廻する毒素

(とりあえずいまはふかくかんがえなくていい)

取り敢えず今は深く考えなくていい

(めのまえにあるものをただみつめて)

目の前にあるものをただ見つめて

(わらったそのすがたがきえないままなんだ)

笑ったその姿が消えないままなんだ

(おまえがきえさってからじかんはもううごかないんだわ)

お前が消え去ってから時間はもう動かないんだわ

(なつかしいひびがわたしをとりまくのろいなんだ)

懐かしい日々が私を取り巻く呪いなんだ

(ふっとうしそうなわたしのげきじょうなんかは)

沸騰しそうな私の激情なんかは

(とりあえずやみのなかにほうっておいたわ)

取り敢えず闇の中に放っておいたわ

(いつぞやにおまえがいったことばすべてが)

何時ぞやにお前が言った言葉すべてが

(いまになってわたしをくるしめてくるんだわ)

今になって私を苦しめてくるんだわ

(あかくもあおくもないわたしのかんじょう)

赫くも蒼くもない私の感情

(まいちるさくらふぶきのようなきょうしゅうが)

舞い散る桜吹雪の様な郷愁が

(いいきになっていたでとなってなけてくるんだわ)

いい気になって痛手となって泣けてくるんだわ

(さいごはきっとえがおでもどってくるから)

最後はきっと笑顔で戻ってくるから

(だけどすべてはまもれやしないよな)

だけど全ては守れやしないよな

(だからちょっとだけつよく)

だからちょっとだけ強く

(あとすこしだけつよく)

あと少しだけ強く

(はいからろーにぎゃくそうしたぼくらのすたんどばいみー)

ハイからローに逆走した僕らのスタンドバイミー

(とりあえずいまはふかくかんがえなくていい)

取り敢えず今は深く考えなくていい

(あしたがくればいいのだ)

明日が来ればいいのだ

(このまちのげんどうなんかぜろにちかいから)

この町の言動なんか零に近いから

(もはやしんそうすらきっとかすみがかったわ)

もはや真相すらきっと霞がかったわ

(おやすみのじかんをずっとまもりたいから)

オヤスミの時間をずっと守りたいから

(おまえがこうふくであることをただねがってるんだわ)

お前が幸福であることをただ願ってるんだわ

(いとおしいほどにかなしくなるしょうぶんで)

愛おしい程に悲しくなる性分で

(かいするどくそなみだのようにおちていくなら)

廻する毒素涙のように落ちていくなら

(てんせいするもかいそうするもじゆうにしたらいい)

転生するも回想するも自由にしたらいい

(ひゃくまんどるをこえちゃうようなとうといじかんを)

百万ドルを超えちゃうような尊い時間を

(ひとりじゃなくあなたといたいわ)

独りじゃなく貴方といたいわ

(まいちるさくらふぶきのようなきょうしゅうが)

舞い散る桜吹雪の様な郷愁が

(いいきになっていたでとなってなけてくるんだわ)

いい気になって痛手となって泣けてくるんだわ

(さいごはきっとえがおでもどってくるから)

最後はきっと笑顔で戻ってくるから

(だけどすべてはまもれやしないよな)

だけど全ては守れやしないよな

(だからちょっとだけつよく)

だからちょっとだけ強く

(あとすこしだけつよく)

あと少しだけ強く

(はいからろーにぎゃくそうしたぼくらのすたんどばいみー)

ハイからローに逆走した僕らのスタンドバイミー

(とりあえずいまはふかくかんがえなくていい)

取り敢えず今は深く考えなくていい

(あしたがくればいいのだ)

明日が来ればいいのだ