学生生活　～マリーゴールド替え歌～

(かぜのつよさがちょっと)

風の強さがちょっと

(かみのけぐちゃぐちゃにして)

髪の毛ぐちゃぐちゃにして

(ともはおちこむ)

友は落ち込む

(せっとくずれたと)

「セット崩れた」と

(おなじるーてぃんのひび)

同じルーティンの日々

(かわいそうなぼくらがくせい)

可哀想な僕ら学生

(だらけてみたいと)

だらけてみたいと

(つぶやいてみた)

つぶやいてみた

(めのまえにずっとたっているきょうし)

目の前にずっと立っている教師

(きのどくだ)

気の毒だ

(けいとのぼうしのきょうし)

毛糸の帽子の教師

(なぜかゆきだるまににてる)

なぜか雪ダルマに似てる

(あれはぼくがまだよんさいのふゆのこと)

あれは僕がまだ四歳の冬のこと

(ゆきだるまつくってよろこんでたころ)

雪ダルマ作って喜んでた頃

(ああきのどくすぎと)

「ああ　気の毒すぎ」と

(なきまねしてそういうともに)

泣きマネしてそう言う友に

(あいさつはきっとしごとなんだから)

挨拶はきっと仕事なんだから

(しかたないとわらいながらいったよ)

仕方ないと笑いながら言ったよ

(ほんとうのきもちぜんぶ)

本当の気持ち全部

(かけるもんならかいてみたい)

書けるもんなら書いてみたい

(きょうしとのにっきに)

教師との日記に

(かけるもんなら)

書けるもんなら

(めにみえてるよどうなるかなんて)

目に見えてるよ　どうなるかなんて

(しかられる)

シ・カ・ラ・レ・ル

(かちかちのたいいくかんの)

カチカチの体育館の

(ゆかのつめたいくうきをしりに)

床の冷たい空気を尻に

(うけとめているきょうというひは)

受け止めている今日という日は

(なんてふこうなひなんだとまじでおもった)

なんて不幸な日なんだとマジで思った

(ああまだはなすひと)

ああ　まだ話す人

(ごにんものこってたときづいて)

五人も残ってたと気付いて

(しりのいたみそろそろげんかいだあ)

尻の痛みそろそろ限界だあ

(ここにいるぜんいんがそうおもう)

ここにいる　全員が　そう思う

(はるかとおいばしょにいても)

遥か遠い場所にいても

(きづかれないんだあ)

気付かれないんだあ

(めだけむけてれば)

目だけ向けてれば

(きいてるようにみえる)

聞いてるように見える

(はやくおわれないしんそうおもい)

早く終われ　内心そう思い

(こころではなしきいていないよ)

心で話聞いていないよ

(ないようなんてどうでもいいんだよ)

内容なんてどうでもいいんだよ

(はやくおわれまじでしりがいたいんだ)

早く終われマジで　尻が痛いんだ

(がっこうがえりに)

学校帰りに

(てをつなぐせいとふたりみつけ)

手をつなぐ生徒二人見つけ

(それをみてりあじゅうとさとったぼくは)

それを見てリア充と悟った僕は

(べつるーとでかえります)

別ルートで帰ります

(ああそつぎょうしたい)

ああ　卒業したい

(はやくそつぎょうしたいよぼくは)

早く卒業したいよ　僕は

(ぼくはともたったふたりしかいないから)

ぼくは友たった二人しかいないから

(くらすではほぼぼっちつまんない)

クラスでは　ほぼボッチ　つまんない

(もういやだ)

もう嫌だ

(しばらくはおわらないせいかつ)

しばらくは　終わらない　生活