信号機 -1-

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師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
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問題文

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(よるだった。) 夜だった。 (さーくるのこうはいのいえでさけをのみ、しんやいちじをまわったころに) サークルの後輩の家で酒を飲み、深夜一時を回ったころに (「じゃあな」とじてんしゃにまたがってひとりいえじについた。) 「じゃあな」と自転車に跨って一人家路についた。 (とおりすぎるしがいちはひとかげもまばらで、くらくてかおもみえない。) 通り過ぎる市街地は人影もまばらで、暗くて顔も見えない。 (ひとびとはしかしみないちようにしろいふくろをてにしている。こんびにのふくろなのだろう。) 人々はしかし皆一様に白い袋を手にしている。コンビニの袋なのだろう。 (がくせいのおおいまちだ。はんかがいからははずれたばしょをこんなじかんにであるいているひとが) 学生の多い街だ。繁華街からは外れた場所をこんな時間に出歩いている人が (よるところといったらきまっている。) 寄るところといったら決まっている。 (じぶんもこのきろのとちゅう、どこのこんびにによるべきか、) 自分もこの帰路の途中、どこのコンビニに寄るべきか、 (あたまのなかにちずをひろげはじめる。しかしじぶんのあたまのなかだというのに) 頭の中に地図を広げ始める。しかし自分の頭の中だというのに (あついかみがにゅうねんにおりたたまれていてじょうずにひろげられずあくせんくとうしていた。) 厚い紙が入念に折り畳まれていて上手に広げられず悪戦苦闘していた。 (やはりよっているのだろう。) やはり酔っているのだろう。 (あかしんごうがみえてぶれーきをかけた。) 赤信号が見えてブレーキをかけた。 (こうさてんだ。) 交差点だ。 (くるまなどいちだいもみえないが、きいろのてんめつではない。) 車など一台も見えないが、黄色の点滅ではない。 (しんごうきはふつうのぱたーんのようだ。) 信号機は普通のパターンのようだ。 (かたがわいっしゃせんで、このじかんたいならぜんほういきいろのてんめつでいいだろうに。) 片側一車線で、この時間帯なら全方位黄色の点滅でいいだろうに。 (そんなことをぶつぶつとあたまのなかでつぶやきながら) そんなことをぶつぶつと頭の中でつぶやきながら (それでもじてんしゃをおりてしんごうがかわるのをまった。) それでも自転車を降りて信号が変わるのを待った。 (われながらじゅんぽういしきのひくいがくせいのこと。ふだんならあかしんごうだろうか、) 我ながら順法意識の低い学生のこと。普段なら赤信号だろうか、 (くるまがせまっていようが、いけるとはんだんしたらわたるのに、) 車が迫っていようが、いけると判断したら渡るのに、
など
(そのときはよいであたまのなかがしんぷるになっていた。) その時は酔いで頭の中がシンプルになっていた。 (あかはとまれ。あおはすすめ。・・・・・きいろはなんだったか。まあいい。) 赤は止まれ。青は進め。・・・・・黄色はなんだったか。まあいい。 (たったままうとうとしかけて、ほこうしゃようしんごうきからあかいまーくが) 立ったままうとうとしかけて、歩行者用信号機から赤いマークが (ふっ、ときえたのにきづき、あ、すすまなきゃ、とおもう。) ふっ、と消えたのに気づき、あ、進まなきゃ、と思う。 (そのとき、なんのまえぶれもなくじぶんのすぐよこをだれかがさきにとおりすぎた。) その時、なんの前触れもなく自分のすぐ横を誰かが先に通り過ぎた。 (あれ?ほかにひとがいたかな。) あれ?他に人がいたかな。 (そうおもってまえをみたが、がいとうにうすっすらとてらされたしろとくろのしまもようが) そう思って前を見たが、街頭に薄っすらと照らされた白と黒の縞模様が (どうろにのびているだけで、ひとのすがたはどこにもなかった。) 道路に伸びているだけで、人の姿はどこにもなかった。 (ではとおりすぎただれかはどこにいったのか。) では通り過ぎた誰かはどこに行ったのか。 (ぼんやりとかおをしょうめんにむけるとほこうしゃようのしんごうきがめにはいった。) ぼんやりと顔を正面に向けると歩行者用の信号機が目に入った。 (うごきのにぶいあたまのなかにこおりのいっぺんがさしこまれたように、) 動きの鈍い頭の中に氷の一片がさし込まれたように、 (かんかくがきゅうにくりあになった。) 感覚が急にクリアになった。 (ぞくり・・・・・) ゾクリ・・・・・ (くびすじにはしる、いやなかんかく。) 首筋に走る、嫌な感覚。 (そのとき、じぶんのあたまのなかにそうまとうのようにおもいだされたことがあった。) その時、自分の頭の中に走馬灯のように思い出されたことがあった。 (そうだ。あれは、ししょうからきいたはなしだった。) そうだ。あれは、師匠から聞いた話だった。 (そのひ、ぼくはかなこさんとしないのはんばーがーしょっぷでちゅうしょくをとっていた。) その日、僕は加奈子さんと市内のハンバーガーショップで昼食をとっていた。 (にかいのまどぎわのせきにじんどり、みちいくひとびとをみおろしながらこころにうつりゆく) 二階の窓際の席に陣取り、道行く人々を見下ろしながら心にうつりゆく (よしなしごとをそこはかとなくかたりあっていると、) よしなしごとをそこはかとなく語り合っていると、 (ふいにかなこさんがみぎてえんぽうをみつめ、「うん?」とくびをかしげた。) ふいに加奈子さんが右手遠方を見つめ、「うん?」と首を傾げた。 (「なんですか」) 「なんですか」 (ぼくもいちめんがらすばりのまどからそちらをのぞきこむが、) 僕も一面ガラス張りの窓からそちらを覗き込むが、 (とくにかわったことはないようにみえた。) 特に変わったことはないように見えた。 (「あそこ、しんごうのとこ、ひとりいるだろ」) 「あそこ、信号のとこ、一人いるだろ」 (そういわれてよくみると、とおくのおうだんほどうのところに、) そう言われてよく見ると、遠くの横断歩道のところに、 (ひとりだけだれかたっているのがみえた。) 一人だけ誰か立っているのが見えた。 (もういちどいう。よくみると、つまりめをこらしたらみえたのだ。) もう一度言う。よく見ると、つまり目を凝らしたら見えたのだ。 (ぼんやりとしせんをむけただけではみえなかった。そのだれかは。) ぼんやりと視線を向けただけでは見えなかった。その誰かは。 (「おばけがいるなあ」) 「お化けがいるなあ」 (かなこさんはこーらのかっぷからのびるすとろーをかみながら) 加奈子さんはコーラのカップから伸びるストローを噛みながら (ぼんやりとそうつぶやく。) ぼんやりとそうつぶやく。 (このきょりでよくきづくものだ。かんしんしながらまじまじとみていると、) この距離で良く気づくものだ。感心しながらまじまじと見ていると、 (そのおうだんほどうでたちどまっているだれかはまったくうごきだすようこがなかった。) その横断歩道で立ち止まっている誰かはまったく動き出す様子がなかった。 (しんごうがかわって、つうこうにんがいっせいにあるきだしてもそのじんぶつだけは) 信号が変わって、通行人が一斉に歩き出してもその人物だけは (そのばにたちどまったままだった。) その場に立ち止まったままだった。 (またべつのひとびとがおうだんほどうのまえにたまり、ふたたびしんごうがあおになっても) また別の人々が横断歩道の前に溜まり、再び信号が青になっても (そのこうけいがくりかえされる。なんどもだ。) その光景が繰り返される。何度もだ。
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