雨のオーケストラ(ムック)
記号等省略。
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歌詞(問題文)
(まっしろなのーとぺんをはしらせ)
真白なノートペンを走らせ
(きみとのおもいでをかきはじめる)
君との思い出を書き始める
(まどのそとはあのひのように)
窓の外はあの日のように
(きのうからふりやまないあめ)
昨日から降り止まない雨
(いつまでもくりかえしまどをたたく)
いつまでも繰り返し窓を叩く
(ぽつりぽつりひとつふたつ)
ポツリ ポツリ ひとつ ふたつ
(しずかにふりだしたまどのそと)
静かに降り出した窓の外
(てんきよほうどおりのあめ)
天気予報どおりの雨
(きみはかさをもってでかけたかな)
君は傘を持って出掛けたかな?
(さよならきょうのひをいくえもかさねる)
「さよなら今日の日」を幾重も重ねる
(そらをみあげればひかりのつぶ)
空を見上げれば光の粒
(ありふれたにちじょうざんきょうのおーけすとら)
ありふれた日常 残響のオーケストラ
(あめがかなでた)
雨が奏でた
(つみびとのゆきかうまちのなかで)
罪人の行き交う街の中で
(まよわずきみをみつけられる)
迷わず君を見つけられる
(はざくらをぬらすしょかのあめ)
葉桜を濡らす初夏の雨、
(きみがくるのをまってるぼく)
君が来るのを待ってる僕
(ぬれてしぼんだねこきみにかさねて)
濡れてしぼんだネコ 君に重ねて
(あじさいみたいだね)
紫陽花みたいだね
(あざやかにさくまちなみのかさ)
鮮やかに咲く街並みの傘
(まっかなびにーるがさきみのよこがおあかくそめた)
真赤なビニール傘 君の横顔赤く染めた
(こかげのとりたちそらをまちわびてる)
木陰の鳥達 空を待ちわびてる
(あいにくぼくはこのあめいやじゃない)
生憎僕はこの雨、嫌じゃない
(かさをひとつたたんでちいさなぼくのかさに)
傘を一つたたんで小さな僕の傘に
(きみをまねいて)
君を招いて
(りんとしたくうきはせきをきった)
凛とした空気は堰を切った
(ゆびさきがかるくふれあうきょり)
指先が軽く触れ合う距離
(きょうのきみはかみをゆいあげ)
今日の君は髪を結い上げ、
(きのうよりもおとなにみえた)
昨日よりも大人に見えた
(ありふれたにちじょうそまってゆけ)
ありふれた日常 染まってゆけ
(あめはやみつくえにぺんをおいた)
雨は止み机にペンをおいた。
(そらはいつしかながれはじめた)
空はいつしか流れ始めた
(ぼくがきみについていたうそ)
僕が君についていた嘘、
(きっときみはしってたよねはじめから)
きっと君は知ってたよね。初めから。
(ぼくらのしっぱいはあめにながれ)
僕らの失敗は雨に流れ、
(やがてぼくたちもおしながした)
やがて僕達も押し流した
(きみがえがくしあわせのえにぼくのすがたはみあたらない)
君が描く幸せの絵に僕の姿は見当たらない
(そのめにうつっていたぼくは)
その目に映っていた僕は
(つみびとゆきかうまちのなかで)
罪人行き交う街の中で
(まよわずにきみをみつけられた)
迷わずに君を見つけられた
(はざくらをぬらすしょかのあめ)
葉桜を濡らす初夏の雨、
(いないきみをさがしてるぼく)
いない君を探してる僕
(めをとじかぜのこうにきみをうつし)
目を閉じ 風の香に君を映し