軌跡の果て

(「あいされたい」とねがうことをあきらめてしまった)

「愛されたい」と願う事を　諦めてしまった

(しびれたからだつみのいしきもないさ)

シビれた身体　罪の意識もないさ

(はいつくばったへやのかべにふるいしゃしんがある)

這いつくばった部屋の壁に　古い写真がある

(おさないころのおれとむじゃきなえがお)

幼い頃の俺と　無邪気な笑顔

(ｗｏｗやさしさはａｈときとしてひとをきずつけた)

WOW　優しさは　AH　時として　人を傷つけた

(ぶきようにいきたきせきのはてにたどりついたあいでしたをかみきる)

不器用に生きた奇跡の果てに　辿り着いた愛で舌を噛み切る

(ことばをもたないけつえきはただしずかにながれたまま)

言葉を持たない血液はただ　静かに流れたまま

(あさをまちつづけてはもどれないたびとしる)

朝を待ち続けては　戻れない旅と知る

(いま、せいじつさにおぼれてゆく)

今、誠実さに溺れてゆく…

(ｗｏｗ)

WOW…

(ひかりをめざすじぶんのためになにもかもすてたさ)

光を目指す自分の為に　何もかも捨てたさ

(かぞくをともをそしてこいびとさえも)

家族を友を　そして恋人さえも…

(うそやぎまんにめをつぶしててにしたしんじつは)

嘘や欺瞞に目を潰して　手にした真実は

(「おまえとのくらしほどのゆめはなかった」)

「オマエとの生活ほどの　夢はなかった…」

(ｗｏｗおまえがここにいたならおれを)

WOW　オマエがここにいたなら　俺を

(まちがいじゃないとゆるしてくれるかな)

“間違いじゃない”と　許してくれるかな

(なきたくなるほどせつないよるはまぼろしよどうぞきえないで)

泣きたくなるほど切ない夜は　幻よ　どうぞ消えないで

(こどくにふるえてながすなみだをぬぐいさるちからはもてなくて)

孤独に震えて流す涙を　拭い去る力は持てなくて

(ぶきようにいきたきせきのはてにたいせつななにかをなくしても)

不器用に生きた軌跡の果てに　大切な何かを失くしても

(くらやみにうかぶあいってものにいくらたずねてみても)

暗闇に浮かぶ愛ってものに　いくら尋ねてみても

(ゆっくりとほほえんでてをふりつづけるだけ)

ゆっくりと微笑んで　手を振り続けるだけ

(ーーーそしてだれもいなくなったーーー)

ーーーそして　誰もいなくなったーーー

(こんやはだれかのぶるーすによいしゃがれたこえにみをまかせたい)

今夜は誰かのブルースに酔い　しゃがれた声に身をまかせたい

(「いきいそぐことで、わかりあえる」とえいゆうたちはそうつぶやいた)

「生き急ぐ事で、分かり合える」と　英雄達はそう呟いた

(なきたくなるほどせつないよるはまぼろしよどうぞきえないで)

泣きたくなるほど切ない夜は　幻よ　どうぞ消えないで

(こどくにふるえてながすなみだをぬぐいさるちからはもてなくて)

孤独に震えて流す涙を　拭い去る力は持てなくて

(ぶきようにいきたきせきのはてにたいせつななにかをなくしても)

不器用に生きた軌跡の果てに　大切な何かを失くしても

(あこがれにいきたきせきのはてにたいせつななにかをなくしても)

憧れに生きた軌跡の果てに　大切な何かを失くしても

(ｗｏｗ)

WOW…