原神　神の心ストーリー「ナヒーダ」

(「あーかーしゃ」のそんざいは、しゅだんでありもくてきではない。)

「アーカーシャ」の存在は、手段であり目的ではない。

(「きんきのちしき」がかんぜんにはいじょされたしゅんかん、)

「禁忌の知識」が完全に排除された瞬間、

(「あーかーしゃ」はついにそのしめいをはたした。)

「アーカーシャ」はついにその使命を果たした。

(かみのこころのちからをねらうものがすべてをくわだて、)

神の心の力を狙うものがすべてを企て、

(そしてさいごにそのきばをむく。)

そして最後にその牙をむく。

(なひーだがいこくのかみのこころをたてにしたことで、)

ナヒーダが異国の神の心を盾にしたことで、

(ひきょうでこうかつなてきはほけんである)

卑怯で狡猾な敵は保険である

(「だんぺん」をやむなくうしなうこととなった。)

「断片」をやむなく失うこととなった。

(しかし、そのすぐあとにあいてもあるとりひきをていじする)

しかし、そのすぐ後に相手もある取引を提示する

(それはせかいの「しんじつ」にかかわるじゅうようなちしきであった。)

それは世界の「真実」にかかわる重要な知識であった。

(かれはこのだいちにねざすかちかんをよくりかいしている。)

彼はこの大地に根ざす価値観をよく理解している。

(それに、さいしょからなひーだのこうきしんとせきにんかんをりようしようとたくらんでいた。)

それに、最初からナヒーダの好奇心と責任感を利用しようと企んでいた。

(「ちしき」をきりふだにつかうのは、かれにとってもっともふさわしいつかいかただ。)

「知識」を切り札に使うのは、彼にとって最も相応しい使い方だ。

(まだかみのこころをひとつもっているなひーだはまよわずにはいられなかった。)

まだ神の心を一つ持っているナヒーダは迷わずにはいられなかった。

(かのじょのかみのこころへのりかいは、)

彼女の神の心への理解は、

(いわゆるせかいの「しんじつ」ほどおおくはない。)

いわゆる世界の「真実」ほど多くはない。

(かみのこころそれはしょせん、ぼうだいなげんそりょくがぎょうしゅうした、)

神の心　それは所詮、膨大な元素力が凝集した、

(かのじょがじざいにあつかえるこあにすぎないのだ。)

彼女が自在に扱えるコアに過ぎないのだ。

(しかし、もしただそれだけなら、)

しかし、もしただそれだけなら、

(なぜやっきになってこれらすべてをあつめようとするかみがいるのだろうか？)

なぜ躍起になってこれらすべてを集めようとする神がいるのだろうか？