ガリバー旅行記 15 大人国の旅
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(みしらぬとちやかいがんへいくのが、わたしのこどものころからのあこがれだったにしても)
見知らぬ土地や海岸へ行くのが、私の子供の頃からの憧れだったにしても
(こんなおもいがけないめにばかりあおうとは、どうしてそうぞうできたでしょう。)
こんな思いがけないめにばかりあおうとは、どうして想像できたでしょう。
(それに、こびとのくににくらべるときょじんのくにをぬけだすことは)
それに、小人の国に比べると巨人の国を抜け出すことは
(はるかにむずかしいことでした。うっかり、ひとりでそとにでてふみつけられたら)
はるかに難しいことでした。うっかり、ひとりで外に出て踏みつけられたら
(それまでです。わたしは、わたしをひろったきょじんにわがみのすべてを)
それまでです。私は、私を拾った巨人にわが身のすべてを
(まかせてくらすしかありません。)
任せて暮らすしかありません。
(さいわい、このいえのおんなのこは、きだてがよくわたしをにんぎょうのようにかわいがり)
幸い、この家の女の子は、気立てがよく私を人形のように可愛がり
(よくせわをしてくれました。かのじょはわたしのべっどをつくり)
よく世話をしてくれました。彼女は私のベッドを作り
(「こうすれば、ねずみにおそわれるしんぱいはないわ」とべっどをじぶんのへやに)
「こうすれば、ねずみに襲われる心配はないわ」とベッドを自分の部屋に
(つなでぶらさげました。わたしのきがえをつくったり、せんたくもしてくれました。)
綱でぶら下げました。私の着替えを作ったり、洗濯もしてくれました。
(また、ここがぶろぶでぃんなぐこくということや、このくにのことばを)
また、ここがブロブディンナグ国ということや、この国の言葉を
(まいにち、ねっしんにおしえてくれたので、わたしはすぐにたくさんのことばをおぼえました。)
毎日、熱心に教えてくれたので、私はすぐにたくさんの言葉を覚えました。
(かのじょはわたしに「ぐりるどりっぐ(おちびちゃん)」というなまえをつけてくれ)
彼女は私に「グリルドリッグ(おちびちゃん)」という名前をつけてくれ
(わたしはかのじょを「ぐらむだるくりっち(かわいいうば)」とよび)
私は彼女を「グラムダルクリッチ(かわいい乳母)」と呼び
(わたしたちはそれからのちも、ずっとはなれることがありませんでした。)
私たちはそれからのちも、ずっと離れることがありませんでした。
(ところでわたしのことは、たちまちむらじゅうにしれわたり、)
ところで私のことは、たちまち村中に知れわたり、
(むらのひとたちはいれかわりたちかわり、わたしをみにやってきました。)
村の人たちは入れ代わり立ち代わり、私を見にやってきました。
(「ぐりるどりっぐ、ごあいさつをなさい」)
「グリルドリッグ、ごあいさつをなさい」
(かわいいうばのいうとおり、わたしがおじぎをしたりけんをふりまわしてみせるので)
可愛い乳母の言う通り、私がお辞儀をしたり剣を振り回して見せるので
(むらのひとたちはとてもめずらしがりました。)
村の人たちはとても珍しがりました。
など
(そしてあるおとこが「これをいちのたつひに、まちへつれていってみせものにすると)
そしてある男が「これを市の立つ日に、町へ連れて行って見世物にすると
(ひともうけできるぜ」としゅじんにすすめました。)
ひともうけできるぜ」と主人に勧めました。
(これをきいたぐらむだるくりっちは、「いやよ、ぐりるどりっぐを)
これを聞いたグラムダルクリッチは、「いやよ、グリルドリッグを
(みせものにするなんてかわいそう。だいいち、そんなかんがえははずかしいことだわ」)
見世物にするなんてかわいそう。第一、そんな考えは恥ずかしいことだわ」
(なみだをうかべてはんたいしました。)
涙を浮かべて反対しました。
(しかししゅじんはすっかりそのきになり「こどものくせになまいきなことをいうな」)
しかし主人はすっかりその気になり「子供のくせに生意気なことを言うな」
(とおこりました。やはりぐらむだるくりっちは、おとうさんにそれいじょう)
と怒りました。やはりグラムダルクリッチは、お父さんにそれ以上
(さからえなかったようです。)
逆らえなかったようです。
(「それなら、まちへいくときはわたしもつれていって」とぐらむだるくりっちは)
