現代哲学者の挑戦
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問題文
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(「げんざいしんこうけい」でかこのだいてつがくしゃたちのまちがいをしてきし、ろんぱしようと)
「現在進行形」で過去の大哲学者たちの間違いを指摘し、論破しようと
(しているげんだいのてつがくしゃはたくさんいます。というより、てつがくというがくもんの)
している現代の哲学者はたくさんいます。というより、哲学という学問の
(ほんしつは「かこのてつがくしゃのふびをみつけてのりこえること(ろんぱすること)」)
本質は「過去の哲学者の不備を見つけて乗り越えること(論破すること)」
(そのものなので、だいいっせんでかつやくするぷろのてつがくしゃたちは、ぜんいんなにかしらの)
そのものなので、第一線で活躍するプロの哲学者たちは、全員何かしらの
(かたちでかこのきょじんにけんかをうっているといってもかごんではありません。)
形で過去の巨人に喧嘩を売っていると言っても過言ではありません。
(とくにげんだいてつがくにおいて、かこのだいてつがくしゃ(でかると、かんとなど)が)
特に現代哲学において、過去の大哲学者(デカルト、カントなど)が
(ひょうてきにされているぐたいてきなばとるをいくつかしょうかいします。)
標的にされている具体的なバトルをいくつか紹介します。
(1。にんげんののうはでかるとにだまされている(こころのてつがく))
1。人間の脳はデカルトに騙されている(心の哲学)
(たーげっと:るね・でかると「こころとからだはまったくべつものだ」というしんしんにげんろん)
ターゲット:ルネ・デカルト「心と体は全く別物だ」という心身二元論
(ろんぱしようとしているてつがくしゃ:だにえる・でねっとや)
論破しようとしている哲学者:ダニエル・デネットや
(ぱとりしあ・ちゃーちらんどなどののうかがくけいのてつがくしゃたち)
パトリシア・チャーチランドなどの脳科学系の哲学者たち
(でかるとは「からだがほろびてもこころ(いしき)はそんざいする」とかんがえました。)
デカルトは「身体が滅びても心(意識)は存在する」と考えました。
(これにたいし、げんだいのこころのてつがくしゃたちは「いしきなんてものはどくりつして)
これに対し、現代の心の哲学者たちは「意識なんてものは独立して
(そんざいしない。ただののうのしんけいかいろのでんきしんごう(ぶっしつのはんのう)にすぎない」)
存在しない。ただの脳の神経回路の電気信号(物質の反応)に過ぎない」
(としゅちょうしています。でねっとは、にんげんが「じぶんのこころのなかにちいさな)
と主張しています。デネットは、人間が「自分の心の中に小さな
(かんさつしゃがいてせかいをみている」とさっかくしているじょうたいを「でかるとのげきじょう」)
観察者がいて世界を見ている」と錯覚している状態を「デカルトの劇場」
(となづけてつうれつにひはんし「でかるとがつくったきょだいなかんちがいをかいたいする」)
と名付けて痛烈に批判し「デカルトが作った巨大な勘違いを解体する」
(ことをてーまにかかげてかつどうしました。)
ことをテーマに掲げて活動しました。
(2。かんとのいっていることは、ただの「にんげんしじょうしゅぎ」だ)
2。カントの言っていることは、ただの「人間至上主義」だ
((しんじつざいろん・しべんてきじつざいろん))
(新実在論・思弁的実在論)
など
(たーげっと:いまぬえる・かんと(にんげんはじぶんのにんしきのれんずをとおしてしか)
ターゲット:イマヌエル・カント(人間は自分の認識のレンズを通してしか
(せかいをみられない))
世界を見られない)
(ろんぱしようとしているてつがくしゃ:まるくす・がぶりえるやかんたん・めいあすー)
論破しようとしている哲学者:マルクス・ガブリエルやカンタン・メイアスー
(かんといこうのせいようてつがくは「にんげんがどうにんしきするか」ばかりをぎろんするように)
カント以降の西洋哲学は「人間がどう認識するか」ばかりを議論するように
