弱虫ヴァンパイア

(わたしがにぎりつぶしたいものは)

···私が握りつぶしたいものは

(むじゃきとはいえないおもいばかり)

無邪気とは言えない思いばかり

(たいせつにしたいでもくるしいの)

大切にしたい、でも苦しいの

(てのなかでぐちゃぐちゃにしてるだけ)

手の中でグチャグチャにしてるだけ

(よわむしヴぁんぱいあ)

弱虫ヴァンパイア

(こんやもあのひとにないていた)

今夜もあの人に泣いていた

(かなしいわけじゃない)

悲しいわけじゃない

(なぜかあふれてる)

何故か溢れてる

(ねむれぬよるをあと)

眠れぬ夜をあと

(なんどくりかえせばいいのだろう)

何度繰り返せばいいのだろう？

(だれにもしられず)

誰にも知られず

(おわらせなきゃいけないのに)

終わらせなきゃいけないのに···

(てにいれたいとかそんなんじゃない)

手に入れたいとかそんなんじゃない

(でもそんなつよきにはあこがれる)

でもそんな強気には憧れる

(どうせうちあけてもはぐらかされ)

どうせ打ち明けても はぐらかされ

(じょうだんでしょってこえがきこえる)

｢冗談でしょ？｣って声が聞こえる

(よわむしヴぁんぱいあ)

弱虫ヴァンパイア

(きみはいつもわらってるだけね)

君はいつも笑ってるだけね

(かんづいてくれたって)

感づいてくれたって

(いいとおもうけど)

いいと思うけど

(あからさまなこどもあつかいは)

あからさまな子供扱いは

(くせになってるよう)

癖になってるよう

(かわれるひはくる)

変われる日は来る？

(けつろんをゆるがせてほしい)

結論を揺るがせて欲しい

(しずかなさむぞらで)

静かな寒空で

(ふたりはほしぼしをみつめてた)

二人は星々を見つめてた

(たのしそうにきみは)

楽しそうに君は

(せいざをかたった)

星座を語った

(うちゅうはきみのように)

宇宙は君のように

(つかみどころのないことをしり)

掴みどころのないことを知り

(いまはあきらめよう)

今は諦めよう

(まえのようにからだよせた)

前のように身体寄せた

(おわらせるきはないけれど)

終わらせる気はないけれど