スプリングハズカム／秦基博

(おもわずふれたとたんにこころをじゃっくする)

思わず触れた途端に　心をジャックする

(しゅんじにたぶんとけないまほうにかかるんだ)

瞬時に　たぶん　解けない魔法にかかるんだ

(こじらせたこどくのどあきゅうにのっくする)

こじらせた　孤独のドア　急にノックする

(きこえるかならじおからきみのうた)

聴こえるかな　ラジオから　君の歌

(かけあがっていくおとのかいだんを)

駆け上がっていく　音の階段を

(おなじさびしさにつよくつよくよびかける)

同じ　寂しさに　強く　強く　呼びかける

(おんそくでつたわるぼくらのめっせーじ)

音速で伝わる　僕らのメッセージ

(てんとてんはつながりどういつせんじょうにおもいむすぶんだ)

点と点は　つながり　同一線上に　想い　結ぶんだ

(はるなんでようきなおいかぜもかみして)

春なんで　陽気な追い風も　加味して

(ねぇいまはちょうをあわせて)

ねぇ　今　波長を　合わせて

(てをとりあってなみだをこえないか)

手を取り合って　涙を越えないか

(ちいさなはこのなかにきぼうはのこっている)

小さな箱の中に　希望は残っている

(こいもゆめもともだちもすべてあるから)

恋も夢も友達もすべてあるから

(ふさがったはずのきずがふいにちくっとする)

塞がったはずの傷が　不意にチクッとする

(あのひもそうながれてたぼくのうた)

あの日も　そう　流てた　僕の歌

(はしりさってゆくときのじゅうじろで)

走り去ってゆく　時の十字路で

(おなじやさしさをつよくつよくだきしめる)

同じ　優しさを　強く　強く　抱きしめる

(このほしでであえたぼくらのぱっせーじ)

この星で　出会えた　僕らのパッセージ

(せんとせんがまじわるたいかくせんじょうにあいをさがすんだ)

線と線が　交わる　対角線上に　愛を　探すんだ

(しゃいなんでほんねはまたうたにたくして)

シャイなんで　本音は　また　歌に託して

(ねぇりずむにあわせて)

ねぇ　リズムに合わせて

(こえかさねてひとつになりたいんだ)

声　重ねて　一つになりたいんだ

(めーるにこめたのはねがい)

メールに込めたのは願い

(かんがえるとちょっとふあんになるみらい)

考えるとちょっと不安になる未来

(かなえたいもうきょりはない)

叶えたい　もう距離はない

(だって（いつも）きみが（ぼくが）ここにいる)

だって（いつも）君が（僕が）ここにいる

(おんそくでひろがるぼくらのめっせーじ)

音速で広がる　僕らのメッセージ

(えんとえんがつながりどうしんえんじょうにせかいえがくんだ)

縁と縁が　つながり　同心円状に　世界　描くんだ

(はるなんでようきなおいかぜもかみして)

春なんで　陽気な追い風も　加味して

(ねぇいまはちょうあわせて)

ねぇ　今　波長　合わせて

(てをとりあってあしたをかえないか)

手を取り合って　明日を変えないか