僕のヒーロー/そらる

(ひとりふるえてあさひをまつ)

1人震えて朝日を待つ

(ぼくをみつけてよ)

僕を見つけてよ

(たすけて、なんてこえはとどかない)

助けて、なんて声は届かない

(まるでゆうれいにでもなったようだ)

まるで幽霊にでもなったようだ

(にげるようにはしるゆうぐれがこわくて)

逃げるように走る　夕暮れが怖くて

(かみさまおしえて)

神様教えて

(ぼくすらしらないぼくのこと)

僕すら知らない僕のこと

(すべてにわすれられたよる)

全てに忘れられた夜

(ゆめみるせかいできみのこえがしたんだ)

夢見る世界で君の声がしたんだ

(きずだらけのてをさしのべはにかんだ)

傷だらけの手を差し伸べはにかんだ

(にじむしかいにかがやいてみえた)

滲む視界に輝いて見えた

(ぼくのゆうしゃだ)

僕の勇者だ

(そらとぶべっどでおひるねして)

空飛ぶベッドでお昼寝して

(にんぎょとかいていをこうかいした)

人魚と海底を航海した

(まほうでつくられたわすれられたまちで)

魔法で作られた　忘れられた街で

(にじのはしをわたった)

虹の橋を渡った

(あのひのことまだおぼえている？)

あの日のことまだ覚えている？

(りゅうのせにのりそらをかけて)

竜の背に乗り　空をかけて

(ほしふるよるにめをうばわれこいした)

星降る夜に目を奪われ恋した

(ながれでるしずくがほおにしみるけど)

流れ出るしずくが頬にしみるけど

(きずあとでさえもただいとしくて)

傷跡でさえもただ愛しくて

(ぼくじゃだめだって)

僕じゃダメだって

(むりだよって)

無理だよって

(よわむしなじぶんがかおをだす)

弱虫な自分が顔を出す

(なにもしんじられずにほどいたても)

何も信じられずに解いた手も

(きみじゃなきゃだめだってつよく)

君じゃなきゃダメだって強く

(またてをとってくれたね)

また手を取ってくれたね

(そんなきみがぼくのことつくってくれたよ)

そんな君が僕のこと作ってくれたよ

(ふるえてないてるぼくを)

震えて泣いてる僕を

(いつだってどこだってすくってくれる)

いつだってどこだって救ってくれる

(たびのおわりに)

旅の終わりに

(まほうがとけるひがきても)

魔法が解ける日が来ても

(いつかみたほしぞらはわすれないから)

いつか見た星空は忘れないから

(いまはあるこう)

今は歩こう

(きずだらけのふたりだけど)

傷だらけの二人だけど

(ゆめみるせかいで)

夢見る世界で

(きみとであえたきせきをつないで)

君と出会えた奇跡をつないで

(さあゆこう)

さあ行こう