理想のツンとデレの割合

(りそうのつんとでれのわりあい。)

理想のツンとデレの割合。

(それは、つんでれすきがあつまるとさけてはとおれないろんそうである。)

それは、ツンデレ好きが集まると避けては通れない論争である。

(あるひとはいう。)

ある人は言う。

(でれはほとんどないくらいがしこうだ。)

デレはほとんどないくらいが至高だ。

(もしかしてでれた？とおもいをはせることこそしんのつんでれのたのしみかたであり、)

もしかしてデレた？と思いを馳せることこそ真のツンデレの楽しみ方であり、

(りそうのつんとでれのわりあいは９９：１だと。)

理想のツンとデレの割合は99:1だと。

(またあるひとはいう。)

またある人は言う。

(でれとは、こーひーかっぷのそこでとけきっていないかくざとうのようなものであり、)

デレとは、コーヒーカップの底で溶けきっていない角砂糖のようなものであり、

(あじわっているとおもいがけずそのあまさにそうぐうするが、)

味わっていると思いがけずその甘さに遭遇するが、

(はっきりとしたそんざいかんをおびており、よそうがいにこーひーをひきたたせる。)

はっきりとした存在感を帯びており、予想外にコーヒーを引き立たせる。

(よって、りそうのつんとでれのわりあいは７：３だと。)

よって、理想のツンとデレの割合は7:3だと。

(またあるひとはいう。)

またある人は言う。

(つんでれとは、かていをたのしむものでありわりあいをぎろんするなどなんせんすだ。)

ツンデレとは、過程を楽しむものであり割合を議論するなどナンセンスだ。

(さいしょはこころをひらかないひろいんが、やむなくきょうりょくしあってなにかをなしとげたり、)

最初は心を開かないヒロインが、やむなく協力し合って何かを成し遂げたり、

(しゅじんこうのいがいないちめんにどきっとしたりして、)

主人公の意外な一面にドキッとしたりして、

(ひかれていくかていをめでることこそつんでれのたのしみかたであり、)

惹かれていく過程を愛でることこそツンデレの楽しみ方であり、

(あえてわりあいでいうならばでれの０から１０へのいこうであると。)

敢えて割合で言うならばデレの0から10への移行であると。

(またあるひとはいう。)

またある人は言う。

(つんでれとは、ほかのぞくせいとあいまってはじめてなりたつものだ。)

ツンデレとは、ほかの属性と相俟って初めて成り立つものだ。

(むしろほかのぞくせいをあわせもたずでれたりつんつんしたりしているきゃらなど、)

むしろ他の属性を併せ持たずデレたりツンツンしたりしているキャラなど、