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歌詞(問題文)
(ないないないなにもないわたしはいろをしらないから)
内々ない 何もない 私は色を知らない殻
(からからっぽのようなかたちだといみをさとったのは)
空 空っぽのような形だと 意味を悟ったのは
(おうあいまいないきざしもみえないこえがきずつけつづけて)
負う曖昧な異 兆しも見えない 声が傷つけ続けて
(のこったものはからもないむきだしのあいだけ)
残ったものは殻もない 剥き出しの哀だけ
(このめをとじたみたくないせかいとはなれだす)
孤の目を閉じた 見たくない世界と離れだす
(きっときょうかいをうしなったらもはやじぶんにすらなれない)
きっと 境界を失ったら 最早自分にすらなれない
(もうさんぜんまんのけしきわたしはだれのなかにものこらないなら)
もう三千万の景色 私は誰の中にも残らないなら
(さんぜんせかいがかわったとしてもわたしはそこでかわれない)
燦然世界が変わったとしても 私は底で変われない
(とうはんていがいのいしきさがせどだれのゆびにもとまらないから)
問う判定外の意識探せど 誰の指にも止まらないから
(えいてつのあいによるこのめがうつすじこにはとどかない)
瑩鉄の愛に依る この眼が映す自己には届かない
(はいごくはいかたわらにあかしたいとをふりまいてすすむ)
廃獄這い傍に 明かした意図を振り撒いて進む
(さそったようなそのあとははしへつづいていく)
誘ったようなその跡は端へ続いていく
(ぼうきゃくのうらにこぼれないちからもしがらみさけて)
忘却の裏に零れない力も柵避けて
(おそれきらったようなかがみにもなにかいみはあるの)
恐れ嫌ったような鏡にも何か意味はあるの
(わかりきってたうしなえばにどともどらぬこと)
わかりきってた 失えば二度と戻らぬこと
(いまとうめいがくうはくをみたしてもういきすらできない)
今、 透明が空白を満たして もう息すら出来ない
(ふかんぜんなこのはてにさらしたわたしのなかがこわれていく)
不完全な個の果てに 晒した私の中が壊れていく
(ただそんざいのれつをのろったところでだれとかわれるわけもない)
ただ、存在の劣を呪ったところで 誰と代われるわけもない
(こうたいしょうはもとめてもうまらぬにんしきふかのとうりゃんせ)
乞う対象は求めても埋まらぬ 認識不可の通りゃんせ
(ありかたをおかすこのいたみがきえていえることはない)
在り方を犯すこの痛みが消えて癒えることはない
(あいえつみえずとまらずあいされずまるでわたしはこいしのよう)
哀咽見えず留まらず愛されずまるで私は小石のよう
(ならせいぜいわたしがいなくなったところでなにもせかいはかわらない)
なら精々私がいなくなったところで何も世界は変わらない
(もしもこんなめをもたずふつうになんてわらえるゆめをみて)
“もしもこんな眼を持たず、普通に…” なんて嗤える夢を見て
(そのざんがいははいのなかきえていくどこにゆくかもわからずに)
その残骸は灰の中消えていく 何処に行くかもわからずに
(わたしのばしょは)
私の在処は…?