〜感動系物語〜 お前が居るから、俺は... 陸
今回は、佐氷が「プレセント」を与える一歩寸前!
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ねこ | 3977 | D++ | 4.3 | 92.3% | 184.8 | 801 | 66 | 24 | 2026/09/01 |
| 2 | なさら | 3136 | E++ | 3.2 | 96.7% | 246.8 | 801 | 27 | 24 | 2026/09/03 |
| 3 | jailer9 | 3093 | E++ | 3.3 | 94.0% | 242.1 | 800 | 51 | 24 | 2026/08/25 |
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問題文
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(~しょうねんしてん~)
〜少年視点〜
(たんたんとなのったそいつのなまえが、おれのあたまのなかでくりかえされる。)
淡々と名乗ったそいつの名前が、俺の頭の中で繰り返される。
(あんのん、さい。)
安穏、佐氷。
(みょうじだけでやさしいやつだとわかるのに、)
苗字だけで優しい奴だと分かるのに、
(そのなまえは、つめたくこおったこころをそっととかすためにあるかのようにおもえた。)
その名前は、冷たく凍った心をそっと溶かすためにあるかのように思えた。
(ただそれだけで、あいつのそんざいがおれのこころにふかくきざみつけられた。)
ただそれだけで、あいつの存在が俺の心に深く刻みつけられた。
(でも、そのあとにせすじがこおることばをなげてきた。)
でも、その後に背筋が凍る言葉を投げてきた。
(「きみのなまえは?」)
「君の名前は?」
(いたいところをつかれた。)
痛い所を突かれた。
(なまえなんて、ない。)
名前なんて、ない。
(ほしい。ほんとうはほしい。)
欲しい。本当は欲しい。
(でも、ない。)
でも、ない。
(おれはうつむいてしまった。)
俺はうつむいてしまった。
(つめたいかぜが、いっしゅんとなりをぬける。)
冷たい風が、一瞬隣を抜ける。
(おれははなした。)
俺は話した。
(「なまえなんて...ない。」)
「名前なんて...ない。」
(「おやがつけてくんなかった。いえにかえっても...いばしょなんてねえし。」)
「親がつけてくんなかった。家に帰っても...居場所なんてねえし。」
(すなおに、しんじつをいった。)
素直に、真実を言った。
(さいにはなにをいってもかなわないとおもったから。)
佐氷には何を言ってもかなわないと思ったから。
(でも、こんなこといったらみはなされる。)
でも、こんなこと言ったら見放される。
など
(あのつめたいひびにぎゃくもどり。)
あの冷たい日々に逆戻り。
(おれはうつむいたまま、めをりょうてでかくした。)
俺はうつむいたまま、目を両手で隠した。
(すきまから、すこしだけさいのかおをみた。)
隙間から、少しだけ佐氷の顔を見た。
(さいはいっしゅんめをぱちくりさせていたが、すぐにえがおにもどった。)
佐氷は一瞬目をパチクリさせていたが、すぐに笑顔に戻った。