〜感動系物語〜 お前が居るから、俺は... 肆
小説なので、プレイしなくても文だけ見ていただければ幸いですッ!
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(~しょうねんしてん~)
〜少年視点〜
(きゃっぷのおくからあかいひとみをうごかす。)
キャップの奥から赤い瞳を動かす。
(そこにたっていたのは、ちゃぱつで、ひとみがもうきんるいのようにきいろいひとだった。)
そこに立っていたのは、茶髪で、瞳が猛禽類のように黄色い人だった。
(しんちょうてきに、おれとおなじくらい、それいじょうのひとだとおもう。)
身長的に、俺と同じくらい、それ以上の人だと思う。
(「まえきちんとみろ。」)
「前きちんと見ろ。」
(おれはいった。)
俺は言った。
(まえをみていないのはじぶんかもしれなかったが、)
前を見ていないのは自分かもしれなかったが、
(じぶんからあやまることができなかった)
自分から謝ることができなかった
(そうしたら、あいては「うん。ごめんね。」とすなおにあやまってくれた。)
そうしたら、相手は「うん。ごめんね。」と素直に謝ってくれた。
(ぶつかったほうはおれなのに。)
ぶつかった方は俺なのに。
(そうかんがえると、かおがあかくなり、ばつがわるそうにしたをむいた。)
そう考えると、顔が赤くなり、バツが悪そうに下を向いた。
(そうしたら、あいつがいった。)
そうしたら、あいつが言った。
(「てか、このじかんだったらこうこうせいはがっこういってるよ?ふとうこうなの?」)
「てか、この時間だったら高校生は学校行ってるよ?不登校なの?」
(「ふとうこう」。じじつだけど、そういわれたくなかった。)
「不登校」。事実だけど、そう言われたくなかった。
(「ちげーよ!そしたら、おまえだってこうこうせいだろ!」)
「ちげーよ!そしたら、お前だって高校生だろ!」
(おれはどなった。かおがあかいことはじぶんでもわかった。)
俺は怒鳴った。顔が赤いことは自分でもわかった。
(いつもなら、だれもはなしかけてくれないのに、このひとははなしてくれる。)
いつもなら、誰も話しかけてくれないのに、この人は話してくれる。
(まあ、かおがみえないからかもしれないけど...。)
まあ、顔が見えないからかもしれないけど...。
(「ぼく...?ぼくは...。まあふとうこうってとこかなー?」)
「僕...?僕は...。まあ不登校ってとこかなー?」
(はずかしそうに、でも、きっぱりとこたえてくれた。)
恥ずかしそうに、でも、きっぱりと答えてくれた。
など
(「へ...へー。そうなのかよ...。」)
「へ...へー。そうなのかよ...。」
(おれはかおがあかいのがおさまらず、さらにしたをむいてしまった。)
俺は顔が赤いのが収まらず、更に下を向いてしまった。
(いつもならとっくににげているはずなのに。)
いつもならとっくに逃げているはずなのに。
(おどおどしていたら、あいてがいった。)
おどおどしていたら、相手が言った。
(「じゃあ、ばいばい。いろいろあるかもしれないけど、がんばりな。」)
「じゃあ、バイバイ。色々あるかもしれないけど、頑張りな。」
(そういって、しょうてんがいのほうへあるいていった。)
そう言って、商店街の方へ歩いていった。
(「がんばれ」って...。)
「頑張れ」って...。
(なにをがんばればいいんだよ...。)
なにを頑張ればいいんだよ...。
(おれはわけがわからなかった。おれはおおごえでさけんだ。)
俺はわけがわからなかった。俺は大声で叫んだ。
(「おいっ!おまえ、「がんばれ」ってどういういみだよ!おしえろっ!」)
「おいっ!お前、『頑張れ』ってどういう意味だよ!教えろっ!」
(いきおいよくかおをはねあげたひょうしに、ふかくこうむっていたきゃっぷがじめんへおちた。)
勢いよく顔を跳ね上げた拍子に、深く被っていたキャップが地面へ落ちた。