「それなら、町へ行くときは私も連れて行って」とグラムダルクリッチは
(いいました。「いっしょにいってぐりるどりっぐのせわをするの」)
いいました。「一緒に行ってグリルドリッグの世話をするの」
(こうしてわたしは、いちのたつひ、くうきあながいくつかあいている)
こうして私は、市の立つ日、空気穴がいくつか開いている
(しかくいはこにいれられてまちへつれていかれました。)
四角い箱に入れられて町へ連れていかれました。
(まちへはうまでいきました。もちろんきょじんのうまは、やまのようにおおきく)
町へは馬で行きました。もちろん巨人の馬は、山のように大きく
(ひとまたぎが、じゅうすうめーとるもあるのです。)
ひとまたぎが、十数メートルもあるのです。
(うまがぱかぱかとあるくたびに、わたしのはいったはこはあらしにあったふねのようにゆれ)
馬がぱかぱかと歩くたびに、私の入った箱は嵐に遭った船のように揺れ
(まちへついたときは、もうくたくたにつかれてしまいました。)
町へ着いたときは、もうくたくたに疲れてしまいました。
(しゅじんはいちでにぎわうまちのおおどおりにやどをとり、さっそくわたしのせんでんをはじめました。)
主人は市でにぎわう町の大通りに宿を取り、さっそく私の宣伝を始めました。
(「さあさ、みなさん、よにもめずらしいかいぶつをみたいとおもいませんか。)
「さあさ、みなさん、世にも珍しい怪物を見たいと思いませんか。
(むしけらのようにちいさいが、あたまのてっぺんからあしのさきまで、)
虫けらのように小さいが、頭のてっぺんから足の先まで、
(われわれにんげんとそっくり。ことばもしゃべればげいもする。)
我々人間とそっくり。言葉もしゃべれば芸もする。
(ほんじつはつこうかいのかいぶつぐりるどりっぐ。さあさ、いらっしゃいみにいらっしゃい!」)
本日初公開の怪物グリルドリッグ。さあさ、いらっしゃい見にいらっしゃい!」
(おきゃくがあつまったら、わたしはやどやのおおひろまのてーぶるのうえで)
お客が集まったら、私は宿屋の大広間のテーブルの上で
(ぐらむだるくりっちのいうとおりのことをして、うごきまわることになっています。)
グラムダルクリッチの言う通りのことをして、動き回ることになっています。
(しゅじんのせんでんをきいたおきゃくは、つぎつぎとやどやへやってきて)
主人の宣伝を聞いたお客は、次々と宿屋へやってきて
(ひろまはたちまちいっぱいになりました。)
広間はたちまちいっぱいになりました。
(いよいよ、わたしのえんぎのはじまりです。)
いよいよ、私の演技の始まりです。
(「ぐりるどりっぐ、ごあいさつは?」)
「グリルドリッグ、ご挨拶は?」
(「ぐりるどりっぐ、じゃんぷをしてみせて」)
「グリルドリッグ、ジャンプをして見せて」
(「ぐりるどりっぐ、けんをつかってみせてあげて」)
「グリルドリッグ、剣を使って見せてあげて」
(いわれるまま、わたしはぶろぶでぃんなぐごで「ようこそ、みなさん!」
)
言われるまま、私はブロブディンナグ語で「ようこそ、みなさん!」
(とあいそよくおじぎをしたり、ぴょんぴょんとびはねたり)
と愛想よくお辞儀をしたり、ぴょんぴょん飛び跳ねたり
(ふぇんしんぐのまねをしたりしました。)
フェンシングの真似をしたりしました。
(「これはふしぎ!めずらしいかいぶつだ」)
「これは不思議!珍しい怪物だ」
(「いぬやねこよりも、こういうかいぶつをかってみたいわ」)
「犬や猫よりも、こういう怪物を飼ってみたいわ」
(おきゃくたちはめをまるくして、わたしをながめました。)
お客たちは目を丸くして、私を眺めました。
(「さてさて、おもしろいとおもうかたは、もういちどにゅうじょうりょうをはらってつぎのかいも)
「さてさて、面白いと思う方は、もう一度入場料を払って次の回も
(くりかえしごらんください」としゅじんはいい、おきゃくはつぎのかいもそのつぎのかいも)
繰り返しご覧ください」と主人は言い、お客は次の回もその次の回も
(おおひろまをうずめつくしました。)
大広間をうずめつくしました。
(おかげでわたしは、そのひ1にちで12かいも、わたしにとってはくだらないなさけないまねを)
おかげで私は、その日1日で12回も、私にとってはくだらない情けない真似を
(くりかえさなければなりませんでした。それにおきゃくのなかには、わたしにむかって)
繰り返さなければなりませんでした。それにお客のなかには、私に向かって
(はしばみのみをなげつけた、いたずらなこどももいました。)
