車輪とライカ

(ふくらんだふあんほうかごにかくし)

膨らんだ不安 放課後に隠し

(ゆうやけはしるさきはもうそまり)

夕焼けはしる 先はもう染まり

(とどかないとどけたいちぐはぐ)

届かない、届けたい、ちぐはぐ

(はぐるまのしんおん)

歯車の心音

(てのひらなぞるやさしさのぎまん)

てのひらなぞる 優しさの欺瞞

(まえがみふれるあのひとのかおり)

前髪触れる あのひとの香り

(ただあかいしかたない)

ただ紅い、仕方ない

(だけどなつのせいじゃない)

だけど、夏のせいじゃない

(あいもあえないもくるくるまわるの)

アイもアエナイも くるくる回るの

(こころからまわるまで)

ココロ空回るまで

(なみだとなつくらいはなさき)

ナミダと夏くらい 花咲き

(むきあいきみうたいいみなし)

向き合い君うたい、意味無し

(さよならをさいしゅうでんしゃに)

サヨナラを、最終電車に

(おきわすれてこれたらなあ)

置き忘れてこれたらなあ

(ひはまたまわりだしそのさき)

日はまた 回り出し その先

(おいかけゆめをかきわずらい)

追いかけ 夢を掻き、わずらい

(こころまっすぐに)

ココロ真直ぐに

(ころがったおもいはどうか)

転がった想いはどうか

(きえないでいて)

消えないでいて

(きえそうねがいゆびさきでかわし)

消えそう 願い 指先でかわし

(ゆうやみがそうここもいきどまり)

夕闇が添う ここも行き止まり

(まだあかいしかたない)

まだ紅い、仕方ない

(だからなつのせいにしたい)

だから、夏のせいにしたい

(はぐるまのかずだけいっしょにまわろう)

歯車の数だけ一緒に、回ろう

(こころかみあわないだけ)

ココロ噛み合わないだけ

(さいごのなつほどきたねまき)

最後の 夏ほどき 種蒔き

(ゆめなぎきみおもいたびだち)

夢なぎ 君おもい、旅立ち

(さよならをらいしゅうのそらに)

サヨナラを、来週の空に

(おきわすれてこれたらなあ)

置き忘れてこれたらなあ

(くもりのちららばいくれない)

くもりのち ララバイ 紅

(もういくねつよがりもうあき)

"もう行くね" 強がり もう秋

(こころまっすぐに)

ココロ真直ぐに

(ころがったおもいはどうか)

転がった想いはどうか

(きえないでいて)

消えないでいて

(なみだとなつくらいはなさき)

ナミダと夏くらい 花咲き

(むきあいきみうたいいみなし)

向き合い君うたい、意味無し

(さよならをさいしゅうでんしゃに)

サヨナラを、最終電車に

(おきわすれてこれたらなあ)

置き忘れて来れたらなあ

(ひはまたまわりだしそのさき)

日はまた 回り出し その先

(おいかけゆめをかきわずらい)

追いかけ 夢を掻き、わずらい

(こころまっすぐに)

ココロ真直ぐに

(ころがったおもいはどうか)

転がった想いはどうか

(きえないでいて)

消えないでいて