ガリバー旅行記 38 馬の国の旅
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(もし、わたしがいぎりすへかえって「うまがしはいするくにをみてきた」といってもひとびとは)
もし、私がイギリスへ帰って「馬が支配する国を見てきた」と言っても人々は
(「そんなばかなはなしがあるものか」とわらって、)
「そんな馬鹿な話があるものか」と笑って、
(なかなかしんじてはくれないでしょう。)
なかなか信じてはくれないでしょう。
(それとおなじように、ふういぬむのしゅじんも、)
それと同じように、フウイヌムの主人も、
(わたしのはなしを、ああそうかと、すぐにしんじてくれそうにはおもえません。)
私の話を、ああそうかと、すぐに信じてくれそうには思えません。
(しかし、しんじてもらわなくては、わたしがいくらみのうえばなしをしても)
しかし、信じてもらわなくては、私がいくら身の上話をしても
(すべて、うそということになってしまいます。)
すべて、嘘ということになってしまいます。
(けっしんして、わたしははなしはじめました。)
決心して、私は話し始めました。
(「じつは、わたしのくにでもどこのくにでも、おそらくこのふういぬむこくいがいでは)
「実は、私の国でもどこの国でも、おそらくこのフウイヌム国以外では
(くにをおさめ、しはいするただひとつのちえのあるものは)
国を治め、支配するただひとつの知恵のあるものは
(わたしたちにんげんなのです」)
私たち人間なのです」
(はたして、しゅじんはふしぎでならないというかおをしました。)
はたして、主人は不思議でならないという顔をしました。
(いいえ、とんでもないというめつきになっていいました。)
いいえ、とんでもないという目つきになって言いました。
(「そ、そんな、ばかな・・・。かりにそうだとしても、それなら)
「そ、そんな、馬鹿な・・・。仮にそうだとしても、それなら
(おまえのくにのふういぬむは、なにをしているのだ」)
おまえの国のフウイヌムは、何をしているのだ」
(「はい、わたしのくにのふういぬむはにんげんにかわれています。)
「はい、私の国のフウイヌムは人間に飼われています。
(にんげんから、かいばやからすむぎをあたえられ、おてんきのよいひには)
人間から、飼い葉やからす麦を与えられ、お天気の良い日には
(のはらへつれだされてくさをたべたりします。)
野原へ連れ出されて草を食べたりします。
(よるはこやでやすみ、にんげんはからだをこすってやったり、)
夜は小屋で休み、人間は体をこすってやったり、
(こやのそうじをしてやったりします」)
小屋の掃除をしてやったりします」
など
(「なんだ、それならやっぱり、ふういぬむはやふーよりえらいではないか。)
「なんだ、それならやっぱり、フウイヌムはヤフーより偉いではないか。
(やふーは、ふういぬむにつかえるめしつかいではないか」)
ヤフーは、フウイヌムに仕える召使いではないか」
(しゅじんは、わたしがいうにんげんということばがわからないので)
主人は、私が言う人間という言葉がわからないので
(あいかわらず、やふーとしかいいません。)
相変わらず、ヤフーとしか言いません。
(しかたがありませんから、わたしもしゅじんにあわせて)
仕方がありませんから、私も主人に合わせて
(やふーといういいかたで、はなしをすることにしましょう。)
ヤフーという言い方で、話をすることにしましょう。
(「たしかに、やふーはふういぬむのせわをしますが・・・」)
「確かに、ヤフーはフウイヌムの世話をしますが・・・」
(とわたしはつづけました。)
と私は続けました。
(「しかし、わたしのくにでは、ふういぬむはあくまでかちくであり)
「しかし、私の国では、フウイヌムはあくまで家畜であり
(やふーのためにいろいろのしごとをするのです。)
ヤフーのためにいろいろの仕事をするのです。
(うんのいいふういぬむは、みぶんのたかいやふーのばしゃをひいたり)
運のいいフウイヌムは、身分の高いヤフーの馬車を引いたり
(せなかにやふーをのせてあるきますが、うんのわるいものは、のうみんやうんそうやに)
背中にヤフーを乗せて歩きますが、運の悪いものは、農民や運送屋に
(むちでたたかれながら、こきつかわれます」)
むちでたたかれながら、こき使われます」
(「うーむ、なんということだ!」)
「うーむ、なんということだ!」
(しゅじんは、がまんならないというかおつきをしました。)
主人は、我慢ならないという顔つきをしました。
(「このくにでやふーがそんなことをしたら、ただではおかぬ」)
「この国でヤフーがそんなことをしたら、ただではおかぬ」
(「おきをわるくさせてすみません。しかし、わたしのくにのふういぬむは)
「お気を悪くさせてすみません。しかし、私の国のフウイヌムは
(3、4さいのころから、それぞれのつかいみちにわけられ)
3、4歳の頃から、それぞれの使い道に分けられ
(むちで、いろいろとしつけられていきます。)
むちで、いろいろとしつけられていきます。
(ふういぬむたちは、しかられたりほめられたりすることはかんじますが)
フウイヌムたちは、叱られたり褒められたりすることは感じますが
(じぶんでなにかをかんがえたり、つくったりするというちえはありません。)
自分で何かを考えたり、作ったりするという知恵はありません。
(そのてん、このくにのやふーとおなじです。)
その点、この国のヤフーと同じです。
