mock

(だれかのことばでうつむくせなかに)

誰かの言葉で俯く背中に

(にくたらしいほどのせいてんがさしていた)

憎たらしい程の晴天が射していた

(よるべないおもいではかくしごとのなか)

寄る辺ない想い出は隠し事の中

(いたずらなじょうだんではなをさかせておくれ)

悪戯な冗談で花を咲かせておくれ

(きみをのろうすべてをこわしてしまいたいな)

君を呪う全てを壊してしまいたいな

(そのためにどんなことができるかな)

その為にどんな事が出来るかな

(きみをつれさってしまいたいとおもったんだ)

君を連れ去ってしまいたいと思ったんだ

(のろいをうがつようなひとみですらも)

呪いを穿つような瞳ですらも

(どこかえがいていたあおいしゃしんのような)

何処か描いていた青い写真のような

(こころのこりならばおきざりにしようね)

心残りならば置き去りにしようね

(だれかのいたみにまどわされないように)

誰かの痛みに惑わされないように

(みみをふさいでいたらきみのこえもきこえなくて)

耳を塞いでいたら君の声も聞こえなくて

(なにもいえないことみとめたくないこと)

何も言えない事認めたくない事

(かなしいうたばかりもてあましてしまったこと)

悲しい歌ばかり持て余してしまった事

(おぼえのないつみにおびえていたくはないのに)

覚えのない罪に怯えていたくはないのに

(これからもなんどくりかえすのだろう)

これからも何度繰り返すのだろう

(きみをつれさってしまいたいとおもったんだ)

君を連れ去ってしまいたいと思ったんだ

(いたみをわかつようなつづきがあっても)

痛みを分かつような続きがあっても

(いつかおもいだすのならこんなひびのなかの)

いつか思い出すのならこんな日々の中の

(とるにたらないようなしあわせがいいな)

取るに足らないような幸せがいいな

(もういっそすててしまおう)

もういっそ捨ててしまおう

(こんなかなしみのなかで)

こんな悲しみの中で

(あいをむさぼってねむるたえがたいよるは)

愛を貪って眠る耐え難い夜は

(ああきっといつかであうのなら)

ああきっといつか出会うのなら

(そのときはまえをむいていたい)

その時は前を向いていたい

(たとえそのすがたがみにくくゆがんでも)

たとえその姿が醜く歪んでも

(ただとりとめもない)

ただ取り留めもない

(このこころのそこでいつまでも)

この心の底でいつまでも

(ぶあいそうにわらってる)

不愛想に笑ってる

(そんなひをねがってる)

そんな日を願ってる

(そのためにどんなことができるかな)

その為にどんな事が出来るかな

(きみをつれさってしまいたいとおもったんだ)

君を連れ去ってしまいたいと思ったんだ

(のろいをうがつようなひとみですらも)

呪いを穿つような瞳ですらも

(どこかえがいていたあおいしゃしんのような)

何処か描いていた青い写真のような

(こころのこりならばおきざりにしようね)

心残りならば置き去りにしようね