ガリバー旅行記 43 馬の国の旅

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原作 スウィフト

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(さて、じぶんたちのたてたいえでいっしょうをおわるとき) さて、自分たちの建てた家で一生を終わる時 (ふういぬむたちは、どんなきもちなのでしょうか。) フウイヌムたちは、どんな気持ちなのでしょうか。 (このことは、わたしのとてもしりたいことのひとつでしたが、) このことは、私のとても知りたいことの一つでしたが、 (かれらのしについてのかんがえは、これもずいぶんにんげんとはちがったものでした。) 彼らの死についての考えは、これもずいぶん人間とは違ったものでした。 (まえにきいたように、ふういぬむはけがをするというさいなんにあわないかぎり) 前に聞いたように、フウイヌムは怪我をするという災難にあわない限り (びょうきでしぬということはありません。) 病気で死ぬということはありません。 (ただとしをとって、じゅみょうでしぬだけです。) ただ年を取って、寿命で死ぬだけです。 (そのため、かれらはしをけっしてふこうなものとはかんがえていないで) そのため、彼らは死を決して不幸なものとは考えていないで (「しぜんのははのふところにかえる」というふうにかんがえています。) 「自然の母の懐にかえる」というふうに考えています。 (ですから、しんでいくものは、まるでどこかへりょこうでもするようなきらくさで) ですから、死んでいくものは、まるでどこかへ旅行でもするような気楽さで
(「では、さようなら」といって、いきをひきとり) 「では、さようなら」と言って、息を引き取り (そのかぞくやともだちも、わたしたちにんげんのように) その家族や友達も、私たち人間のように (ないたりかなしんだりするということがありません。) 泣いたり悲しんだりするということがありません。 (こんなことがありました。) こんなことがありました。 (そのひは、しゅじんのともだちがかぞくづれで、いえにあそびにくることになっていました。) その日は、主人の友達が家族連れで、家に遊びに来ることになっていました。 (ところが、やくそくのじかんがきても、いっこうにみんながすがたをみせません。) ところが、約束の時間がきても、いっこうにみんなが姿を見せません。 (まちくたびれたしゅじんのもとへ、ずいぶんおくれて、) 待ちくたびれた主人のもとへ、ずいぶん遅れて、 (やっとともだちのおくさんとこどもだけが、たずねてきました。) やっと友達の奥さんと子供だけが、訪ねてきました。 (「ごめんなさいね、すっかりおそくなってしまって」とおくさんはいいました。) 「ごめんなさいね、すっかり遅くなってしまって」と奥さんは言いました。 (「じつはけさ、おっとがしんだのだけれど、どこへほうむろうかとかんがえているうちに) 「実は今朝、夫が死んだのだけれど、どこへ葬ろうかと考えているうちに
など
(すっかりてまどってしまったわ」) すっかり手間取ってしまったわ」 (「おやおや、そうでしたか」) 「おやおや、そうでしたか」 (このときのおくさんとしゅじんが、あまりにこにこしていたので) この時の奥さんと主人が、あまりにこにこしていたので (とうじ、まだなにもしらなかったわたしは) 当時、まだ何も知らなかった私は ((もしかしたら、みみとめがおかしくなったのだろうか?)) (もしかしたら、耳と目がおかしくなったのだろうか?) (としんぱいになったほどです。) と心配になったほどです。 (ふういぬむは、たいてい70さいから80さいぐらいまでいきます。) フウイヌムは、たいてい70歳から80歳ぐらいまで生きます。 (そのねんれいがちかづくと、これはにんげんもおなじですが、しだいにからだがよわってきます。) その年齢が近づくと、これは人間も同じですが、次第に体が弱ってきます。 (しかし、くるしいとか、どこかがいたいということはないそうで、) しかし、苦しいとか、どこかが痛いということはないそうで、 (ただ、あととおかぐらいでじぶんはしぬ、というよかんだけは) ただ、あと十日ぐらいで自分は死ぬ、という予感だけは (はっきりわかるそうです。) はっきりわかるそうです。 (このよかんはめったにはずれることもないそうです。) この予感はめったに外れることもないそうです。 (しのよかんをおぼえるころは、もうあしがたちません。) 死の予感をおぼえるころは、もう足がたちません。 (そこで、そのふういぬむは、そりのようなものにのり、やふーたちにひかせて) そこで、そのフウイヌムは、そりのような物に乗り、ヤフーたちに引かせて (ともだちのいえへ「そろそろ、おわかれじゃよ」とあいさつにまわったりします。) 友達の家へ「そろそろ、お別れじゃよ」と挨拶に回ったりします。 (しゅじんのいえにあいさつにきたとしよりのふういぬむを、わたしはみたことがありますが) 主人の家に挨拶に来た年寄りのフウイヌムを、私は見たことがありますが (ほんとうにそのかおはどこかへりょこうでもするかのようにはれやかでした。) 本当にその顔はどこかへ旅行でもするかのように晴れやかでした。 (わたしは、あのらぐなぐこくで、あわれなふしのひとたちをみたとき) 私は、あのラグナグ国で、哀れな不死の人たちを見た時 (じぶんにいつかしがおとずれることを、しあわせにおもいましたが、いまはまた) 自分にいつか死が訪れることを、幸せに思いましたが、今はまた ((このふういぬむのように、さわやかにあかるく) (このフウイヌムのように、さわやかに明るく (しをむかえることができたらどんなにしあわせだろう)) 死を迎えることができたらどんなに幸せだろう) (と、おもわないではいられませんでした。) と、思わないではいられませんでした。 (こうして、ふういぬむこくのよさを、しればしるほど) こうして、フウイヌム国のよさを、知れば知るほど (わたしのかれらにたいするそんけいはふかまり、このくににひかれるきもちは) 私の彼らに対する尊敬は深まり、この国に惹かれる気持ちは (つよまるいっぽうです。また、そういうきもちになればなるほど) 強まるいっぽうです。また、そういう気持ちになればなるほど ((けっきょく、にんげんはふういぬむにはかなわない。) (結局、人間はフウイヌムにはかなわない。 (しゅじんのいうとおり、やふーとおなじだ!)そのかんがえが、さらにつよまり) 主人の言う通り、ヤフーと同じだ!)その考えが、さらに強まり ((すこしでも、ふういぬむのようになりたい!)というねがいから) (少しでも、フウイヌムのようになりたい!)という願いから (わたしは、ふういぬむのあるきかたや、みぶりはなしかたをまねるようになりました。) 私は、フウイヌムの歩き方や、身振り話し方をまねるようになりました。 (これは、いいかえれば、わたしがこれからさきずっと) これは、言い換えれば、私がこれから先ずっと (ふういぬむにすもうとけっしんしたことでありました。) フウイヌムに住もうと決心したことでありました。
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