結婚しました

(やっぱはわいよりふねにのろうよむぎわらのかげのあみめ)

やっぱハワイより船に乗ろうよ　麦わらの影の網目

(なんにもかわらないねこっちだけがやすみでわるいね)

なんにも変わらないね　こっちだけが休みで悪いね

(うちのちわわとかめととりはきょうもあしたもまたかわいいね)

うちのチワワと亀と鳥は　今日も明日もまたかわいいね

(とじこもってしまうへやはないほうがいいとおもう)

閉じこもってしまう部屋は無い方がいいと思う

(つくりもののまつげからこぼれおちるなみだのうしろを)

つくりもののまつげからこぼれ落ちる涙のうしろを

(まつだのけいでおいかけるどろまみれのあかいくつ)

マツダの軽で追いかける泥まみれの赤い靴

(しゃくやくでしょうかばらでしょうかあのひのはなびをたとえるなら)

芍薬でしょうか薔薇でしょうか　あの日の花火を例えるなら

(いますきなことどれくらいすきでいられるかなんてはなし)

今好きなことどれくらい　好きでいられるかなんて話

(ゆめみたゆめのためにきょうもなにもかもやりすごせそうなけはい)

夢見た　夢のために今日も　なにもかもやりすごせそうな気配

(はじめておおきなおとをたててこだわりのてーぶるをたたく)

はじめて大きな音をたてて　こだわりのテーブルを叩く

(よろこんでかってきたはこのなかみはちばてつや)

よろこんで買って来た　箱の中身はちばてつや

(ふりかえるとはるなつあきふゆときづかなくなってきたかみのけの)

振り返ると春夏秋冬と　気づかなくなってきた髪の毛の

(いろやながさにきをつけないとあっというまにあやまれないまま)

色や長さに気をつけないと　あっという間に謝れないまま

(ながれるかわがただながれるながれていくのをただみている)

流れる川が　ただ流れる　流れていくのをただ見て居る

(だますよりはだまされるほうがまだいいまだいいまだいいよ)

だますよりはだまされる方が　まだいい　まだいい　まだいいよ

(ゆきもあんまりふらなくなってくらしやすいらくなきたぐに)

雪もあんまり降らなくなって　暮らしやすい楽な北国

(あしたのあさのあめふりはふたりではもてぬかさがいる)

明日の朝の雨降りは　ふたりでは持てぬ傘が要る

(えにかいてたうめはちってしまいえだだけひろがるがようしも)

絵に描いてた梅は散ってしまい　枝だけ広がる画用紙も

(ゆるせるようになったひびがおまたせとあたまをかいて)

許せるようになった日々が　お待たせと頭を掻いて

(ひろげたてはとぼけたふりしてなにもかもしりながらまっていた)

広げた手はとぼけたふりして　何もかも知りながら待っていた

(はなされないてをただはなさないように)

離されない手を　ただ離さないように

(はなされないてをただはなさないように)

離されない手を　ただ離さないように