかしバイト仲間の服部さんには時々それを嫌味であげつらわれている。 (はっとりさんはくすりともわらわないので、) 服部さんはクスリとも笑わないので、 (いやみなのかおこっているのかわからないのでとてもこわい。) 嫌味なのか怒っているのかわからないのでとても怖い。 (「かわります」) 「代わります」 (ほりゅうおんにかわった。わるきゅーれのきこうにだ。) 保留音に変わった。ワルキューレの騎行にだ。 (いつもいんとろでおわってしまいめいんらいんをきけない。) いつもイントロで終わってしまいメインラインを聴けない。 (だいたいにじゅうごびょうくらいでゆうそうなめいんらいんにはいるはずなのだが、) だいたい二十五秒くらいで勇壮なメインラインに入るはずなのだが、 (「あたしだ」、ほらね。) 「あたしだ」、ほらね。 (しずしずとはじまったいんとろがもりあがってきたところで、ほりゅうがとける。) 静々と始まったイントロが盛り上がってきたところで、保留が解ける。 (「しゅびはどうだ」) 「首尾はどうだ」 (「てにはいれました。これからもどります」) 「手に入れました。これから戻ります」 (「ごくろう。ぼーるぺんもわすれるなよ」) 「ご苦労。ボールペンも忘れるなよ」 (そういわれててでさぐるが、めもちょうをおいてあるあたりにはない。) そう言われて手で探るが、メモ帳を置いてあるあたりにはない。 (だれかにとっていかれたのかとおもったら、あしもとにおちていた。) 誰かに盗っていかれたのかと思ったら、足元に落ちていた。 (ひろってから「じゃあ、これで」といってじゅわきをもどす。) 拾ってから「じゃあ、これで」と言って受話器を戻す。 (とびらをおすとべきりというおれるようなおととともに、) 扉を押すとベキリという折れるような音とともに、 (きあつのへんかとそとのごみごみしたそうぞうしさがやってくる。) 気圧の変化と外のごみごみした騒々しさがやってくる。 (そのしゅんかんにあっけなくこどくはいやされ、) その瞬間にあっけなく孤独は癒やされ、 (ひょうぬけしたようにぼくはたいようのしたにあしをふみだした。) 表抜けしたように僕は太陽の下に足を踏み出した。
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