ガリバー旅行記 23 大人国の旅
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(わたしはとっさにまどをしめましたが、はげしいおそろしさがからだじゅうをおそって)
私はとっさに窓を閉めましたが、激しい恐ろしさが体中を襲って
(いきもとまりそうです。どのくらいとびつづけてからでしょうか。)
息も止まりそうです。どのくらい飛び続けてからでしょうか。
(とりはふいに、わたしのはこをほうりだしました。)
鳥は不意に、私の箱を放り出しました。
(したへしたへと、ものすごいはやさでおちていったときは、)
下へ下へと、ものすごい速さで落ちていったときは、
(そらへまいあがるのよりすうばいのおそろしさでした。)
空へ舞い上がるのより数倍の恐ろしさでした。
(なかば、きをうしなったようになって、はこのすみにうずくまっていたわたしは)
なかば、気を失ったようになって、箱のすみにうずくまっていた私は
(やがて、ばしゃーんとみずにぶつかる、)
やがて、バシャーンと水にぶつかる、
(ものすごいおとをきいて、はっとしました。)
ものすごい音を聞いて、はっとしました。
(もうおちていくことはありませんでした。)
もう落ちていくことはありませんでした。
(わたしのはこは、いったんかいちゅうにしずみ、)
私の箱は、いったん海中に沈み、
(またうかびあがったのでしょうか。)
また浮かび上がったのでしょうか。
(ひろいうみを、ぽかりぽかりとながれていました。)
広い海を、ぽかりぽかりと流れていました。
((たすかった!))
(助かった!)
(しかし、まだほんとうにたすかったとはいえません。)
しかし、まだ本当に助かったとは言えません。
(はこは、いつかいちゅうのいわにぶつかってこわれるかもしれないし)
箱は、いつ海中の岩にぶつかって壊れるかもしれないし
(つよいなみにもまれてしずめられるかもしれません。)
強い波にもまれて沈められるかもしれません。
((いっそ、かいちゅうにとびだしてしまおうか))
(いっそ、海中に飛び出してしまおうか)
(しかし、ここがどこのうみで、どこにしまやりくがあるのかけんとうもつかないいじょう)
しかし、ここがどこの海で、どこに島や陸があるのか見当もつかな以上
(それもむちゃなことでした。)
それも無茶なことでした。
((ともかく、たすけをもとめよう))
(ともかく、助けを求めよう)
など
(わたしはふとおもいついて、すてっきのさきにはんかちをむすびつけ)
私はふと思いついて、ステッキの先にハンカチを結び付け
(それをてにもって、はんもっくのうえにたちました。)
それを手に持って、ハンモックの上に立ちました。
(わたしはずじょうのでいりぐちのとをあけ、すてっきのさきをつきだしてひっしにふりました。)
私は頭上の出入り口の戸を開け、ステッキの先を突き出して必死に降りました。
(「おーい、おーい、たすけてくれ!」)
「おーい、おーい、助けてくれ!」
(しっているかぎりのくにのことばをつかって)
知っている限りの国の言葉を使って
(わたしはさけびつづけ、すてっきをふるてはくたびれ)
私は叫び続け、ステッキを振る手はくたびれ
(わたしはしだいにぜつぼうてきなきもちになりました。)
私は次第に絶望的な気持ちになりました。
(そうして、いちじかんほどたったときです。)
そうして、一時間ほどたった時です。
(はこのそばになにかちかよるおとがしました。)
箱のそばに何か近寄る音がしました。
((ふねだ、ふねがくる!))
(船だ、船が来る!)
