田園

(いしころけとばしゆうひにないたぼく)

石ころけとばし夕日に泣いた僕

(よぞらみあげてほしにいのってたきみ)

夜空見上げて星に祈ってた君

(あぶらにまみれてだまりこんだあいつ)

油にまみれて黙り込んだあいつ

(しごとほっぱらかしてほおずえつくあのこ)

仕事ほっぱらかしてほおずえつくあの娘

(なにもできないでだれもすくえないで)

何もできないで誰も救えないで

(かなしみひとつもいやせないで)

悲しみひとつもいやせないで

(かっこつけてないでやれるもんだけで)

カッコつけてないでやれるもんだけで

(まいにちなにかをがんばってりゃ)

毎日何かを頑張っていりゃ

(いきていくんだそれでいいんだ)

生きていくんだそれでいいんだ

(びるにのみこまれまちにはじかれて)

ビルに飲み込まれ街にはじかれて

(それでもそのてをはなさないで)

それでもその手を離さないで

(ぼくがいるんだみんないるんだ)

僕がいるんだみんないるんだ

(あいはここにあるきみはどこへもいけない)

愛はここにある君はどこへも行けない

(ひだまりのなかがむしゃらにはしるぼく)

ひだまりのなかがむしゃらに走る僕

(そろばんはじいてあたまかかえてたきみ)

そろばんはじいて頭抱えてた君

(からのみるくびんにたんぽぽさすあいつ)

空のミルク瓶にタンポポさすあいつ

(みちをはずれちゃってとほうにくれるあのこ)

道を外れちゃて途方に暮れるあの子

(なにもうばわないでだれもすくえないで)

何も奪わないで誰も傷つけないで

(しあわせひとつもまもれないで)

幸せひとつも守れないで

(そんなにいそがないでそんなにあせらないで)

そんなに急がないでそんなに焦らないで

(あしたもなにかをがんばっていりゃ)

明日も何かを頑張っていりゃ

(いきていくんだそれでいいんだ)

生きていくんだそれでいいんだ

(なみにまきこまれかぜにとばされて)

波に巻き込まれ風に飛ばされて

(それでもそのめをつぶらないで)

それでもその目をつぶらないで

(ぼくがいるんだみんないるんだ)

僕がいるんだみんないるんだ

(そしてきみがいるほかになにができる)

そして君がいる他に何ができる

(いきていくんだそれでいいんだ)

生きていくんだそれでいいんだ

(びるにのみこまれまちにはじかれて)

ビルに飲み込まれ街にはじかれて

(それでもそのてをはなさないで)

それでもその手をはなさないで

(ぼくがいるんだきみもいるんだ)

僕がいるんだ君もいるんだ

(みんなここにいるきみはどこへもいけない)

みんなここにいる君はどこへも行けない