おやすみ

(かがみをふいてきれいにしたの)

鏡を拭いて綺麗にしたの

(せんめいだったけしきをしった)

鮮明だった景色を知った

(こんびにでけーきかうわたしは)

コンビニでケーキ買う私は

(そのおおきなくろめにうつるこーひーに)

その大きな黒目に映るコーヒーに

(おぼれたい)

溺れたい

(しりあいのすくないわたしにとって)

知り合いの少ない私にとって

(なにがはじまってなくなったとか)

何が始まって、なくなったとか

(ぜんぜんきょうみないんだけど)

全然興味ないんだけど

(いまあなたがいなくなったら)

今あなたが居なくなったら

(なんてことをかんがえてしまう)

なんてことを考えてしまう

(あさいったことをわたしはまだきにしている)

朝言ったことを私はまだ気にしている

(きょうもあいしていたよ)

今日も愛していたよ

(まだあなたのことなにもしらないきがする)

まだあなたのこと、何も知らない気がする

(さっきおわったはなしが)

さっき終わった話が

(ふしぎになるくらいあたまのなかをまわるのは)

不思議になるくらい頭の中を回るのは

(まじめなあなたのかおが)

真面目なあなたの顔が

(しらないものにみえたから)

知らないものに見えたから

(あなたのおかえりとおやすみが)

あなたのおかえりとおやすみが

(きけないよるはねむれないや)

聞けない夜は眠れないや

(ひとりではひとりになれないと)

一人では一人になれないと

(きづいてしまって)

気づいてしまって

(あなたがいとおしい)

あなたが愛おしい

(がんばるあなたがすきだけど)

頑張るあなたが好きだけど

(わたしがやすみのこんなひは)

私が休みのこんな日は

(しごとになんていかないでって)

仕事になんて行かないでって

(こんなわがままはつうようしない)

こんなワガママは通用しない

(くらいがちょうどいいかもしれないね)

くらいが丁度いいかもしれないね

(いつまでもこんなわたしのうたきいてくれる？)

いつまでもこんな私の歌聞いてくれる？

(ねえもうまよわないで)

ねえ、もう迷わないで

(あかりけしてまだ)

明かり消して、まだ

(とおいゆめのはなしをしてさ)

遠い夢の話をしてさ

(まいにちわらっちゃうな)

毎日、笑っちゃうな

(ほれたほうのまけなら)

惚れたほうの負けなら

(わたしよろこんでまけるよ)

私、喜んで負けるよ

(あなたはきょうもひとりでに)

あなたは今日もひとりでに

(ゆめのなかへいっている)

夢の中へ行っている

(あなたはいつでもだれにでもあいされているから)

あなたはいつでも誰にでも愛されているから

(たとえばわたしがいなかったとしても)

たとえば私がいなかったとしても

(きっとそれはそれでしあわせになれるんだろうな)

きっとそれはそれで幸せになれるんだろうな

(こどくなわたしはうれしくてかなしくて)

孤独な私は嬉しくて悲しくて

(きょうもあいしていたよ)

今日も愛していたよ

(ねえこのなみだはさ)

ねえ、この涙はさ

(あいにとまどってしまうから)

愛に戸惑ってしまうから

(どんなおまじないを)

どんなおまじないを

(ひゃっかいくりかえすより)

100回繰り返すより

(あなたのかおがいちどみたい)

あなたの顔が一度見たい

(ねえもうはなさないで)

ねえ、もう話さないで

(あしたもあさっても)

明日も明後日も

(ずっとここにおいてくれる)

ずっとここに置いてくれる？

(ねえはなしはんぶんのあなたに)

ねえ、話半分のあなたに

(いっしょうをあげるよ)

一生をあげるよ

(いらなくなったらいってよ)

要らなくなったら言ってよ

(わたしのとなりでわらって)

私の隣で笑って

(なんでもないひもずっと)

なんでもない日もずっと