月曜日/amazarashi
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歌詞(問題文)
(たいいくそうこのかびたうれたんのにおいこーとらいんはぼくらをめいかくにくぶんする)
体育倉庫のカビたウレタンの匂い コートラインは僕らを 明確に区分する
(わたりろうかではとがしんでたいつもよりよそゆきなきょうかしょのあくたがわ)
渡り廊下で鳩が死んでた いつもより余所行きな 教科書の芥川
(しちゅうにしばられたがいろじゅまるでみせしめのはりつけ)
支柱に縛られた街路樹 まるで見せしめの磔
(すきにえだをのばしたいのにおなじせいふくきゅうくつそうに)
好きに枝を伸ばしたいのに 同じ制服窮屈そうに
(みぎむけみぎでひだりみてまえならえでれつにせをむけ)
右向け右で左見て 前ならえで列に背を向け
(すくいなのだそのおさなさがきみだけはおとなにならないで)
救いなのだその幼さが 君だけは大人にならないで
(げつようびけとばしたらごみばこにもきらわれてころがってしおかぜにさびた)
月曜日蹴飛ばしたら ゴミ箱にも嫌われて 転がって潮風に錆びた
(いきぐるしいのはここがいきるばしょではないからぼくらちきゅうがいせいめいかもね)
息苦しいのは ここが生きる場所ではないから 僕ら地球外生命かもね
(すきなことすきっていうのこんなにむずかしかったっけ)
好きなこと好きっていうの こんなに難しかったっけ
(それならばぼくはいきをとめてもぐるよ)
それならば僕は息を 止めて潜るよ
(きみのむねのうちのふかさにはとおくとおくおよばないとしても)
君の胸の内の深さには 遠く遠く及ばないとしても
(えきびるのこんこーすまちぼうけ)
駅ビルのコンコース 待ちぼうけ
(そふとくりーむとけたぜんおんぷのくらくしょん)
ソフトクリーム溶けた 全音符のクラクション
(ちかよるたびおおくをしるしらないことはおおいとかせんからのぞむがっくがい)
近寄る度 多くを知る 知らないことは多いと 河川から望む学区外
(あしたのはなしはとにかくきらいしょうらいのはなしはもっときらい)
明日の話はとにかく嫌い 将来の話はもっと嫌い
(はかないからきれいとかいったはなびがえいえんならよかった)
儚いから綺麗とかいった 花火が永遠ならよかった
(みえてるものをみえないふりしってることをしらないふり)
見えてるものを見えない振り 知ってることを知らない振り
(いつのまにそんなにおとなびてわらうようになったのさ)
いつの間にそんなに大人びて笑うようになったのさ
(げつようびけとばしたらかわのみなもでみずきりまんげつをまっぷたつきりさいた)
月曜日蹴飛ばしたら 川の水面で水切り 満月を真っ二つ切り裂いた
(むねがくるしいのはたがいにおもうことがつたわるからぼくらちょうのうりょくしゃかもね)
胸が苦しいのは 互いに思うことが伝わるから 僕ら超能力者かもね
(いやなこといやっていうのそんなにじぶんかってかな)
嫌なこと嫌っていうの そんなに自分勝手かな
(それならばぼくはいきをとめてもぐるよ)
それならば僕は息を 止めて潜るよ
(きみのむねのうちのふかさにはとおくとおくおよばないとしても)
君の胸の内の深さには 遠く遠く及ばないとしても
(ふつうにもあたりまえにもなれなかったぼくらはせめてとくべつなにんげんになりたかった)
普通にも当たり前にもなれなかった僕らは せめて特別な人間になりたかった
(とくべつなにんげんにもなれなかったぼくらはせめてみとめあうにんげんがひつようだった)
特別な人間にもなれなかった僕らは せめて認め合う人間が必要だった
(それがきみでおそらくぼくでごみばこにだってあぶれたぼくらで)
それが君で おそらく僕で ゴミ箱にだって あぶれた僕らで
(ぼくにとってきみはとっくのむかしにとくべつになってしまったんだよ)
僕にとって君は とっくの昔に 特別になってしまったんだよ
(げつようびけとばしたらたいきけんでやけおちてぼくのむねにあいたくれーたー)
月曜日蹴飛ばしたら 大気圏で焼け落ちて 僕の胸にあいたクレーター
(たしかににたものどうしだったけれどぼくらおなじにんげんではないもんな)
確かに似た物同士だったけれど 僕ら同じ人間ではないもんな
(いちばんこわいのはさよならそれならやくそくしようえいえんにわかれはないと)
一番怖いのはさよなら それなら約束しよう 永遠に別れはないと
(えいえんなんてないとしってちかったそれがあいやゆうじょうにはとおくおよばないとしても)
永遠なんてないと知って誓ったそれが 愛や友情には遠く及ばないとしても