小説長文2!

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投稿者投稿者まりとっつぉ🎐いいね0お気に入り登録
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今回はサスペンス系です!「二つのアリバイ」
小説なので、全然見るだけでもだいじょぶですっ!

ブラックホールは、宇宙の中でも特に不思議な天体の一つです。とても重い星が寿命を迎えたあと、自分自身の重力によって押しつぶされることで生まれると考えられています。その重力は非常に強く、一度近づきすぎると光さえ外へ出ることができません。そのため、ブラックホールそのものを見ることはできず、周りの星やガスの動きから存在を調べています。また、すべてを何でも吸い込むイメージがありますが、遠くにいるものまで勝手に引き寄せるわけではありません。もし太陽が同じ重さのブラックホールになったとしても、地球は今とほぼ同じ軌道を回り続けると考えられています。名前は少し怖そうですが、まだ分かっていないことも多く、今でも研究が続けられている宇宙最大級の謎の一つです。
とはいえ、部屋で物がなくなるたびに「ブラックホールに吸い込まれたかも」と思ってしまいますが、だいたい後でベッドの下から見つかります。宇宙の謎より、まず自分の部屋を調べたほうが早そうですね。

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問題文

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(あめのふるきんようびのよる、) 雨の降る金曜日の夜、 (かいしゃいんのふじさきまことは、じたくまんしょんでいたいとなってはっけんされた。) 会社員の藤崎誠は、自宅マンションで遺体となって発見された。 (しいんはしさつ。) 死因は刺殺。 (しつないはあらされたけいせきがなく、さいふもとけいものこされていた。) 室内は荒らされた形跡がなく、財布も時計も残されていた。 (けいさつはかおみしりのはんこうをかんがえ、こうゆうかんけいをしらべはじめる。) 警察は顔見知りの犯行を考え、交友関係を調べ始める。 (さいしょにうたがわれたのは、どうりょうのさえきだった。) 最初に疑われたのは、同僚の佐伯だった。 (ふたりはしごとじょうのとらぶるでなんどもしょうとつしていたという。) 二人は仕事上のトラブルで何度も衝突していたという。 (しかしさえきにはかんぺきなありばいがあった。) しかし佐伯には完璧なアリバイがあった。 (じけんのじかん、かれはえいがかんにいた。) 事件の時間、彼は映画館にいた。 (ちけっとのこうにゅうりれきも、ぼうはんかめらも、それをしょうめいしている。) チケットの購入履歴も、防犯カメラも、それを証明している。
(つぎにうたがわれたのはもとこいびとのみさき。) 次に疑われたのは元恋人の美咲。 (わかればなしではげしくこうろんしていたことがわかっていた。) 別れ話で激しく口論していたことが分かっていた。 (だがかのじょも、そのじかんはびょういんでははおやのつきそいをしていた。) だが彼女も、その時間は病院で母親の付き添いをしていた。 (びょういんのきろくものこっている。) 病院の記録も残っている。 (ふたりともはんにんではない。) 二人とも犯人ではない。 (そうさはいきづまった。) 捜査は行き詰まった。 (そのとき、ひとりのわかいけいじがいわかんをくちにした。) その時、一人の若い刑事が違和感を口にした。 (「ひがいしゃのすまほです。」) 「被害者のスマホです。」 (がめんにはごごはちじよんじゅうさんぷん。) 画面には午後八時四十三分。 (「いまからきてくれ。はなしがある。」) 「今から来てくれ。話がある。」
など
