over and over

(きみをひとりにさせようとする)

君を独りにさせようとする

(ことばなんかきかなくていいんだよ)

言葉なんか聞かなくていいんだよ

(おんがくをきこううたをうたおう)

音楽を聴こう　歌を歌おう

(おもったよりこのほしは)

思ったよりこの星は

(さびしくないはず)

淋しくないはず

(おぼつかないあしどりで)

おぼつかない足取りで

(ははのうでにかけよった)

母の腕に駆け寄った

(おさないひをわすれて)

幼い日を忘れて

(いろんなことおぼえすぎた)

色んなこと覚え過ぎた

(このせかいをふくざつにつくりなおした)

この世界を複雑に作り直した

(きずつかないように)

傷付かないように

(ひとをすきにならないように)

人を好きにならないように

(だれにもきらわれないように)

誰にも嫌われないように

(だけど)

だけど

(りろんぶそうをしたこころでは)

理論武装をした心では

(ひとのこころをだきしめられない)

人の心を抱きしめられない

(しあわせそれはだいじなひとと)

幸せそれは　大事な人と

(ないたりわらったり)

泣いたり笑ったり

(できることのべつめい)

できることの別名

(かんぺきからはほどとおく)

完璧からはほど遠く

(にんげんじみていとおしいように)

人間じみて愛おしいように

(あいされるってそんなに)

愛されるって　そんなに

(むずかしいことじゃないよ)

難しいことじゃないよ

(せかいにいるひとりひとりに)

世界にいる一人一人に

(うなずいてもらえるような)

頷いてもらえるような

(いきかたをしようなんて)

生き方をしようなんて

(ぐろてすくなえせどうとくだ)

グロテスクなエセ道徳だ

(きっと)

きっと

(だれにむけたえがおでもない)

誰に向けた笑顔でもない

(わらいごえがさいてこぼれるだけ)

笑い声が咲いてこぼれるだけ

(わかれのはるもはしゃいでられた)

別れの春も　はしゃいでられた

(なんのへんてつもない)

何の変哲もない

(ほうかごのえいえん)

放課後の永遠

(やぶりすてるようにいきる)

破り捨てるように生きる

(いちにちがあるのなら)

一日があるのなら

(くらいことをかんがえる)

暗いことを考える

(よはくをぬりつぶしてやる)

余白を塗りつぶしてやる

(だから)

だから

(きみをひとりにさせようとする)

君を独りにさせようとする

(ことばなんかきかなくていいんだよ)

言葉なんか聞かなくていいんだよ

(おんがくをきこううたをうたおう)

音楽を聴こう　歌を歌おう

(おもったよりこのほしは)

思ったよりこの星は

(さびしくないはず)

淋しくないはず