高次脳機能障害ー視空間認知の障害

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(こうじのうきのうしょうがいのうちの、しつにんのひとつであるしくうかんにんちのしょうがいについてです。)

高次脳機能障害のうちの、失認の一つである視空間認知の障害についてです。

(たいしょうのにんちのしょうがいをしつにんとよぶが、)

対象の認知の障害を失認と呼ぶが、

(くうかんであるそのたいしょうがおかれたかんきょうじょうきょうのにんちがてきせつにできないしょうがいは)

空間であるその対象が置かれた環境状況の認知が適切にできない障害は

(しくうかんにんちのしょうがいとよぶ。)

視空間認知の障害と呼ぶ。

(しくうかんにんちのしょうがいには、さまざまなしょうがいがふくまれる。)

視空間認知の障害には、様々な障害が含まれる。

(しくうかんにんちのしょうがいには、しくうかんていいのしょうがいがある。)

視空間認知の障害には、視空間定位の障害がある。

(しくうかんていいとは、がんぜんにそんざいするたいしょうのいちをせいかくにちかくするのうりょくだ。)

視空間定位とは、眼前に存在する対象の位置を正確に知覚する能力だ。

(また、じこにたいしてたいしょうがどのいちにそんざいしているかをはあくするものだ。)

また、自己に対して対象がどの位置に存在してるかを把握するものだ。

(こののうりょくがないとりーちどうさのさいにほうこうをせいかくにきめられなくなる。)

この能力がないとリーチ動作の際に方向を正確に決められなくなる。

(しくうかんにんちのしょうがいには、ながさ・おおきさのはんべつしょうがいがふくまれる。)

視空間認知の障害には、長さ・大きさの判別障害が含まれる。

(これは、せんのちょうたんやりっぽうたいのおおきさ、たかさなどのはんだんがこんなんになるものだ。)

これは、線の長短や立方体の大きさ、高さなどの判断が困難になるものだ。

(みぎはんきゅうそんしょうれいでは、きょりをかえてももののみかけじょうのおおきさのへんかにきづきにくい)

右半球損傷例では、距離を変えても物の見かけ上の大きさの変化に気づきにくい

(しくうかんにんちのしょうがいには、えんきん、しんけいかくおよびきょりもくそくのしょうがいもある。)

視空間認知の障害には、遠近、深径覚および距離目測の障害もある。

(これはじことたいしょうぶつのきょりにんちのしょうがいである。)

これは自己と対象物の距離認知の障害である。

(ちかいかとおいか、あさいかふかいかがはんだんできなくなる。)

近いか遠いか、浅いか深いかが判断できなくなる。

(これはしょうのうしょうがいにみられるそくていしょうがいやえんししょう・きんししょうとはことなる。)

これは小脳障害にみられる測定障害や遠視症・近視症とは異なる。

(しくうかんにんちのしょうがいには、りったいしのしょうがいもふくまれる。)

視空間認知の障害には、立体視の障害も含まれる。

(えんきんをもってはいちされるすべてのたいしょうがおなじきょりにはいちされてるようにみえる。)

遠近をもって配置されるすべての対象が同じ距離に配置されてるように見える。

(これはりったいくうかんのおくゆきちかくがはたんしておこるものである。)

これは立体空間の奥行き知覚が破綻して起こるものである。

(しくうかんにんちのしょうがいには、ざひょうじくへんいのしょうがいもある。)

視空間認知の障害には、座標軸偏位の障害もある。

など

(みえたものがすいちょくにたっているのか、どのていどかたむいているのかがわからないじょうたい)

見えたものが垂直に立っているのか、どの程度傾いているのかが分からない状態

(このしょうがいがあるとてがみをかくときにもじれつがまがってしまう)

この障害があると手紙を書くときに文字列が曲がってしまう

(ぜんとうようしょうがいではびょうそうとたいそくにけいしゃすることがおおい。)

前頭葉障害では病巣と対側に傾斜することが多い。

(とうちょうようしょうがいではびょうそうとどうそくにけいしゃすることがある。)

頭頂葉障害では病巣と同側に傾斜することがある。

(しくうかんにんちのしょうがいには、しくうかんひょうしょうのかいてんのしょうがいもある。)

視空間認知の障害には、視空間表象の回転の障害もある。

(たぶんこれは、みたものをあたまのなかでかいてんできないじょうたいをいう。)

たぶんこれは、見たものを頭の中で回転できない状態をいう。

(しくうかんにんちのしょうがいのさいごのものに、balintしょうこうぐんがある。)

視空間認知の障害の最後のものに、Balint症候群がある。

(balintしょうこうぐんはちゅうしくうかんしょうがいのひとつである。)

Balint症候群は注視空間障害の一つである。

(ちゅうしくうかんしょうがいがはんそくならはんそくしくうかんむし、りょうそくならbalintしょうこうぐん?)

注視空間障害が半側なら半側視空間無視、両側ならBalint症候群?

(balintしょうこうぐんにはみっつのとくちょうがある。)

Balint症候群には三つの特徴がある。

(せいしんせいちゅうしまひと、しかくせいうんどうしっちょうと、しかくせいちゅういしょうがいである。)

精神性注視麻痺と、視覚性運動失調と、視覚性注意障害である。

(せいしんせいちゅうししょうがいは、たいしょうをいとてきにみたりしせんをこていすることができない。)

精神性注視障害は、対象を意図的に見たり視線を固定することができない。

(しかくせいうんどうしっちょうは、たいしょうをとらえてもそれをてきかくにはあくすることができない。)

視覚性運動失調は、対象を捉えてもそれを的確に把握することができない。

(しかくせいちゅういしょうがいは、どうじにふたついじょうのしげきをにんしきすることができない。)

視覚性注意障害は、同時に二つ以上の刺激を認識することができない。

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