(そうしんさきはとうろくされていないばんごうだった。) 送信先は登録されていない番号だった。 (そのばんごうをしらべてもけいやくしゃはそんざいしない。) その番号を調べても契約者は存在しない。 (いわゆるつかいすてのsimかーどだった。) いわゆる使い捨てのSIMカードだった。 (だが、さらにしらべるときみょうなじじつがはんめいする。) だが、さらに調べると奇妙な事実が判明する。 (そのsimかーどがさいしょにつうしんしたきちきょくは、えいがかんのすぐちかくだった。) そのSIMカードが最初に通信した基地局は、映画館のすぐ近くだった。 (さえきのありばいがゆらぐ。) 佐伯のアリバイが揺らぐ。 (しかし、ぼうはんかめらにはじょうえいちゅうもせきにすわるさえきのすがたがうつっていた。) しかし、防犯カメラには上映中も席に座る佐伯の姿が映っていた。 (だれもせつめいできなかった。) 誰も説明できなかった。 (すうじつご。) 数日後。 (かんしきからいっぽんのれんらくがはいる。) 鑑識から一本の連絡が入る。 (ひがいしゃのしゃつにふちゃくしていたあまみずから、) 被害者のシャツに付着していた雨水から、 (こうえんのふんすいにふくまれるとくしゅなせいぶんがけんしゅつされたという。) 公園の噴水に含まれる特殊な成分が検出されたという。 (つまりさつがいげんばはへやではない。) つまり殺害現場は部屋ではない。 (おくがいだった。) 屋外だった。 (いたいはあとからへやへはこばれたのだ。) 遺体はあとから部屋へ運ばれたのだ。 (ぼうはんかめらをしらべなおす。) 防犯カメラを調べ直す。 (しんやいちじ。) 深夜一時。 (かんりにんがにもつをはこぶためにひじょうようえれべーたーをつかっていた。) 管理人が荷物を運ぶために非常用エレベーターを使っていた。 (おおきなだいしゃには、あおいしーとがかけられている。) 大きな台車には、青いシートがかけられている。 (だれもふしんにおもわなかった。) 誰も不審に思わなかった。 (かんりにんはにじゅうねんはたらき、じゅうにんぜんいんからしんらいされていたからだ。) 管理人は二十年働き、住人全員から信頼されていたからだ。 (とりしらべをうけたかんりにんはしずかにわらった。) 取り調べを受けた管理人は静かに笑った。 (「わたしはたのまれただけですよ。」) 「私は頼まれただけですよ。」 (「だれに?」) 「誰に?」 (「さえきさんです。」) 「佐伯さんです。」 (じけんのぜんぼうがあきらかになる。) 事件の全貌が明らかになる。 (さえきはえいがかんへにゅうじょうしたあと、) 佐伯は映画館へ入場したあと、 (じょうえいかいしちょくごにひじょうぐちからぬけだしてひがいしゃをよびだした。) 上映開始直後に非常口から抜け出して被害者を呼び出した。 (こうえんでこうろんとなり、しょうどうてきにさしてしまう。) 公園で口論となり、衝動的に刺してしまう。 (ふたたびえいがかんへもどり、なにごともなかったようにさいごまでかんしょうした。) 再び映画館へ戻り、何事もなかったように最後まで鑑賞した。 (いたいのうんぱんだけをかんりにんにかねでいらいしていたのだ。) 遺体の運搬だけを管理人に金で依頼していたのだ。 (かんりにんはさつじんではなく、にもつをはこぶしごとだとおもいこまされていた。) 管理人は殺人ではなく、荷物を運ぶ仕事だと思い込まされていた。 (さえきはすべてをみとめた。) 佐伯はすべてを認めた。 (「かんぺきだとおもったんです。」) 「完璧だと思ったんです。」 (けいじはつくえにいちまいのかみをおく。) 刑事は机に一枚の紙を置く。 (それはえいがかんのざせきひょうだった。) それは映画館の座席表だった。 (さえきのせきだけが、じょうえいちゅうずっとくうせきだった。) 佐伯の席だけが、上映中ずっと空席だった。 (「え?」) 「え?」 (「ぼうはんかめらにはあなたがうつっていた。でもそれはじょうえいまえとじょうえいごだけです。) 「防犯カメラにはあなたが映っていた。でもそれは上映前と上映後だけです。 (えいががはじまるとかんないはまっくらになり、だれもせきをかくにんしていませんでした。」) 映画が始まると館内は真っ暗になり、誰も席を確認していませんでした。」 (さえきはかおいろをうしなう。) 佐伯は顔色を失う。 (「あなたがしんじたありばいは、ぼうはんかめらではなく、) 「あなたが信じたアリバイは、防犯カメラではなく、 (だれもうたがわないというひとのおもいこみだったんですよ。」) 誰も疑わないという人の思い込みだったんですよ。」 (そのしゅんかん、さえきはしずかにうつむいた。) その瞬間、佐伯は静かにうつむいた。 (かんぺきだったけいかくは、ひとつのおもいこみによってくずれさった。) 完璧だった計画は、一つの思い込みによって崩れ去った。
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