トイパトリオット/米津玄師

(ぼくはきみのともだちきみのあいをまもるぱとりおっと)

僕は君の友達　君の愛を守るパトリオット

(ずっととおくのしゃようから)

ずっと遠くの斜陽から

(きみのすがたをみつけたよ)

君の姿を見つけたよ

(もしもきみのこころをきずつけるものがあるなら)

もしも君の心を　傷つけるものがあるなら

(ぼくのやけたからだで)

僕の灼けた体で

(それをすぐころしてしまおう)

それをすぐ殺してしまおう

(あそびにいこうよいそいでいこう)

遊びに行こうよ　急いで行こう

(きみがおとなになるそれまでに)

君が大人になるそれまでに

(このらくがきみたいなまいにちが)

この落書きみたいな毎日が

(としおいたそのときもかわらずに)

年老いたその時も変わらずに

(あせたいろにつづいていけばいい)

褪せた色に続いていけばいい

(ぼくはきみのともだち)

僕は君の友達

(きみとこえをつなぐぱとりおっと)

君と声をつなぐパトリオット

(いきをふいてかげるぱちおから)

息を吹いて陰るパチオから

(きみのさびしいこえをきく)

君の寂しい声を聞く

(ずっときずつけてきた)

ずっと傷つけてきた

(それしかできないぱとりおっと)

それしか出来ないパトリオット

(おぼれそうにのびるぽぷらと)

溺れそうに伸びるポプラと

(きみのかなしいうたがなる)

君の哀しい歌が鳴る

(ひなたにみるよあおいけいろ)

日向に見るよ　青い経路

(つめたいおもいでにかわるまでに)

冷たい思い出に変わるまでに

(あのはやんだけしみたいなまいにちを)

あの疾んだ芥子みたいな毎日を

(えいごうきみはしらずにいてほしい)

永劫君は知らずにいてほしい

(あせたいろにつづいていけばいい)

褪せた色に続いていけばいい

(しっているのさいつかきみが)

知っているのさ　いつか君が

(ぼくのことをわすれることを)

僕のことを忘れることを

(それでいいさぼくはきみをまもるため)

それでいいさ　僕は君を守るため

(きずをつけるぱとりおっとさ)

傷をつけるパトリオットさ

(あそびにいこうよいそいでいこう)

遊びに行こうよ　急いで行こう

(きみがおとなになるそれまでに)

君が大人になるそれまでに

(このらくがきみたいなまいにちが)

この落書きみたいな毎日が

(としおいたそのときもかわらずに)

年老いたその時も変わらずに

(あせたいろにつづいていけばいい)

褪せた色に続いていけばいい

(おそろしいよるもくだらないあさも)

恐ろしい夜も下らない朝も

(すべてこなごなにくだけちれば)

すべて粉々に砕け散れば

(あのようすいがかれたさばくのなか)

あの羊水が涸れた砂漠の中

(きみはほらだれかとあるいていく)

君はほら　誰かと歩いていく

(あざやかないろでみちたりたみち)

鮮やかな色で満ちたりた道

(ぼくがいなくなるとき)

僕がいなくなるとき

(きみのこころにきずがつくよう)

君の心に傷がつくよう

(そうねがってしまうぜいじゃくを)

そう願ってしまう脆弱を

(ひとつだけゆるしてほしい)

ひとつだけ許して欲しい

(ぼくはぱとりおっとさ)

僕はパトリオットさ