幻想ピアニスト
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歌詞(問題文)
(ものくろねおんにゆがむまてんろうどおり)
モノクロネオンに 歪む摩天楼通り
(まふらーごしにこぼれたためいき)
マフラー越しに こぼれた溜息
(いつものさてんでにがいこーひーたのんで)
いつもの茶店で 苦いコーヒー頼んで
(かびんにさくれんげのかごとのみほす)
花瓶に咲く蓮華の香ごと 飲み干す
(てんさいぴあにすとのひぼんなにちじょうは)
天才ピアニストの 非凡な日常は
(えにかいたようなかんぺきなさくせすすとーりー)
絵に描いたような 完璧なサクセス・ストーリー
(せんぼうもしょうさんも「とうぜんだね」って、わらって)
羨望も称賛も「当然だね」って、微笑って
(ゆびさきからそっとまほうをかなでていく)
指先から そっと魔法を奏でていく
(こよいのすてーじにははなをさかそうか?)
今宵のステージには 花を咲かそうか?
(きたいにうずくみみをすまして)
期待に疼く耳を澄まして
(にわしのてのなかへおいで)
庭師の手の中へ おいで
(ゆびさきにさいたげんそうていでごせんのゆめにおちて)
指先に咲いた幻想庭で 五線の夢に落ちて
(こちょうのはなのえんにだれもかれもくるいまっておどれ)
胡蝶の花の宴に 誰も彼も 狂い舞って踊れ
(かねがなきとけだすはいえんきづけばかっさいのあめ)
鐘が鳴き 解け出す廃園 気づけば 喝采の雨
(さびつくはさみをかくして、わらえ)
錆びつく鋏を隠して、微笑え
(きらめくねおんにくらむまてんろうどおり)
煌めくネオンに 眩む摩天楼通り
(おさなきしょうけいいつからさめた、どりーまー?)
幼き憧憬 いつから覚めた、ドリーマー?
(いつものさてんでにがいこーひーたのんで)
いつもの茶店で 苦いコーヒー頼んで
(かびんにさくりんどうのかごとのみほす)
花瓶に咲くリンドウの香ごと 飲み干す
(よゆうのかめんはかんたんにはずれない)
余裕の仮面は 簡単に外れない
(なぜならぼくはかんぺきなえんたーていなー)
なぜなら僕は 完璧なエンターテイナー
(ひろうもこんぱいも「ぜんぜんだね」って、だまして)
疲労も困憊も「全然だね」って、騙して
(いつもどおりさぼくはまほうをかなでていく)
いつもどおりさ 僕は魔法を奏でていく
(こよいのすてーじにはほしをふらそうか?)
今宵のステージには 星を降らそうか?
(きたいにうずくみみをすまして)
期待に疼く耳を澄まして
(てじなしのてのなかでねむれ)
手品師の手の中で 眠れ
(ゆびさきにのったげんそうせいをごせんのそらにとばして)
指先に乗った幻想星を 五線の宇宙に飛ばして
(ながれるほしのうみへこぎだしたつきにのってすすめ)
流れる星の海へ 漕ぎだした月に乗って進め
(かねがなきとけだすさくてんきづけばかっさいのやみ)
鐘が鳴き 解け出す朔天 気づけば 喝采の闇
(くだけたすてっきごとぼくをのみこんでいく)
砕けたステッキごと 僕を呑み込んでいく
(むせかえるはなたばにうもれながら)
むせ返る花束に埋もれながら
(ひめいあげるゆびもすさんだほんねもかくして)
悲鳴あげる指も 荒んだ本音も隠して
(わらって、てをふらなくちゃ・・・・・・)
微笑って、手を振らなくちゃ……
(きずだらけのとうしんだいにえがおのかめんをつけて)
傷だらけの等身大に 笑顔の仮面を付けて
(「りそうのぼく」のぐうぞうあきもせずに、えんじつづけ)
「理想の僕」の偶像 飽きもせずに、演じ続け
(おわれないどうけしのきょうえんすべてあばかれたら)
終われない 道化師の狂宴 すべて暴かれたら
(すこしはらくになれるのかなぁ・・・・・・)
少しは楽になれるのかなぁ……
(なんてね!)
なんてね!
(ゆびさきになったげんそうたんにごせんのまほうをかけて)
指先になった幻想譚に 五線の魔法を掛けて
(あざやかなめろでぃでだれもかれもとりこにしてわらえ)
鮮やかなメロディで 誰も彼も 虜にして微笑え
(かねがなきとけだすげんそうきづけばかっさいのあめ)
鐘が鳴き 解け出す幻想 気づけば 喝采の雨
(くだけたこころをうがちて、わらえ)
砕けた心を穿ちて、嗤え