原神 神の心ストーリー「雷電将軍」
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問題文
(「いっしんじょうど」にすみつくまえ、えいはかみのこころをどうほかんするかなやんでいた。)
「一心浄土」に住み着く前、影は神の心をどう保管するか悩んでいた。
(えいはもうかみのこころをひつようとしていないが、)
影はもう神の心を必要としていないが、
(これほどたいせつなものをぶようじんにおいておくわけにもいかない。)
これほど大切なものを不用心においておくわけにもいかない。
(さいしょはえねるぎーきょうきゅうそうちへとかいぞうすることもかんがえたが、)
最初はエネルギー供給装置へと改造することも考えたが、
(かのじょのぎじゅつはなぜかかみのこころにつうようしなかった。)
彼女の技術はなぜか神の心に通用しなかった。
(そこでかのじょのあたまにおもいうかんだのが、)
そこで彼女の頭に思い浮かんだのが、
(こうかつでそうめいなやえみこ。)
狡猾で聡明な八重神子。
(やえみこはたよれるせいかくではないが、)
八重神子は頼れる性格ではないが、
(えいにとってさいぜんのせんたくであったのはまちがいない。)
影にとって最善の選択であったのは間違いない。
(たのみをきいたやえみこはおもわず、)
頼みを聞いた八重神子は思わず、
(「わらわはこれをうってしまうやもしれぬ、)
「妾はこれを売ってしまうやもしれぬ、
(こわくないのか?」とくちにした。)
怖くないのか?」と口にした。
(「あなたはかみのこころのかちをりかいしています。)
「あなたは神の心の価値を理解しています。
(たとえそれをうったとしても、)
たとえそれを売ったとしても、
(おなじかちのあるものとこうかんするひつようがある、)
同じ価値のあるものと交換する必要がある、
(しかしそれはよういなことではありません。」)
しかしそれは容易なことではありません。」
(やえみこのようなせいかくであれば、)
八重神子のような性格であれば、
(かみのこころをうってもふしぎなことではない。)
神の心を売っても不思議なことではない。
(だが、かのじょがけっして)
だが、彼女が決して
(そんをえらばないのもじじつだ。)
損を選ばないのも事実だ。
(それはきゅうちのなかであるえいにとって、)
それは旧知の仲である影にとって、
(ことばにせずともわかること。)
言葉にせずともわかること。
(やえみこはえいのいとをりかいし、)
八重神子は影の意図を理解し、
(ほほえみながらかみのこころをうけとった。)
微笑みながら神の心を受け取った。
(「なんじからのもうしでじゃ、)
「汝からの申し出じゃ、
(こうかいしてもおそいぞ。」)
後悔しても遅いぞ。」