奇跡のコースI-1
ヘレン・シャックマン記
ウィリアム・セットフォード、ケネス・ワプニック編
大内 博 訳
ナチュラルスピリット
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問題文
(これはきせきについてのこーすです。)
これは奇跡についてのコースです。
(これはひっしゅうのこーすです。)
これは必修のコースです。
(あなたにまかされているのは)
あなたに任されているのは
(こーすをうけるときをいつにするかだけです。)
コースを受ける時をいつにするかだけです。
(じゆういしとはあなたがかりきゅらむをせっていできるといういみではありません。)
自由意志とはあなたがカリキュラムを設定できるという意味ではありません。
(あるときになにをまなぶかをせんたくできるといういみです。)
ある時に何を学ぶかを選択できるという意味です。
(このこーすはあいのいみをおしえることをめざすものではありません。)
このコースは愛の意味を教えることを目指すものではありません。
(というのは、あいのいみをおしえるのはできないからです。)
というのは、愛の意味を教えるのはできないからです。
(しかしながら、このこーすはあなたのせいとくのけんりである。)
しかしながら、このコースはあなたの成徳の権利である。
(あいのそんざいについて、じかくをさまたげているしょうへきをとりさることをめざします。)
愛の存在について、自覚を妨げている障壁を取りさることを目指します。
(あいのはんたいごはおそれですが、)
愛の反対語は恐れですが、
(すべてをほうがんするものにはんたいごはありません。)
すべてを包含するものに反対語はありません。
(ゆえにこのこーすはつぎのように)
ゆえにこのコースは次のように
(たんてきにようやくすることができます。)
端的に要約することができます。
(じつざいするものはそんざいをおどかされることはありません。)
実在するものは存在を脅かされることはありません。
(ひじつざいなるものはそんざいしません。)
非実在なるものは存在しません。
(ここに、かみのやすらぎがあります。)
ここに、神の安らぎがあります。
(だい1しょう きせきのいみ きせきのげんり)
第1章 奇跡の意味 奇跡の原理
(きせきになんいどはありません。)
奇跡に難易度はありません。
(ひとつのきせきがほかのきせきにくらべてよりむずかしいとか)
一つの奇跡が他の奇跡に比べてより難しいとか
(よりいだいであるということはありません。)
より偉大であるということはありません。
(きせきはすべておなじです。)
奇跡はすべて同じです。
(あいのひょうげんはすべてさいだいげんです。)
愛の表現はすべて最大限です。
(きせきそのものはじゅうようではありません。)
奇跡そのものは重要ではありません。
(じゅうようなのはきせきのみなもとであり)
重要なのは奇跡の源であり
(きせきのみなもとは、ひょうかをはるかにちょうえつしたものです。)
奇跡の源は、評価をはるかに超越したものです。
(きせきは、あいのひょうげんとしてしぜんにおこります。)
奇跡は、愛の表現として自然に起こります。
(しんのきせきのひょうげんはかんきするあいです。)
真の奇跡の表現は歓喜する愛です。
(このいみにおいてあいからしょうじるものはすべてきせきです。)
この意味において愛から生じるものはすべて奇跡です。
(すべてのきせきはせいめいをいみします。)
すべての奇跡は生命を意味します。
(そして、かみがせいめいをあたえるものです。)
そして、神が生命を与えるものです。
(かみのこえはあなたをひじょうにぐたいてきにみちびいてくださるでしょう。)
神の声はあなたを非常に具体的に導いてくださるでしょう。
(しるひつようのあることすべてがあなたにつげられるでしょう。)
知る必要のあることすべてがあなたに告げられるでしょう。
(きせきはしゅうかんであり、むいしきのうちにおこるべきものです。)
奇跡は習慣であり、無意識のうちに起こるべきものです。
(いしきてきにこんとろーるされるものではありません。)
意識的にコントロールされるものではありません。
(いしきてきにせんたくされたきせきはまちがったほうこうにみちびかれるかのうせいがあります。)
意識的に選択された奇跡は間違った方向に導かれる可能性があります。
(きせきはしぜんにおきるものです。)
奇跡は自然に起きるものです。
(きせきがおきないときは、なにかがまちがっています。)
奇跡が起きない時は、何かが間違っています。
(きせきはすべてのひとびとのけんりですがはじめにじょうかがひつようです。)
奇跡はすべての人びとの権利ですがはじめに浄化が必要です。
(きせきはかけているものをおぎなうがゆえにいやすちからをもっています。)
奇跡はかけているものを補うがゆえに癒す力を持っています。
(きせきはいちじてきにたにんよりおおくをゆうするものによって)
奇跡は一時的に他人より多くを有するものによって
(いちじてきにたにんよりすくなくゆうするもののためにおこなわれます。)
一時的に他人より少なく有するもののために行なわれます。
(きせきはいっしゅのこうかんです。)
奇跡は一種の交換です。