はしばみの実をなげつけた、いたずらな子供もいました。
(はしばみのみといっても、かぼちゃのようにおおきいのです。)
はしばみの実といっても、カボチャのように大きいのです。
(うんよくはずれはしましたが、もしあたまにでもあたっていたら、)
運よく外れはしましたが、もし頭にでもあたっていたら、
(きっといのちにかかわるおおけがをしたでしょう。)
きっと命にかかわる大けがをしたでしょう。
(さてこうして、このつらいいちにちはおわりましたが、)
さてこうして、このつらい一日は終わりましたが、
(じつをいえば、このひはわたしのくろうのはじまりでした。)
実を言えば、この日は私の苦労の始まりでした。
(わたしをみせものにして、おもいがけないおおもうけをしたしゅじんは、それからというもの)
私を見世物にして、思いがけない大儲けをした主人は、それからというもの
(いちのたつひごとに、わたしをまちへつれていき、わたしはいちにちじゅうとんだりはねたりの)
市の立つ日ごとに、私を町へ連れて行き、私は一日中飛んだり跳ねたりの
(えんぎをしなければなりませんでした。それだけではありません。)
演技をしなければなりませんでした。それだけではありません。
(わたしのひょうばんがたかくなるにつれ、あちこちからなかまやかぞくづれで)
私の評判が高くなるにつれ、あちこちから仲間や家族連れで
(ちょくせつ、うちにおしかけてくるおきゃくもふえ、わたしはもうやすんでいるひまもありません。)
直接、家におしかけてくるお客も増え、私はもう休んでいる暇もありません。
(しかしにんげんのよくがきりのないのは、わたしたちふつうのにんげんも、)
しかし人間の欲がきりのないのは、私たち普通の人間も、
(こびともきょじんもおなじでした。)
小人も巨人も同じでした。
(しゅじんはたいへんなかねもうけをしたにもかかわらず、そのうえ、まだよくをだし)
主人はたいへんな金儲けをしたにもかかわらず、そのうえ、まだ欲をだし
(「こいつをみやこへつれていけば、もっともっともうかるぞ」)
「こいつを都へ連れて行けば、もっともっと儲かるぞ」
(そういってさっそくしたくをととのえ、わたしはまたはこにいれられ、)
そう言ってさっそく支度を整え、私はまた箱に入れられ、
(とおいみやこへつれていかれたのでした。)
遠い都へ連れて行かれたのでした。
(そのころのわたしは、あまりにはたらかされつづけて、さすがにからだがまいっていましたが)
その頃の私は、あまりに働かされ続けて、さすがに体がまいっていましたが
(「ぐりるどりっぐ、おかねにめがくらんだおとうさんをゆるしてね。)
「グリルドリッグ、お金に目がくらんだお父さんを許してね。
(かおいろがわるいけれど、からだはだいじょうぶ?」)
顔色が悪いけれど、体は大丈夫?」
(すまなそうにいうぐらむだるくりっちの、ぼーるのようなおおつぶのなみだをみると)
すまなそうに言うグラムダルクリッチの、ボールのような大粒の涙を見ると
(「いいえ、わたしはとてもげんきです」えがおをうかべてこたえないでは)
「いいえ、私はとても元気です」笑顔を浮かべて答えないでは
(いられませんでした。)
いられませんでした。
(みやこへつくと、しゅじんはいつものように)
都へ着くと、主人はいつものように
(「さあさ、よにもめずらしいかいぶつをおめにかけます」とふれあるき)
「さあさ、世にも珍しい怪物をお目にかけます」とふれ歩き
(もううわさでわたしのことをしっていたおきゃくが、おすなおすなのおおさわぎであつまり)
もう噂で私のことを知っていたお客が、押すな押すなの大騒ぎで集まり
(みやこでのえんぎも、だいせいこうをおさめました。)
都での演技も、大成功をおさめました。
(しかし、つかれはてたわたしはえんぎがおわったとたん)
しかし、疲れ果てた私は演技が終わったとたん
(めまいをおこして、ついにたおれてしまいました。)
めまいをおこして、ついに倒れてしまいました。
(そして、すっかりよくにとりつかれたしゅじんは、わたしにどうじょうするどころか)
そして、すっかり欲に取りつかれた主人は、私に同情するどころか
(こんなひとりごとをつぶやいたのです。)
こんな独り言をつぶやいたのです。
(「こいつ、しんじまうのかな。もしそうなら、いまのうちにたかいねだんで)
「こいつ、死んじまうのかな。もしそうなら、今のうちに高い値段で
(だれかにうりつけたほうがいい」)
誰かに売りつけたほうがいい」