シキナ

(かぜたちぬあきのこころがわりとつぜんのさよなら)

風立ちぬ秋の心変わり　突然のサヨナラ

(さんがもゆるころためいきさえきえそうなこいうた)

山河燃ゆる頃溜め息さえ　消えそうな恋唄

(ときはたちひとはきずをおさえまたゆめみてしまう)

時は経ち人は傷を押さえ　また夢見てしまう

(あいはさりやがてこごえるてにしろくしろくしろく)

愛は去りやがて凍える手に　白く白く白く

(ゆきもよう)

…雪模様

(ふるいとけいがまわりだすわすれてたいたみ)

古い時計が回りだす　忘れてた痛み

(むねのたかなりちんもくをやぶるきざみ)

胸の高鳴り　沈黙を破る刻み

(うでをのばせばいつものようにだきよせられそうで)

腕を伸ばせばいつもの様に　抱き寄せられそうで

(となりあうえきぎゃくむきのきしゃはなれてゆく)

隣り合う駅　逆向きの汽車離れてゆく

(ゆらりゆらめいてあなたのかげがちる)

ゆらり揺らめいて　あなたの影が散る

(わかれのこえにまだふるえてる)

別れの声に　まだ震えてる

(こはるびのゆめによくにているおもいでのあしあと)

小春日の夢に良く似ている　想い出の足跡

(てのひらをあわせふりむきざませいしゅんをあおいだ)

手のひらを合わせ振り向き様　青春を仰いだ

(よぞらさくほしにささげてきた２りのいのりから)

夜空咲く星に捧げて来た　2人の祈りから

(めぐりめぐるときうまれかわるうんめいをしんじて)

巡り巡る時生まれ変わる　運命を信じて

(こいもよう)

…恋模様

(ふいにせをむけてどあをしめるおと)

不意に背を向けて　ドアを閉める音

(おいかけたのはこころだけ)

追いかけたのは　心だけ

(かぜたちぬあきのこころがわりとつぜんのさよなら)

風立ちぬ秋の心変わり　突然のサヨナラ

(さんがもゆるころためいきさえきえそうなこいうた)

山河燃ゆる頃溜め息さえ　消えそうな恋唄

(ときはたちひとはきずをいやしまたあるきはじめる)

時は経ち人は傷を癒し　また歩き始める

(たびだちのあさのこごえるてにしろくしろくしろく)

旅立ちの朝の凍える手に　白く白く白く

(ゆきもよう)

…雪模様