遠視のコントラルト
追撃ラッシュは収まらず、2019年7月5日にはNEWSINGLE「散瞳 ・ 花曇」の配信を開始。2019年7月にFUJIROCK19のルーキーアゴーゴーステージに抜擢され、圧巻のライブを披露。彗星のごとく現れたシンガーソングライターとして各界注目の存在。
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歌詞(問題文)
(かみをすくてがよこがおにふれて)
髪を梳く手が横顔に触れて
(おなじいろにそめあげられていくようで)
同じ色に染めあげられていく様で
(いつからかぼくはうそにもなれて)
いつからか僕は 嘘にも慣れて
(たゆたうそのめには)
たゆたうその目には
(くるったようなしんどうがみえた)
狂ったような振動が見えた
(ふってもはれてももうかんたんにはいかない)
降っても晴れても もう簡単にはいかない
(あしはうごかないためらいもかくせないね)
脚は動かない 躊躇いも隠せないね
(さいぼうかんしょくかさなるだけだろう)
細胞 感触 重なるだけだろう
(「ほらそう、ぜったいね」)
「ほらそう、絶対ね」
(そのきれぎれのこえでうたいだして)
その切れぎれの声で 歌いだして
(いつかもうめもきっとみえなくなってく)
いつかもう目もきっと見えなくなってく
(あしがからまるそれすらいとおしいとろう?)
足が絡まる それすら愛おしい徒労?
(あわをくらえばいみをゆすられて)
泡を食らえば意味をゆすられて
(はきだすこともできないね)
吐き出すこともできないね
(たやすくいろはかわって)
容易く色は変わって
(えんしのれんずごしにきえた)
遠視のレンズ越しに消えた
(どこまでゆくの?)
どこまでゆくの?
(もうやんだあめのなかに)
もうやんだ雨の中に
(おさえこんだえみのかげだけのこして)
抑え込んだ笑みの影だけ残して
(やきついたままのかせきしたけしきを)
焼きついたままの化石した景色を
(ただみているまだみている)
ただ見ている まだ見ている
(はんしゃしたひかりのはてをかすめてきえてゆく)
反射した 光の果てを掠めて 消えてゆく
(またたきつんざきうごめきまわりかなわないな)
瞬き劈き蠢き回り敵わないな
(わらいごえもはきちがええいかくにむねをえぐりとられて)
笑い声も履き違え鋭角に胸を抉り取られて
(くるめきわきあがりおどりくるたいまんな)
くるめき湧き上がり躍り来る怠慢な
(ひざしをすいこんだいっさいわすれながらながれだした)
陽射しを吸い込んだ 一切 忘れながら流れ出した
(いつからかめはもっとみえなくなった)
いつからか 目はもっと見えなくなった
(したはからまりいきだけがただしらむごご)
舌は絡まり息だけがただ白む午後
(ひかりのたまりにこしをかけている)
光の溜まりに腰をかけている
(きみはとてもきれいだね)
君はとても綺麗だね
(やさしくきみはわらったえんしのれんずごしにきえた)
優しく君は笑った 遠視のレンズ越しに消えた
(そこまでゆくよあともうすこしだけ)
そこまでゆくよ あともうすこしだけ
(そうさまってておくれどうかわすれないでくれ)
そうさ待ってておくれ どうか忘れないでくれ
(やきつくだけじゃふれさせて)
焼きつくだけじゃ触れさせて
(もういちどさあまだみえない?)
もう一度さあ まだ見えない?
(ぼくのせいでわらってよ)
僕の所為で 笑ってよ
(らんしゃしたことばはこくうをまう)
乱射した言葉は 虚空を舞う
(だれのせいにしたい?)
誰の所為にしたい?
(やさしくきみはわらった?)
優しく君は笑った?