ゼロ　FF零式

(まいごのあしおときえた)

迷子の足音消えた

(かわりにいのりのうたを)

代わりに祈りの唄を

(そこでほのおになるのだろう)

そこで炎になるのだろう

(つづくもののともしびに)

つづくものの灯に

(ひとみのいろはよるのいろ)

瞳の色は夜の色

(とうめいなそらとおなじくろ)

透明な空と同じ黒

(たしかさにおいていかれて)

確かさに置いていかれて

(さがしてみつめすぎたから)

探して見つめすぎたから

(くばられたちずがとてもただしく)

配られた地図がとても正しく

(どこかへからだをはこんでゆく)

どこかへ体を運んでゆく

(はやすぎるせかいではぐれないように)

速すぎる世界ではぐれないように

(きかせてただひとつのそのなまえを)

聞かせてただ一つのその名前を

(おわりまであなたといたい)

終わりまであなたといたい

(それいがいたしかなおもいがない)

それ以外確かな思いがない

(ここでしかいきができない)

ここでしか息ができない

(なんとひきかえてもまもりぬかなきゃ)

何と引き換えても守り抜かなきゃ

(かかるにじのふもとにゆこう)

架かる虹のふもとにゆこう

(いつかきっと)

いつかきっと

(ほかにだれもいないばしょへ)

他に誰もいない場所へ

(こころにつばさをあげて)

心に翼をあげて

(どこへでもにげろといった)

どこへでも逃げろといった

(こころはなみだをふいて)

心は涙を拭いて

(どこにもにげないでといった)

どこにも逃げないでといった

(いのちさえとどくせいぎのあめ)

命さえ届く正義の雨

(とべないいきものぬかるみのうえ)

飛べない生き物泥濘の上

(いっぽんみちのとちゅうでみつけたじゆうだ)

一本道の途中で見つけた自由だ

(はなさないでどこまでもつれてゆくよ)

離さないでどこまでもつれてゆくよ

(こわかったらさけんでほしいすぐ)

怖かったら叫んでほしいすぐ

(となりにいるんだとしらせてほしい)

隣にいるんだと知らせてほしい

(ふるえたからだでだきあって)

ふるえた体で抱き合って

(ひとりじゃないんだとおしえてほしい)

一人じゃないんだと教えてほしい

(あのひのようにわらえなくていい)

あの日のように笑えなくていい

(だってずっとそのからだでいきてきたんでしょう)

だってずっとその体で生きてきたんでしょう

(やくそくはしないままでいたいよ)

約束はしないままでいたいよ

(そのしゅんかんにさいごがおとずれるようで)

その瞬間に最後が訪れるようで

(ここだよっておそわったなまえなんどでもよぶよ)

ここだよって教わった名前何度でも呼ぶよ

(さいごがこないように)

最後が来ないように

(ひろすぎるせかいでえらんでくれた)

広すぎる世界で選んでくれた

(きかせてただひとつのそのなまえを)

聞かせてただ一つのその名前を

(おわりまであなたといたい)

終わりまであなたといたい

(それいがいたしかなおもいがない)

それ以外確かな思いがない

(ここでしかいきができない)

ここでしか息ができない

(なんとひきかえてもまもりぬかなきゃ)

何と引き換えても守り抜かなきゃ

(こわかったらさけんでほしい)

怖かったら叫んでほしい

(すぐとなりにいたんだとしらせてほしい)

すぐ隣にいたんだと知らせてほしい

(おわりまであなたといたい)

終わりまであなたといたい

(もうそれいがいたしかなおもいがない)

もうそれ以外確かな思いがない

(かかるにじのふもとにいこう)

架かる虹の麓に行こう

(ずっといっしょはなれないで)

ずっと一緒離れないで

(あのひのようにわらえなくていい)

あの日のように笑えなくていい

(いつかきっとほかにだれもいないばしょへ)

いつかきっと他に誰もいない場所へ

(いないばしょへ)

いない場所へ

(まいごのあしおときえた)

迷子の足音消えた

(かわりにいのりのうたを)

代わりに祈りの唄を

(そこでほのおになるのだろう)

そこで炎になるのだろう

(つづくもののともしびに)

続くものの灯火に

(なないろのともしびに)

七色の灯火に