(なりました。これにたいし、2010ねんだいいこうにせかいてきむーぶめんとをおこした)
なりました。これに対し、2010年代以降に世界的ムーブメントを起こした
(げんだいてつがくしゃたちは、かんとを「にんげんちゅうしんしゅぎにおちいらせたげんきょう」として)
現代哲学者たちは、カントを「人間中心主義に陥らせた元凶」として
(もうれつにひはんしています。めいあすーは「にんげんがそんざいするまえ(ちきゅうたんじょうまえ))
猛烈に批判しています。メイアスーは「人間が存在する前(地球誕生前)
(のきょうりゅうやうちゅうのじじつ(そうかんまえのしこう)」をかんとのりろんではせつめいできないと)
の恐竜や宇宙の事実(相関前の思考)」をカントの理論では説明できないと
(してきし「かんとのじゅばくをやぶり、にんげんとはむかんけいにそんざいする)
指摘し「カントの呪縛を破り、人間とは無関係に存在する
(「ほんとうのげんじつ」をとりもどす」としてかんとてつがくのろんぱをこころみています。)
「本当の現実」を取り戻す」としてカント哲学の論破を試みています。
(3。「かこのりんりがくは、aiやかんきょうもんだいをまったくしょりできない」(おうようりんりがく))
3。「過去の倫理学は、 AIや環境問題を全く処理できない」(応用倫理学)
(たーげっと:ありすとてれす、かんとなどの「こてんてきりんりがく」)
ターゲット:アリストテレス、カントなどの「古典的倫理学」
(ろんぱしようとしているてつがくしゃ:にっく・ぼすとろむやぴーたー・しんがー)
論破しようとしている哲学者:ニック・ボストロムやピーター・シンガー
(かこのてつがくしゃがつくった「せいぎ」や「りんり」のるーるはすべて)
過去の哲学者が作った「正義」や「倫理」のルールはすべて
(「なまみのにんげんどうしがいきるせかい」だけをぜんていにしてつくられました。)
「生身の人間同士が生きる世界」だけを前提にして作られました。
(げんだいのてつがくしゃたちは「ありすとてれすやかんとのりろんでは)
現代の哲学者たちは「アリストテレスやカントの理論では
(「aiにじんけんはあるか?」「すうひゃくねんごのみらいじんのけんりをどうまもるか?」)
「 AIに人権はあるか?」「数百年後の未来人の権利をどう守るか?」
(といったげんだいとくゆうのもんだいにいっさいとうろんがつくれない」として、これまでの)
といった現代特有の問題に一切答論が作れない」として、これまでの
(りんりがくのぜんていそのものをかきかえようとしています。)
倫理学の前提そのものを書き換えようとしています。
(まとめ:なぜかれらはかこのてつがくしゃをろんぱしつづけるのか?)
まとめ:なぜ彼らは過去の哲学者を論破し続けるのか?
(げんだいのてつがくしゃがかこのてつがくしゃをろんぱしようとするのは、かれらを)
現代の哲学者が過去の哲学者を論破しようとするのは、彼らを
(にくんでいるからではなく「じだいがかわったから」です。)
憎んでいるからではなく「時代が変わったから」です。
(かがくぎじゅつ(のうかがく、りょうしりきがく、うちゅうろん、ai)のはってんによって、かこの)
科学技術(脳科学、量子力学、宇宙論、 AI)の発展によって、過去の
(だいてつがくしゃがぜんていにしていた「せかいのしくみ」がじじつとしてまちがっていたと)
大哲学者が前提にしていた「世界の仕組み」が事実として間違っていたと
(はんめいした。かこのてつがくのあな(むじゅん)をみつけ、そこをのりこえるあたらしい)
判明した。過去の哲学の穴(矛盾)を見つけ、そこを乗り越える新しい
(りくつをつくることでしか、てつがくのれきしはまえにすすまないから。)
理屈を作ることでしか、哲学の歴史は前に進まないから。
(いまもこのしゅんかんも、せかいのどこかのだいがくやろんぶんで、2000ねんまえの)
今もこの瞬間も、世界のどこかの大学や論文で、2000年前の
(ありすとてれすや200ねんまえのかんとが「かれのこのろんりにはけっかんがある」と)
アリストテレスや200年前のカントが「彼のこの論理には欠陥がある」と
(ろんぱされつづけています。)
論破され続けています。