日向坂46『自販機と主体性』

(じんせいはけつだんをせまられるばめんのれんぞく)

人生は決断を迫られる場面の連続

(どうするのさあはやくきめなさいみんなにせかされ)

どうするの？ さあ早く決めなさい みんなに急かされ

(そんなことなんかどうでもいいだれかにまかせようとしたら)

そんなことなんかどうでもいい 誰かに任せようとしたら

(しゅたいせいなさすぎとひなんされたのはなぜ)

主体性なさすぎと非難されたのはなぜ？

(ぼくにとってはもうすこしゆっくりといきていきたいだけで)

僕にとってはもう少し ゆっくりと生きていきたいだけで

(いますぐきめなきゃいけないのはくつうだし)

今すぐ 決めなきゃいけないのは苦痛だし

(おややきょうしたちにいわれたようにするよ)

親や教師たちに言われたようにするよ

(じはんきさえもえらべないどのぼたんおせばいい)

自販機さえも選べない どのボタン押せばいい？

(ほしいものなんてなにもないんだかんこーひーもじゅーすも)

欲しいものなんて何もないんだ 缶コーヒーもジュースも

(そんなときでもどこかのぼたんおさなきゃいけないのか)

そんな時でもどこかのボタン押さなきゃいけないのか？

(しかもじぶんからそっせんしてどれかをえらんだかのように)

しかも自分から率先してどれかを選んだかのように…

(ねえこんなわかくからしんろとかかんがえるべきなの)

ねえこんな若くから進路とか考えるべきなの？

(みせいねんのむこうがわまだなにもぼくにはみえない)

未成年の向こう側 まだ何も僕には見えない

(きのうたいほされただいじんはじぶんのしょうらいみえてたのか)

昨日 逮捕された大臣は 自分の将来見えてたのか

(このじけんもなにもかもがおりこみずみなのか)

この事件も何もかもが織り込み済みなのか

(あとからかえてもいいのならいまのしょうじきなきもちをいおう)

後から変えてもいいのなら 今の正直な気持ちを言おう

(おとなはきめたことやりぬけとうるさいから)

大人は決めたことやり抜けとうるさいから

(よけいじぶんだけじゃきめられなくなるんだ)

余計 自分だけじゃ決められなくなるんだ

(じはんきだってわらってるまちがったらたいへんだ)

自販機だって笑ってる 間違ったら大変だ

(いちどだしたものはもどせないよしたにおちてしまうだけ)

一度出したものは戻せないよ 下に落ちてしまうだけ

(りょうめつぶっててきとうにぼたんをおしてもいいんじゃないか)

両目 瞑って 適当にボタンを押してもいいんじゃないか？

(そうさすくなくともこんかいはほらだれかのせいにできるだろう)

そうさ少なくとも今回は ほら誰かのせいにできるだろう

(なんにもきめないでいきていけたら)

何にも決めないで 生きていけたら

(ひとはだれだってもっとしあわせになれるとおもう)

人は誰だって もっと幸せになれると思う

(かぜにふかれるままこのみをまかせて)

風に吹かれるまま この身を任せて

(このそらをただよって)

この空を漂って

(ちゃくちしたばしょぼくがきめたかったこと)

着地した場所 僕が決めたかったこと

(じはんきさえもえらべないどのぼたんおせばいい)

自販機さえも選べない どのボタン押せばいい？

(ほしいものなんてなにもないんだかんこーひーもじゅーすも)

欲しいものなんて何もないんだ 缶コーヒーもジュースも

(そんなときでもどこかのぼたんおさなきゃいけないのか)

そんな時でもどこかのボタン押さなきゃいけないのか？

(しかもじぶんからそっせんしてどれかをえらんだかのように)

しかも自分から率先してどれかを選んだかのように…