(はんたいに、わがくにのやふーにはちえもゆうきも、このくにのふういぬむにまけないほど)
反対に、わが国のヤフーには知恵も勇気も、この国のフウイヌムに負けないほど
(そなわっております」)
備わっております」
(「うーむ」しゅじんはなおもおどろいたように、ちょっとかんがえこんでいましたが)
「うーむ」主人はなおも驚いたように、ちょっと考え込んでいましたが
(「なるほど、それなら、やふーはくにをおさめるのもいたしかたあるまい。)
「なるほど、それなら、ヤフーは国を治めるのも致し方あるまい。
(ちえとゆうきは、つねになににもまさるものであるからな」と、ようやく)
知恵と勇気は、常に何にも勝るものであるからな」と、ようやく
(わたしのはなしがすこしわかりかけてきて、わたしのくにのやふーにきょうみをしめしはじめました。)
私の話が少しわかりかけてきて、私の国のヤフーに興味を示し始めました。
(「ところで、おまえのくにのやふーは、みんなおまえのようなかおかたちをしているのか)
「ところで、お前の国のヤフーは、みんなお前のような顔かたちをしているのか
(それとも、ここのやふーとにているのかね」)
それとも、ここのヤフーと似ているのかね」
(「とんでもない、このくにのやふーとはまるでちがいます。)
「とんでもない、この国のヤフーとはまるで違います。
(みんなわたしのようなかおかたちで、じょせいはたいへんやさしくうつくしく、)
みんな私のような顔かたちで、女性は大変優しく美しく、
(ゆきのようにしろいはだをしています」)
雪のように白い肌をしています」
(「ほう、では、もっとくわしくおまえのくにのようすをはなしてもらおうか。)
「ほう、では、もっと詳しくお前の国の様子を話してもらおうか。
(そのまえに、おまえが、そのほのついたふねでうみをわたり、)
その前に、お前が、その帆のついた船で海を渡り、
(どうしてこのくにへまぎれこんだのかを、きかなければならない」)
どうしてこの国へ紛れ込んだのかを、聞かなければならない」
(わたしはせんちょうとしてあどべんちゅあごうにのり、なんようぼうえきにむかうとちゅう)
私は船長としてアドベンチュア号に乗り、南洋貿易に向かう途中
(かいぞくにおそわれたことをはなしました。)
海賊に襲われたことを話しました。
(するとしゅじんは、またまた、おどろいたかおでいいました。)
すると主人は、またまた、驚いた顔で言いました。
(「それみろ、そういうひどいことをするのがやふーだ。)
「それ見ろ、そういうひどいことをするのがヤフーだ。
(おまえは、このくにいがいのすべてのやふーは、ちえとゆうきをそなえているというが)
お前は、この国以外のすべてのヤフーは、知恵と勇気を備えていると言うが
(ほんとうに、やふーがふういぬむよりすぐれているなら、なぜそんなひどいことをする。)
本当に、ヤフーがフウイヌムより優れているなら、なぜそんな酷いことをする。
(わがくにのふういぬむは、ぜったいにそんなひどいことはしない」)
我が国のフウイヌムは、絶対にそんな酷いことはしない」
(「あなたのいうとおりです」)
「あなたの言う通りです」
(ふういぬむこくへまぎれこんで、まだあまりながくないわたしも)
フウイヌム国へ紛れ込んで、まだあまり長くない私も
(このくににはあくというものがまるでないのに、きがついていました。)
この国には悪というものがまるでないのに、気がついていました。
(ぬすみとか、けんか、ぼうりょく、さつじん(さつばというべきでしょうか)などは)
盗みとか、喧嘩、暴力、殺人(殺馬というべきでしょうか)などは
(このくににいるあいだ、わたしはいちどもみたこともきいたこともありません。)
この国にいる間、私は一度も見たことも聞いたこともありません。
(そのしょうこに、このくににはけいさつ、さいばんしょ、けいむしょなどというものは)
その証拠に、この国には警察、裁判所、刑務所などというものは
(かげもかたちもないのです。)
影も形もないのです。
(ですから、にんげんのおかすつみというものを)
ですから、人間の犯す罪というものを
(しゅじんにせつめいするのは、とてもむずかしいことでした。)
主人に説明するのは、とても難しいことでした。
(「たしかに、わたしはこのくにいがいのすべてのくにのやふーは)
「確かに、私はこの国以外のすべての国のヤフーは
(ちえとゆうきをそなえているといいましたが、やふーのなかには)
知恵と勇気を備えていると言いましたが、ヤフーの中には
(いろいろなあやまちやつみをおかすものもいます。)
いろいろな過ちや罪を犯す者もいます。
(でもこのことは、わたしのまだおぼえかけのふういぬむごでは)
でもこのことは、私のまだ覚えかけのフウイヌム語では
(じゅうぶんにおはなしできそうにありません」)
充分にお話できそうにありません」
(「そうか、それならすこしでもはやく、ことばをかんぜんにおぼえることだ。)
「そうか、それなら少しでも早く、言葉を完全に覚えることだ。
(そのうえで、ぜひはなしてもらうことにしよう」)
そのうえで、ぜひ話してもらうことにしよう」
(しゅじんは、よほどこのはなしにきょうみをもち、はやくつづきをききたいとおもったらしく)
主人は、よほどこの話に興味を持ち、早く続きを聞きたいと思ったらしく
(それからは、まえよりもねっしんに、まいにちわたしにふういぬむごをおしえました。)
それからは、前よりも熱心に、毎日私にフウイヌム語を教えました。