純情

(ねぇきっときづいてたんでしょ)

ねぇきっと気付いてたんでしょ

(かしこいきみのことだぼくのずっとまえからひとりでそっと)

賢い君のことだ 僕のずっと前から 1人でそっと

(ねぇきっとわかってたんでしょ)

ねぇきっと分かってたんでしょ

(やさしいきみのことだぼくにつたえずにずっとずっと)

優しい君のことだ 僕に伝えずにずっとずっと

(ねぇきっとしかたなかったの)

ねぇきっと仕方なかったの

(もとをたどればぼくらただのふたりのひとだから)

元を辿れば僕らただの二人の人だから

(ねぇそうだったとしても)

ねぇそうだったとしても

(ふたりでいたひびにたしかにしあわせはあったの)

二人でいた日々に 確かに幸せはあったの

(ゆびからめてみつめあってふたりずっとちかったの)

指絡めて見つめあって二人ずっと誓ったの

(むねにこぼれたことばにできないおもいは)

胸に溢れた言葉に出来ない思いは

(これいじょうなんかないとむねはっていいきれるほど)

これ以上なんかないと胸張って言い切れるほど

(しあわせだったなわすれらんないや)

幸せだったな忘れらんないや

(きみといきれたら)

君と生きれたら

(ぼくはそれいじょうなんていらなかったのに)

僕はそれ以上なんて要らなかったのに

(いまさらだもううしなってしまった)

今更だもう失ってしまった

(たいせつだなんてわかっててそれでもまもりきれなかった)

大切だなんて分かっててそれでも守りきれなかった

(ぼくらはなれないみらいもきっとあったろう)

僕ら離れない未来もきっとあったろう

(ねぇきっとだれかをあいするって)

ねぇきっと誰かを愛するって

(すがりもとめあいおしつけてしばりってそうじゃなくて)

縋り求め合い 押し付けて縛りってそうじゃなくて

(ゆるしあいみとめあうこと)

赦しあい認め合うこと

(ぼくらはきづいていてもできなかったのそうあまりにふたりはわかすぎたの)

僕らは気付いていても出来なかったのそう余りに二人は若すぎたの

(ほおよせたぐりよせわらいあって)

頬寄せ 手繰り寄せ 笑いあって

(だきしめるたびにしあわせだった)

抱きしめる度に幸せだった

(いたいくらいにすきだった)

痛いくらいに好きだった

(そりゃはなれたくなんてなかった)

そりゃ 離れたくなんてなかった

(でもはなしあいむきあいないてしまった)

でも 話し合い 向き合い 泣いてしまった

(あいしていたからわかってしまった)

愛していたから分かってしまった

(だれがわるいわけでもなかった)

誰が悪いわけでもなかった

(ふたりでだしたふたりのためのこたえがわかれだった)

二人で出した二人のための答えが別れだった

(きみにはもうあえないもうあえないんだよな)

君にはもう会えない もう会えないんだよな

(わかってるわかってたっていまでもぼくは)

分かってる 分かってたって今でも僕は

(あのままふたりでいられたらとかおもってしまうけど)

あのまま二人でいられたら とか想ってしまうけど

(いまきみはしあわせかいしあわせでいてね)

今君は幸せかい 幸せでいてね

(どうかきみにさびしいよるなんてきませんように)

どうか君に寂しい夜なんて来ませんように

(ありがとうねさよならわすれずにいるから)

ありがとうね さよなら 忘れずにいるから

(きみがくれたのはきっといまのぼくだよ)

君がくれたのは きっと今の僕だよ

(どうかふたりがしあわせでいられますように)

どうかふたりが幸せでいられますように

(きっとあいしあっていたぼくらはなによりもきれいだった)

きっと 愛し合っていた僕らは 何よりも綺麗だった

(このままむねにしまっとこう)

このまま 胸にしまっとこう

(いつまでもたいせつにおぼえていて)

いつまでも 大切に覚えていて

(ねえだれかをあいしてたこと)

ねえ誰かを愛してたこと

(くやんだりなんてしなくていいの)

悔やんだりなんてしなくていいの

(あいするひとあいせたことをずっとほこりにおもっていて)

愛する人愛せたことをずっと誇りに思っていて

(ねぇあなたのじゅんじょうへ)

ねぇ あなたの純情へ