(わたしはいきかえったきもちになり)
私は生き返った気持ちになり
(ふたたび、むちゅうですてっきをふりながらさけびました。)
再び、夢中でステッキを振りながら叫びました。
(「たすけてくれ、たすけてくれ!」)
「助けてくれ、助けてくれ!」
(するとどうでしょう。)
するとどうでしょう。
(「あわてなさんな、あんたはもうたすかったのもおなじだ!」)
「慌てなさんな、あんたはもう助かったのも同じだ!」
(ああ、そのことばはえいごではありませんか。)
ああ、その言葉は英語ではありませんか。
(あのときのうれしさは、なににたとえたらよいでしょう。)
あの時のうれしさは、何に例えたらよいでしょう。
(「もうしばらくのしんぼうだ。)
「もうしばらくの辛抱だ。
(これからはこにひもをかけてほんせんにつりあげる」)
これから箱にひもをかけて本船に吊り上げる」
(というこえに、わたしはおもわずさけびました。)
という声に、私は思わず叫びました。
(「そんなてすうをかけなくても、だれか、はこのうえのとってにゆびさきをひっかけて)
「そんな手数をかけなくても、誰か、箱の上の取っ手に指先を引っ掛けて
(もちあげればすむじゃないか」)
持ち上げればすむじゃないか」
(わたしはきょじんたちになれきってしまっていて)
私は巨人たちに慣れきってしまっていて
(いま、じぶんは、じぶんとおなじおおきさのにんげんをあいてにしているのだということが)
今、自分は、自分と同じ大きさの人間を相手にしているのだということが
(ぴんとこなかったのです。)
ピンとこなかったのです。
(ようやく、わたしははこごとふねへひきあげられました。)
ようやく、私は箱ごと船へ引き上げられました。
(せんいんたちは、わたしがみょうなはこにはいっていてひょうりゅうしていたのを)
船員たちは、私が妙な箱に入っていて漂流していたのを
(ふしぎがっていろいろたずねましたが)
不思議がっていろいろ尋ねましたが
(「とにかく、すこしやすませてあげることだ」)
「とにかく、少し休ませてあげることだ」
(と、しんせつなせんちょうはいい、わたしはせんちょうしつのべっどで、すうじかんぐっすりとねむり)
と、親切な船長は言い、私は船長室のベッドで、数時間ぐっすりと眠り
(ようやくげんきをとりもどしました。)
ようやく元気を取り戻しました。
(そこではじめて、わたしはぶろぶでぃんなぐこくのことをくわしくはなし)
そこで初めて、私はブロブディンナグ国のことを詳しく話し
(はこのなかのとだなにいれてもっていた、きょじんのくにのめずらしいしなものも)
箱の中の戸棚に入れて持っていた、巨人の国の珍しい品物も
(だしてみせました。)
出して見せました。
(おうさまのひげでつくったくし、50せんちもあるぬいばりや)
王様の髭で作った櫛、50センチもある縫い針や
(はちのはり、ながさ30せんち、はば10せんちもあるきょじんのはなど)
蜂の針、長さ30センチ、幅10センチもある巨人の歯など
(それらのしょうこのしなをみると、せんちょうはもはや、わたしのはなしをうたがったりはしないで)
それらの証拠の品を見ると、船長はもはや、私の話を疑ったりはしないで
(「いやあ、おどろきました。あなたはひじょうにふしぎなけいけんをなさったものです」)
「いやあ、驚きました。あなたは非常に不思議な経験をなさったものです」
(といい、おもしろそうにいろいろたずねました。)
と言い、面白そうにいろいろ尋ねました。
(こうしてわたしは、いんどしなからいぎりすへむかうとちゅうのこのふねにのって)
こうして私は、インドシナからイギリスへ向かう途中のこの船に乗って
(ゆめにまでみたこきょうへ、とうとうかえることができたのでした。)
夢にまで見た故郷へ、とうとう帰ることができたのでした。
(それにしても、きょじんになれていたわたしは)
それにしても、巨人に慣れていた私は
(なつかしいわがやへむかうあいだも)
懐かしい我が家へ向かう間も
(みちすじのいえやきが、ちいさくみえ)
道筋の家や木が、小さく見え
((ほんものは、もっともっとおおきいはずだ))
(本物は、もっともっと大きいはずだ)
(と、おもわずかおをうえにむけて、きょろきょろあたりをみまわして)
と、思わず顔を上に向けて、きょろきょろあたりを見回して
(ひとびとにへんにおもわれたりしたものです。)
人々に変に思われたりしたものです。
(そしてようやく、いとしいかぞくのもとへかえれたのもつかのま)
そしてようやく、愛しい家族のもとへ帰れたのもつかの間
(わたしのいじわるなうんめいは、こんどもまたわたしをかていに)
私の意地悪な運命は、今度もまた私を家庭に
(じっとさせておいてはくれなかったのでした。)
じっとさせておいてはくれなかったのでした。